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約2万円の安さで吸い込み・水拭きの両方に対応。スマートロボット掃除機 「B300」

NANAテクノロジーのいまを伝えるメディア「CoRRiENTE」筆者

家事や仕事で毎日忙しい日々を送っている人にとって、部屋の掃除は面倒な作業のひとつだ。平日夜遅くまで仕事をしている関係で、いつも貴重な休日を消費して部屋を掃除するという人もいるのではないだろうか。

そんな部屋の掃除を自動化して、掃除の時間を他の家事や趣味にあてるにはロボット掃除機を導入するのがとても便利だ。

ロボット掃除機は決まった時間になると自動で部屋を掃除して、掃除が終わったら自動で充電ステーションに戻る。平日、仕事をしている間に自動で掃除を完了してくれるため、わざわざ休日に掃除機をかける必要がほとんどなくなる。

今回はそんな便利なロボット掃除機の中でも、約2万円という安さで吸い込み掃除と水拭き掃除の両方に対応した高コスパのロボット掃除機 「+Style B300」 をご紹介する。

価格が安くて導入しやすい上に、ロボット掃除機に必要な機能がほとんど搭載されていることから、初めてのロボット掃除機にもピッタリ。日々の面倒なお掃除から解放されたい方は、ぜひ導入を検討してみていただきたい。

(商品提供:+Style)

本体デザインをチェック

清潔感のある白のボティが特徴的
清潔感のある白のボティが特徴的

上記が 「B300」 の本体。清潔感のある白のボディに、電源・ホームボタンとWi-Fiランプが搭載されている。

円形型のデザインが採用されていて、直径は32.2cm。厚さはわずか6.2cmと薄型設計で、ソファの下など掃除機では掃除しにくい狭いところにもどんどん入って掃除してくれる。

B300にリビングを掃除してもらったところ、普段掃除をサボりがちなスチールラックの下の細い隙間にも入ってしっかりとゴミを回収してきてくれた。

本体背面の様子
本体背面の様子

上記の画像は本体をひっくり返した様子。上部左右にあるサイドブラシを使ってゴミを中央にかき集め、中央のメインブラシで回収する仕組みだ。

ダストボックスは丸洗い可能
ダストボックスは丸洗い可能

回収されたゴミは、正面カバーを開けることでアクセスできるダストボックス内に入る。ダストボックスは取手をつかんで引っ張るだけで簡単に取り出し可能だ。ゴミがいっぱいになってしまうと吸引力が落ちてしまうので、毎日掃除させるなら数日に一回はゴミを捨てておくようにしたい。

また、ダストボックスは丸洗いに対応している。食べかすなどを回収してもいつも清潔な状態を保つことが可能だ。丸洗いした後はしっかりと水分を拭き取ってからB300の中に戻すようにしよう。

水拭きモップを取り付けて水拭き作業も可能
水拭きモップを取り付けて水拭き作業も可能

ちなみに、ダストボックスを水拭きタンクに変更して、本体下部に水拭きモップを装着すれば、吸い込みモードから水拭きモードに早変わり。床の上を綺麗に水拭きしてくれる。

吸い込み掃除だけだとなんだかホコリっぽさが残ってしまう、そんなときにもスッキリ部屋を綺麗にできるはずだ。

実際に部屋を掃除してみた

B300の実力を試すべく、実際に筆者の部屋を掃除してもらった。

掃除開始を指示すると、キィーンと気持ちの良いモーター音を鳴らしながらB300が始動。動作音は一般的なロボット掃除機と同じくらいで、特段うるさく感じることはなかった。これくらいの音なら、夜遅くに部屋を掃除をさせたとしても近所迷惑になることはほとんどないだろう。

B300の基本となるモードは、部屋全体を自動で掃除する 「オート」 。各種センサーを使って部屋の形状や障害物を認識し、効率よく部屋全体を掃除する。

本製品は簡易的なルームマッピング機能(ジャイロセンサー)にも対応していて、部屋の構造や障害物の位置などを把握し、隅々まできちんと掃除してくれる。専用アプリ 「+Style」 を使うと、B300が掃除した時間や面積、掃除済みエリアが確認可能だ。

椅子やテーブルの脚をスイスイ避けながら掃除するB300
椅子やテーブルの脚をスイスイ避けながら掃除するB300

障害物の認識精度はとても高く、椅子やテーブルの脚などの障害物をスイスイと避けながら掃除してくれる。これなら家具を傷つける心配はほとんどいらないだろう。

吸引力は弱・中・強の3段階が用意されていて、アプリの設定から自由に選択可能。筆者が色々と試してみたところ、通常の床は 「中」 で十分だと感じた。もし毛の長めのカーペットの上など吸引力を必要とする場所を掃除するなら 「強」 にすることでしっかりとゴミを回収してくれるはずだ。

オートのほかには、特定の場所を重点的に掃除する 「エッジ指定」 「スポット指定」 が利用可能。それぞれ 「エッジ指定」 は汚れが溜まりやすい部屋の隅を重点的に掃除するモードで、「スポット指定」 はB300を中心として半径50cmの範囲を集中的に掃除するモードだ。

オートモードでも部屋の隅までしっかり掃除
オートモードでも部屋の隅までしっかり掃除

B300が掃除する様子を観察してみたところ、オートでもかなり部屋が綺麗になっていたが、掃除がたりない部分があると感じたなら随時 「エッジ指定」 「スポット指定」 を組み合わせて使っていくと良いだろう。

もし部屋の中にB300が入ってほしくない場所があるなら、同梱されてくる磁気テープを敷いておけばその場所には入っていかなくなる。ぜひご自宅の環境にあわせてうまく使ってみていただきたい。

+Styleの他の製品と連携してより便利に

バッテリーが足りなくなると自動でステーションに戻って充電
バッテリーが足りなくなると自動でステーションに戻って充電

+Styleの製品は、アプリを使って機器同士を連携することでより便利に使えるようになっている。

今回、B300と一緒にスマートLED電球(人感)とスマートマルチリモコンも提供いただいたので、アプリから連携させて 「ユーザーが家から出たことを検知してテレビがオフになり、B300が掃除をスタートする」 といった連携を実現してみた。

玄関に設置したスマート電球が特定の時間に人の動きを感知して点灯することで 「ユーザーが家を出た」 と判断、それを起点にスマートマルチリモコンがテレビをオフにして、B300が掃除をスタートするように設定。家から出た後にペット用の見守りカメラを使って部屋を確認してみたところ、設定どおりにテレビがオフになり、B300が掃除をしているのが確認できた。

左:スマートマルチリモコン / 右:スマートLED電球(人感)
左:スマートマルチリモコン / 右:スマートLED電球(人感)

スマートLED電球(人感)はただ電気をつけるだけでなく、人の出入りを連携のトリガーにしやすいため、B300だけでなく様々なスマート家電とも相性が良い。

また、スマートマルチリモコンは家電に使われている赤外線のリモコンをひとまとめにでき、エアコンやテレビなどスマート化に対応していない製品も連携させられるというメリットがある。

どちらも便利なアイテムなので、+Style製品で自宅のスマートホーム化を進めるなら、ぜひB300と併せて購入してみてはどうだろうか。

ちなみに、B300はAmazon AlexaとGoogleアシスタントに対応している。筆者の自宅ではAlexaを多用しているため、連携させて使ってみた。

「アレクサ、お掃除開始」 のように声をかけることでお掃除が開始される (音声コマンドは自由に設定可能) 。最近のお掃除ロボットでは割と当たり前の機能ではあるが、本製品でもちゃんと利用できるので安心していただきたい。

まとめ

+StyleのB300は、エントリーモデルでありながら吸い込み掃除と水拭き掃除の一台二役を実現、価格も約2万円と高いコストパフォーマンスを誇る。

筆者は今回のサンプルをいただいてから数週間は仕事が忙しい状態が続いていて、届いた荷物が入ってきた段ボールをリビングに置きっぱなしにしてしまうことが多々あった。

しかし、アプリで掃除の履歴を確認してみたところ、B300はそれらを障害物としてきちんと認識し、家具と段ボールの間に閉じ込められないようにうまく動いていたようだ。充電ステーションに帰れず、途方に暮れているB300を見ることは一度もなかった。

もし初めてロボット掃除機を購入するという方にも、B300は性能面・価格面の両方からオススメできる製品と言えるだろう。

スマートロボット掃除機 「B300」 は19,800円(税込)で販売中。PayPayモールなどで購入可能だ。

製品の詳細や写真をもっと見たい方は、筆者の運営する 「CoRRiENTE」 のレビュー記事をご覧いただきたい。

テクノロジーのいまを伝えるメディア「CoRRiENTE」筆者

月間80万人のユーザーが読む IT・テクノロジーメディア 「CoRRiENTE」 を運営。東京在住ITテクニカルコーディネーター兼ブロガーとして活動中。出身は北東北。いま世の中にはどんな新しい製品・技術があるの?そんな疑問に答えます!新しいガジェットやモノで読者の生活をもっともっと豊かに。プライベートでは、三度の飯よりガジェット、ゲーム、旅行が好き。あと、おうどん。

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