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『10円のたこ焼き屋さん』その値段の理由とは…!

中山少年エッセイ作家

関西のソウルフードで、誰もが一度は食べた事があろう国民的に愛され続けている『たこ焼き』の値段は、一舟8個あたり約600〜800円ほどで販売されているもの。

そんなたこ焼きを「7個で10円」という驚きの値段で販売するたこ焼き屋さんの存在をご存知でしょうか、そのお店の“値段の理由”がとても素敵なんです…!

「たこ焼き7個で10円」その理由とは…

そのたこ焼き屋さんは滋賀県の草津市で『げんこつおじさん』という人のたこ焼き屋さんで、なんと“子供だけが購入出来る”ルールのお店なんです。(大人は買う事が出来ません)

気になるのが店主さんの名前。なぜ“げんこつおじさん”と呼ばれているのかというと、おっかないおじさんだから?と名前では思ってしまいそうですが、たこ焼きの値段にも関わるこんな秘密が隠れているんです…!

店主さんの名前の由来…「げんこつ」

その名前の理由は店前に置かれた代金を入れる箱「げんこつ箱」から来ていて…お金を握ったグーにした手を箱に入れる事から「げんこつ箱」なのですが、

げんこつ箱の底にはタオルが敷かれていて“お金を入れた時に音が鳴らないよう”仕組みが施されているのです。お金を持ってない子供でもグーの手を箱に入れてくれればたこ焼きを食べさせてあげるとの事で、

実は母子家庭で育ち、貧しい環境で苦労した経験を持つげんこつおじさん。“お腹を空かせて悲しい思いはさせたくない”“お金がない子供でもお腹いっぱい食べてもらいたい”との思いからたこ焼きの値段が10円なのでした!!

げんこつおじさんのもう一つの顔

そんな優しいげんこつおじさんにはもう一つの顔があって、それは地元の“道の駅の駅長さん”のお仕事もやっていて!たこ焼き屋は自身がお休みの木曜日午後3時〜6時までやっていたという、なんともハードなスケジュール!(現在のこども食堂のような感じに近いのかもしれません)

現在のげんこつおじさんは…!

長々と説明して来たものの、げんこつおじさんが駅長の仕事をしながらたこ焼きを焼いていたのは数年前のこと。現在は滋賀県大津市にて『MIZUNO CAMPER BASE 富川』というキャンプ場を運営されております!

いろいろな挑戦を続けるライフスタイルや考え方が、とても魅力的なげんこつおじさんのに大変感動して、心動かされたので今回記事にさせて頂きました。

中山少年(なかやましょうねん)1995年生まれ。東京都出身。日常のほっこりした発見を漫画にしてSNSに投稿しています。Instagramフォロワーは9.9万人!《いいねやフォローして頂けると、励みになります!》

12月15日 掲載

エッセイ作家

日常の漫画を描いてる中山少年です。インスタグラムのフォロワー10万人! 「心の洗浄機」「心へのほっこり電子レンジ」とも呼ばれる作品であなたに癒しをお届け致します(^^)

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