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夫婦のお客に1つのラーメンしか提供しない店員さん〜“そこには感動の理由が…”!〜

中山少年エッセイ作家

ランチのピークの時間を過ぎた14時頃に、ラーメン店に行った時のこと。そのお店の店員さんの対応に驚きました。

夫婦に1つのラーメンしか提供しない店員

お腹が空いたであろう夫婦に、店員はラーメンを“1人分”しか提供しなかったのです。(奥さんの分だけ)これは不満が出るだろうと思ったら、夫婦はニコニコ。とっても嬉しそうにしておりました。そういえば、ご夫婦がお店に入って来た時に店員さんが何か話しかけていたな…

そんな事を思いながら自分のラーメンを完食したので、お会計をしにレジへ行って店員さんに伺ってみました。
「先ほど、ご夫婦に何を話しかけていたんですか?」

赤ちゃんを交代で見られるように

「『赤ちゃんを交代で見られるようにラーメンを“時間差”で出しますか?』って聞きましたよ!」とニコニコして答えてくれた店員さん。そう、ラーメンを食べていない旦那さんは小さな赤ちゃんを抱っこしていたのでした。

私のお会計が終わると、奥さんがラーメンを食べ終えてゆっくりしながら赤ちゃんを抱っこされていたので、それを見てタイミング良く旦那さんの元へラーメンが運ばれて、熱々のラーメンを美味しそうに嬉しそうに賞味されていました!

きっとご夫婦は、赤ちゃんもいるしゆっくり食事を楽しめるように、そして周りに気を遣わせないように14時ごろに食べに来られたんだろうと思います、ご夫婦が優しい店員に巡り会えて良かったな。

店員さんは今までに、赤ちゃんを連れたお客さんがラーメンだと熱いスープが飛んで危ないので炒飯を頼まれていたり、ご夫婦の客でも先に旦那さんが食べて、後から奥さんは冷めたラーメンを食べている光景を目にして「どうにかならないかと」今回の提案を考え付いたそうです。

まさにマニュアルにはない店員さんならではの臨機応変な対応。この対応がもっと広がればいいなと思い、この記事を書きました。あのラーメン屋店員さんが特許を取ってたらどうしよう…!(笑)

中山少年(なかやましょうねん)1995年生まれ。東京都出身。東貴博主催「笑塾」3期生。日常のほっこりした発見をコミックエッセイでSNSに投稿している。Instagramフォロワーは9万人以上。

10月30日 掲載

エッセイ作家

日常の漫画を描いてる中山少年です。インスタグラムのフォロワー10万人! 「心の洗浄機」「心へのほっこり電子レンジ」とも呼ばれる作品であなたに癒しをお届け致します(^^)

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