近所にあったら毎日でも通いたいし、うどんもおかわりしてまで食べたい。

個人的に、この感覚が讃岐うどんに対する最高の褒め言葉だと思っています。そんな言葉をそのまま贈りたいお店が、またひとつできてしまいました。

浦和サッカーの聖地、駒場スタジアム近くにオープンした「うどん うさぎ」さんは、都内の有名店「こげら」さんを師とするゴリゴリの正統派さぬきうどん店。そもそも「こげら」さんが超の付く讃岐の老舗「宮武うどん」さんの系譜であり、当然ながら「うさぎ」さんもその流れをくむお店となります。そんなの、期待しかないですよね…。

ということでお店に到着。駐車場は無いので近隣のコインパーキングを利用しましょう。驚いたことに、店内は靴を脱いであがる民家スタイル。やばい、讃岐うどんでこのスタイルは初めてかも知れません。このくつろぎ雰囲気は、マジでヤバいです。讃岐うどんって庶民の主食ですからね、雰囲気が正しすぎるのですよ…。

メニューはシンプルな讃岐うどん（かけ・あつ/ひや、ざる、生醤油など）で、お値段もリーズナブル。麵量も150g〜450gでサイズを選べるため、これはまさかの「おかわり上等スタイル」ですねと理解。きたきた、ついに来たよこのスタイル。小くらいで何杯も食べるの、楽しいんですよね。

ということでおかわりします宣言しつつ、1杯目はスタンダードの「かけうどん並 あつあつ」＋「ちくわ磯辺天」にて。

到着してびっくり、これは太いぞ！讃岐うどんでも最高クラスの太さ。ひとくちすするとゴリッゴリのストロングスタイル。やばい、さいたま市近辺にこのスタイルは覚えが無い。なによりお出汁（つゆ）が最高に熱々、厨房を見ると1杯ぶんずつしっかり鍋で沸かして提供しているのがわかります。湯気でうどんが見えなくなりそうな勢いです。加えてそのあっつい出汁がめちゃくちゃうまい。もうこの時点でこのお店が愛されるお店になる予感しかありません。

これは期待しか無いということで、2杯目もシンプルに「かけうどん小 ひやひや 」にて。ちなみに1杯目の出汁を飲まずに残しておいて、セルフ「ひやあつ」をする一石二鳥スタイルです。これ、おすすめね。

ストロングスタイルがさらに超ストロングスタイルになって、埼玉県ならおなじみの武蔵野うどんのコシに匹敵する歯ごたえです。店主の方に聞きましたが、あくまで「讃岐うどん」として提供しているということで、歯ごたえ最強クラスの讃岐うどんと理解しました。出汁はひやになっても香り高く、これ、本当に出汁うますぎじゃないですかね？2杯とも完飲して完食です。

いやいやいや、語彙が少なくて申し訳ないんですが、本当に「ヤバい」店ができちゃいました。毎日でも通いたいし、毎回おかわりしたい。満足度120点の讃岐うどん店、今年の話題店になること間違い無しでしょう。

ちなみに店名よろしく、店内にはうさぎの写真も満載。うどん愛だけでなく、うさぎ愛も感じられる、自宅みたいなお店はそれだけで一見の価値ありですよ。