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キャンプ始めたい方に、ずっと楽しみにしてきたキャンプ!雨の時どうする??雨キャンプのコツは・・・

ななきchファミリーキャンパー/動画クリエイター

お手軽ファミリーキャンパーのななきです。

Youtubeでファミリーキャンプの動画を制作しております。

春を迎えて、いよいよ「キャンプやりたい」とご検討される方もいらっしゃるかと思います。

ファミリーキャンプ、何ヶ月も前から予約して、家族もすっっっごく楽しみにしていて、

いざ!キャンプ当日!  

「雨だった・・・orz」

私たちがこれまで経験したキャンプとしての印象ですが、

「雨に当たる確率が予想以上に多い」のが現実。

記念すべき初めてのファミリーキャンプも、まさに雨キャンプでした(泣)。

リフレッシュどころか、日常よりも大変になることも・・

しかし、雨キャンプに対する心構え、備え、対処法を事前に確認しておけば、あいにくの天候でも、楽しむことができるかもしれません。

そんな雨キャンプの魅力、コツ、注意点を、まとめてみました。

私たちが経験した、(自称)最高難易度の雨キャンプをYoutubeで公開中ですので、併せてご参考いただけますと嬉しいです。↓

雨キャンプの「魅力」

「何もしなくて良い」

落ち着く環境でゆっくり過ごそう。
落ち着く環境でゆっくり過ごそう。

雨が傘に当たる音。それと同じで、テントやタープに響く雨音は、少し不安な気持ちと心地良さを同時に感じる不思議な体験だと思います。

せっかくのキャンプ、いろいろやりたいことがあるかと思いますが、忙しい日常から、少し離れたキャンプ、割り切って何もせず、ただ降り続ける雨とその向こうに見える景色を楽しむ。

そんな時間があっても良いと思います。

「サイトにお客さんが少ない」

周辺が広々
周辺が広々

雨のキャンプ場は、お客さんが少ないことがあります。大人気のキャンプ場でもスッカスカのときがあり、広々と空間を独り占めできることが楽しいです。

幸運にも雨量が少ない時は、逆にラッキーとさえ思うことがあります。

雨キャンプの「嫌なところ」

「濡れる」

少しでも濡れたくない一心で、行動が遅くなるばかりか、特に設営時は家族を待たせることになったり、気持ちが焦ります。

何よりも気持ち。前日まで晴天、キャンプに限って雨!!「勘弁して!!」これには私たちも、空に向かって叫びたくなります。

「泥はね」

泥が跳ねて、地面に近いものはドロドロ
泥が跳ねて、地面に近いものはドロドロ

雨って地面に当たると、泥や、土や、砂を跳ね飛ばすんです。そうすると、地面に近い収納ボックスや、キャンプギアが見る見る泥まみれになるんです。結果、泥落としの作業が待っています。「晴れだったら、こんなことしなくていいのに・・」という思いが沸々と湧いてくる瞬間です。

「雨漏りが心配」

防水剤を塗布することで、雨漏り対策してみました。
防水剤を塗布することで、雨漏り対策してみました。

有名なメーカーであれば、防水や撥水処理がしっかりされていることが多いため、劣化していなければ、ある程度は安心かと思います。耐水圧3000mmのスペックがあっても雨量によっては、撥水・防水が防ぎきれないこともありますので、注意です。

雨キャンプのコツ(車でのファミリーキャンプの場合)

私たちの心構えとして:

・雨天時における、キャンプ場の指示や方針に従う
・様子を見ながら、無理しないで、撤退する勇気
・雨ガッパ・折りたたみ傘・長靴・45L以上のゴミ袋は常備で安心。
濡れると、体力が奪われる、何よりも濡れないための行動手順の確認。

①初動

設営時に雨が降ってたら、初動が大事かと思います。

車から出る前にカッパ
車から出る前にカッパ

当然、設営者はカッパを着る→

まずはタープ・シェルターの設営→

いかに手早く雨を凌げる空間を作れるか。です。

(風が強すぎて設営が困難な場合は、退避か、断念)

・ここで大事なのは、荷物を一度に出そうとしないことです。少しでも濡れない、濡らさないように設営できるか。
 ※ポールと、幕、ロープ、ペグ、ペグハンマーのみで、タープはできれば、ひと安心です。

カーサイドタープで雨を凌ぐ
カーサイドタープで雨を凌ぐ

私たちは、設営手順が単純な、カーサイドタープをまず設営して速やかに仮場所を確保します。雨天では屋根があるだけで家族も安心できます。

②テントの設営

雨天時は、シェルター利用できるテントも有効かと思います。
雨天時は、シェルター利用できるテントも有効かと思います。

インナーテントから立ち上げるタイプのテントは、まず室内が濡れることが必至かと思います。大きめのタープ下で、テントをある程度立ち上げてから、外に出して固定。という方法もあります。

テントの構造としては、フライシートに直接フレームを通して立ち上げて、シェルター利用ができるタイプのテントが、悪天候時でも扱いやすいと思いました。

テント下にグランドシートを敷く場合には、インナーテントよりはみ出さないようにするのがポイントです。はみ出すと、そこから雨が下に浸入して、室内のフロアがびしょびしょになる可能性がありますので注意しています。

③こんな状態で焚き火はできる?

無事に設営ができて、ひと段落、だけど、身体を乾かしたい、気温が低く、焚き火で体を冷やさないようにしたいと思うのは、私たちも切に願うことです。

しかし、雨の日の焚き火は薪が濡れたり、思うように火がつかないどころか、白い煙ばかりが出て、焚火温度が上がらないなんてことがあります。無理しないことが大事かと思います。

難燃性タープの下での焚き火
難燃性タープの下での焚き火

しかし、

過去の記事でご紹介した、「難燃性タープ」を持っていれば、タープの下で焚き火をすることもできます。その際にはくれぐれも火事にならないよう気をつける必要があります。

〈関連情報〉

キャンプシーズン到来!遮光、遮熱、雨の焚火も、難燃性タープが全部解決!?1万円未満の実力とは

焚き火ができないことを想定して、寒さ対策は重ね着や着替えの用意、雨を凌ぎながら食事が用意できる手段など、逃げ道を大事にしています。

④過ごし方

雨キャンプは、タープ下や、シェルター内で過ごす時間が多くなります。必要以上に動かず、温かいお飲み物を片手に雨の景色や、雨音を楽しむのもいかがでしょうか。

子どもたちにとっては、退屈かと思いますので、子ども達とゆっくり過ごせる遊び道具や、簡単なテーブルゲームなど、用意するのも有りです。お子様の行動にはよく注意してください。事故やトラブル防止のため、単独行動させないことが大事かと思います。

⑤撤収

速やかにキャンプ場から退避しなければならない場合もありますので、何を優先すべきかは状況によります。今回は、翌日も雨が降っている中で、チェックアウトまでに撤収する状況を想定します。

テント内の寝具、マット類を先に車に突っ込みます。

使わないもの、嵩張るものも車内に片付けてしまいます。

座席のスペースを仮置き場にして、どんどん突っ込んでいき、

最後にテント→タープの順に片付け。

濡れたテントはゴミ袋に突っ込んで
濡れたテントはゴミ袋に突っ込んで

最後の最後にハッチが閉まればヨシッ!

乾燥できない場合のテントやタープは、あらかじめ用意しているゴミ袋(45L以上)に突っ込みます。濡れたまま、専用の収納袋に突っ込むと、自宅で収納袋まで乾かす手間が出てきてしまいます。
ごみ袋なら、引き続きご家庭内で活用できます。

⑥撤退する勇気を

ここは特に大事なところだと思います。いつでも撤退することをためらってはいけません。

(幸いそこまでの事態に遭遇したことはないのですが・・・)

そのため、急な雨にも対応できるよう、必要以上の装備を持っていかない、ハードボックスを使用しながら、すぐに片付けられる程度にサイトを展開するようにしたところ、雨に限らず、気持ちに余裕が出てきました。

川沿いのキャンプ場は特に増水の可能性もあり、場所によっては、警告の見回りを行なってくれるところもあります。

川沿いのサイトでは、増水に十分注意します。
川沿いのサイトでは、増水に十分注意します。

こうした、事態の場合には、必ず警告に従うことが大事です。ときには、キャンプギアを捨てでも、安全な場所へ避難をためらってはいけないと思います。せっかくの楽しいレジャーの一つですので、事故や怪我だけは避けたいところです。

まとめ

雨のキャンプ、いつも以上に気を使いますよね(泣)。。

しかし、キャンプではいつ悪天候に見舞われるか予想が難しい場合があるように思います。

これまでのキャンプで、その場でのとっさの判断と柔軟な対応を求められる瞬間を何度か経験しました。自宅での情報収集とイメージトレーニング、経験者の方々のアドバイスを参考に、身構えておくことで、より安全確保の上で雨キャンプを楽しめるのではないかと思います。

これから梅雨時期に向い、私たちも含めて、想定外の雨キャンプに遭遇する場面が増えてくるかと思います。

少しでもお役に立てましたら、幸いです。

Youtube ななきchのファミリーキャンプ
もしよろしければ、遊びに来てください(^_^)♪

ファミリーキャンパー/動画クリエイター

”お手軽わが家のファミリーキャンプ”を発信します。2児の4人家族。コスパを重視しつつも、しっかり長く使える自分達に合ったキャンプギア選び。ファミリーキャンプを”もっと手軽に!コンパクトで効率!ゆっくり楽しもう!”を追求しています。YouTubeではファミリーキャンプの様子やギア紹介を配信しています。こちらでは動画とリンクさせつつ、ギアの紹介、”わが家”独自の工夫やアイデアをお伝えしていきます。

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