【会社】上司に呼び出された“素敵な理由”…！〜昨夜書いた『置き手紙』を見て〜
誰かに何かをしてもらった時、何かを頂いた時、あなたはどうしていますか？食品会社で働く僕の弟の体験した出来事なのですが、新社会人で仕事が始まったばかりの時期に、こんな一件がありました。
右も左もわからない研修期間中に…！
まだ仕事を覚え始めの研修期間中のある日、1日の工場勤務を終えて同期の仲間達と帰る支度をしていると…「あっ！」と何かに気が付いたような同期の声が。
何かと思ったら、一緒に仕事をしているパートのおばちゃん達が「新入社員の皆さんいつもお疲れ様です！」と書かれたメッセージカードと共に、懸命に仕事に励む新入社員を、まるで自分達の子供のように思ってくれたみたいな『優しさが伝わって来るありがたい栄養ドリンクの差し入れ』を用意してくれたのでした！
おばちゃん達からの“ありがたい差し入れ”
思ってもいなかった差し入れに研修生は大喜び！みんなで分け合って栄養ドリンクをありがたく頂き、明日に備えて早々に解散。…うーん。最高の仕事終わりにはなったけど、何かモヤモヤする弟くん。
パートのおばちゃん達にはいつも助けて頂いて本当にお世話になってるし、優等生みたいでちょっと億劫だけど“簡単でもいいから何か手紙でも残しておいた方が良いよなぁ”と思ったのです。
モヤモヤしたまま帰るのも嫌だし、メモ帳を1枚ちぎって「差し入れをありがとうございました！」と書いた後に自分の名前を書こうかと思ったけど、それはなんか卑しいしイヤだなぁと『新入社員一同より』と名前を書いた“置き手紙”を書き残して帰ったのでした！
『新入社員一同』と書いた置き手紙
そんな置き手紙を書き残した翌日、仕事場へ出勤すると珍しく上司の人から呼び出しが…！何かと思って会議室へ行くと、上司の方が昨日の置き手紙を持って「これを書いたのは君かな？」と聞いて来たのでした！
名前も書いてないのにどうして自分ってわかったのか？と不思議に思っていると…どうやら早朝におばちゃん達がメッセージを見つけて喜んでくれて、『きっと弟くんが書いたのだと思う、褒めてあげて欲しい』とその上司に言ってくれたのです…！！
頑張っていれば、きっと誰かが見てる…！
弟が帰省した時にその体験談を聞いて、勤務大変そうだけどしっかり頑張ってるんだなぁ、、そして、ちゃんと褒めてくれる人が近くにいて良かったなぁとホッと安心。
同時に名前を書いていないのに「きっとあの人がやってくれたのではないか」と思い浮かぶような弟の良い所を見習って、周りの人の信頼を少しずつでも得られるようになりたいなと勉強になったので記事にしてみました。
中山少年（なかやましょうねん）1995年生まれ。東京都出身。日常のほっこりした発見をコミックエッセイでSNSに投稿している。Instagramフォロワーは8万人以上。
4月24日 掲載
