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【ぬいぐるみ病院】“優し過ぎる世界観”〜これは入院させたい!〜

中山少年エッセイ作家

世の中には様々な病院がありますが、“癒される優しい病院”と聞いてピンと来る方はいますでしょうか、健康法人もふもふ会という優しいネーミングの法人が運営されている某病院は“まさに癒しの病院”そのものなんです。その理由とは…

なぜならその病院の患者はぬいぐるみ。そう、古くなったり状態の悪化したぬいぐるみを診察して治してくれる“ぬいぐるみ専門の病院“なのです!

ぬいぐるみ病院の“優しい世界観”

病院?ぬいぐるみの修理屋さんでしょ?と思う方もいるかもしれませんが、あくまで「ぬいぐるみの病院」として運営されている“優しい世界観”が素敵なのでご紹介します。

まずはぬいぐるみを入院させる時、患者さんの情報を“問診票”に記入します。配達サービスを使って入院を希望する方は“箱バス“と呼ばれるもふもふ会オリジナルのバスのプリントを施された段ボールに入れて病院まで送ってあげます。

ぬいぐるみ病院の“入院中の優しい対応”

この病院が特に素敵だと思ったのはここから!ぬいぐるみを入院させてあげると、“大切なぬいぐるみが病院でぬいぐるみのお医者さんと一緒に頑張っている様子”、
そして…“他のぬいぐるみ患者さん達と仲良く交流している日常の院内生活の様子”をプロのカメラマンが写真に収めてお知らせしてくれるのです!!

ぬいぐるみには思い出が詰まっていますし、大切な家族の一員ですもんね!お家で寂しい思いをして“ぬいぐるみの心配しているご家族の方”と、知らないところへ来て不安であろう“ぬいぐるみの気持ち”を考慮した、まるでトイストーリーの世界にやって来たような素敵な対応!

ちなみに診察を終えて退院する患者さんは、先程ご紹介した箱バスでお家に帰って来るのですが、その時に“おくすりと診察券”を同封してくれます。

診察券は病院の名刺のようなイメージで、おくすり袋の中身は“飴ちゃん!”そして、おくすり袋には用法と容量が本物みたく記載してあり、(飴なので必要はないのに!)細かい所まで丁寧なこだわりを持つぬいぐるみ病院のコンセプトに改めて驚かされます!!

もしあなたのお部屋のぬいぐるみの状態が悪くなってしまったら、是非ともぬいぐるみ病院をご利用されてみてはいかがでしょうか?

ぬいぐるみ健康法人もふもふ会「ぬいぐるみ病院」

中山少年(なかやましょうねん)1995年生まれ。東京都出身。日常のほっこりした発見をコミックエッセイでSNSに投稿している。Instagramフォロワーは9万人以上。

2月7日 掲載

エッセイ作家

日常の漫画を描いてる中山少年です。インスタグラムのフォロワー10万人! 「心の洗浄機」「心へのほっこり電子レンジ」とも呼ばれる作品であなたに癒しをお届け致します(^^)

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