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1TBと大容量なのに超コンパクト。ポータブルSSD 「VAVA VA-UM003」

NANAテクノロジーのいまを伝えるメディア「CoRRiENTE」筆者

写真や動画など、大容量のデータを自分のPCから取り出して持ち歩くにはポータブルストレージが便利だ。

ポータブルストレージの中でも、コンパクトでデータの高速転送に特化しているのがポータブルSSD。以前は価格が高く手が出しづらい製品が多かったが、近年は低価格化が進んでおり、比較的購入しやすくなってきた印象だ。

今回はそんなポータブルSSDの中でも、1TBと大容量ながら、超コンパクトサイズを実現した 「VA-UM003」 を紹介したいと思う。

USB-C接続でMacBookやiPad Proとケーブル1本で接続できる手軽さも魅力なので、MacBook・iPad Proユーザーもぜひ注目していただきたい。

(商品提供:サンバレージャパン)

デザイン・仕様

上記写真が今回紹介する 「VA-UM003」 。

筆者の指の大きさと比べていただければわかると思うが、本体サイズは102 × 30 × 8.5 mmとライターほどのサイズしかなく、とてもコンパクト。重量もわずか41gで、カバンや服の小さなポケットに入れて気軽に持ち運びできるのが特徴だ。

本体には1mからの落下にも耐え得る亜鉛合金製のケースが採用されていて、衝撃や振動などから大切なデータを守ってくれる。また、高性能ヒートシンクが本体を低温に保つようになっていて、熱対策もバッチリだ。

データの転送は、本体先端のUSB-Cポートにケーブルでデバイスを接続して行う。

このUSB-Cポートでは、Windows PCやMacなどのデバイスはもちろん、USB-Cポートを搭載したiPad ProやiPad Air、Androidデバイスとのデータ転送にも対応する。iPad Pro/AirやAndroidデバイスにデータを転送できるポータブルSSDを探していた方にはとてもオススメと言えるだろう。

データ転送用のケーブルを持っていないという方もご安心を。本製品にはUSB-C to USB-CケーブルとUSB-C to USB-Aケーブルの2種類が同梱されてくるため、別途ケーブルを購入しなくてもすぐに使い始めることができる。

本製品のストレージ容量は1TBで、一般的なNAND型フラッシュメモリが使用されている。

NAND型フラッシュメモリは “セル” と呼ばれる区画にビット単位で情報を保存しており、1つのセルに対してどれほどの情報を書き込めるかによって 「SLC(シングルレベルセル)」 「MLC(マルチレベルセル)」 「TLC(トリプルレベルセル)」 といったように形式が分かれている。

現在の主流はこのうちの 「TLC」 なのだが、同形式は耐久性に難があることから、本製品では耐久を重視するためにあえて 「MLC」 を採用している。頑丈なケースによる物理的な保護性能の高さに加えて、内部の耐久性にもこだわりを持って作られているということだ。

実際に使ってみた

実際にVA-UM003を筆者のMacBook Proに接続してみた。

まずはSSDとして重要な転送速度をチェックすべく、同梱されてきたUSB-C to USB-Cケーブルを使ってMacBook Proに接続し、「Black Magic Disk Speed Test」 アプリで読み書き速度を検証した。

結果はREAD(読込)が500MB/s、WRITE(書込)が454MB/s。公式で案内されている最大転送速度540MB/sと比較すると、READは約40MB/s、WRITEは約90MB/s程度遅いという結果にはなったものの、実測値としてはそこそこ出ているように感じた。

実際に約4GBのデータが入ったフォルダを転送してみたところ、約10秒で転送を完了することができた。これほど高速なら、出先で大容量のファイルを急いで転送しなければならないときにも対応できるはずだ。

また、VA-UM003はセキュリティがしっかりしているのも特徴だ。本製品にあらかじめ保存されている暗号化ソフトウェア(Mac/Windows対応)をインストールすることで、パスワードによってデータを保護できる。

パスワードがなければデータを読み書きすることができないため、たとえ中に会社の重要な機密情報などが保存された状態で本製品をどこかに落としてしまっても、第三者が中のデータにアクセスすることはできなくなっている。

もちろん、自分でパスワードを忘れてしまった場合にはデータを取り出せなくなってしまうため、パスワード管理ソフトなどで絶対に忘れないように工夫するようにしたい。

ただし、パスワード機能を利用できるのはMacやWindowsのみ。AndroidデバイスやiPad Pro/Airではパスワードを解除できないため、これらのデバイスでVA-UM003を使いたい場合、パスワード機能は無効にしておくようにしよう。

まとめ

VA-UM003の良いところは、超コンパクトサイズなのに1TBの大容量を実現していることに加えて、耐衝撃性や転送速度、機密保持のいずれの観点から見ても優秀な性能であること。

本体側のポートがUSB-Cポートであることから、MacBookやiPad Pro/AirなどのUSB-Cポート搭載デバイスとの相性もバツグン。これらのデバイスをメインに使っている人はぜひ使ってみてはどうだろうか。

「VA-UM003」 は通常販売価格14,999円(税込)で販売中。Yahoo!ショッピングなどで購入可能だ。

テクノロジーのいまを伝えるメディア「CoRRiENTE」筆者

月間80万人のユーザーが読む IT・テクノロジーメディア 「CoRRiENTE」 を運営。東京在住ITテクニカルコーディネーター兼ブロガーとして活動中。出身は北東北。いま世の中にはどんな新しい製品・技術があるの?そんな疑問に答えます!新しいガジェットやモノで読者の生活をもっともっと豊かに。プライベートでは、三度の飯よりガジェット、ゲーム、旅行が好き。あと、おうどん。

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