カフェに行った時のこと、店内でお客さん達が『小さな旗のような物』を持って店員さんに見せて呼び掛けている様子に気が付いたのですが、不思議に思っていたら自分の席にも旗のような物が置かれていて…よく見てみると『棒の先に必要な用件の書かれた吹き出しが貼ってある意思疎通アイテム』だったのでした。

そしてそんなアイテムがたくさん入っている容器には「本日のバリスタは耳が不自由な為こちらをお使いください」と書かれていて、耳の不自由なバリスタさんが働きやすいようにお店が考えてくれた『優しい工夫』である事に気が付いたのでした！

バリスタさんの事情を知って、どうやってコミュニケーションを取って良いか困ってしまうお客さんもいるかもしれませんし、そのアイテムのおかげでバリスタさんもスムーズに意思疎通を図ることが出来ていたので、みんなが不自由なく過ごせる店内の空間を作り出してくれた『お店の賢い優しさ』を感じられて温かい気持ちになれました。

そんな優しくて賢い工夫がもっといろんな場所で活かされたら良いのになぁと思えましたし、耳の不自由な店員さんが生き生きと仕事を楽しんで働いていたのは、もしかしたら『そんなアイテムを丁寧に作ってくれた店主さんの優しさ』が理由にあるのではないかなと思えました。

そして何より『自分が必要とされている事』を感じられるとやりがいにも繋がるし責任感や向上心も生まれるし良いよなぁとカフェ店内の雰囲気の良さを感じて思った事を記事にさせて頂きました。