Yahoo!ニュース

[大津市]超貴重。琵琶湖産の天然鰻を使用した絶品料理を食べてきました

なんちゃん滋賀のローカルメディア「ロモア」編集長(大津市)

ども!ロモア"なんちゃん"です!

皆さんは、琵琶湖産の天然うなぎを食べたことがありますでしょうか?

実は年々漁獲量が減っていることもあって、東京では10万円を超える代物が現れるほど、超希少に。それだけ高価なこともあって、料亭などで扱われることが多く、8割ほどが県外に出て行っています。

そんな貴重な"琵琶湖産の天然うなぎ"を食べられるお店が、大津市石山寺にあるんです!

それがこちらの「湖舟(こしゅう)」さん。

「湖舟」さんは、昭和36年に創業した老舗料理屋。

同じく石山寺の参道で営業する老舗店「至誠庵(しせいあん)」の跡を継いだ若き兄弟が、亡き父が20年前に提供していた”うなぎ料理”を、2021年に姉妹店である「湖舟」で復活させることになりました。→リニューアル時に取材した時の記事はこちらから

(左)母 裕子さん (右)次男 水晴さん
(左)母 裕子さん (右)次男 水晴さん

以前取材した時は、「炭火近江うな牛重」をいただいたのですが、今回は琵琶湖産の天然鰻をご紹介していきます。

炭火近江うな牛重(3,800円)
炭火近江うな牛重(3,800円)

お店があるのは、大津市石山寺。石山寺の麓にあり、観光ついでに訪れる方も多い。駐車場は、石山寺観光駐車場(有料)と石山寺参道駐車場(無料)の2つ。石山寺参道駐車場は、そこまで台数が多くないので、平日でも埋まりがちです。

琵琶湖産の天然鰻は、養殖と比べて何が違うのか。厨房にある生簀を見せてもらうと、一目瞭然でした。

写真ではわかりにくいが、とにかくデカい。大きいものは養殖の倍以上あり、全く違うと言ってもいいほど。(気持ち悪く感じてしまった方はすいません)

そんな鰻を焼き上げるのは、備長炭。何でもサイズが大きい分、中まで火が通らなかったり、骨が固く残ってしまうことがあるそう。備長炭は温度が上がりやすく安定しており、20分ほどかけてじっくりと焼き上げることで、外はカリッと。中はふっくらと仕上がります。

今回は

◎白焼き(3800円)
◎鰻落とし(1600円)
◎天然鰻のうな重上(8000円)

の3点をいただきました。

まずは、白焼き。

パリッパリの皮に、ふっくらと仕上がった身。薬味を色々と付けていただいていますが、個人的にはそのまま食べるのが一番良かった。素材そのものを思いっきり感じられます。こりゃ、美味しいわ。

お次は、鰻落とし(1600円)。「鱧の落とし」はよく聞きますが、「鰻落とし」はお初。

これが想像以上の美味しさで、噛む度に出てくる旨みとプリッとした食感が素晴らしかったです。日本酒とか合わせたら、間違い無く最高なやつですね。

ラストに登場したのは、『天然鰻のうな重上(8000円)』。うな重で8000円と聞くと、高く感じてしまいますが、食べてみると「なるほど」と納得。

そもそも天然と養殖で違うのは、餌。天然鰻は琵琶湖に生息する”スジえび”や”淡水魚”を餌にするため、先ほどの写真のようにとにかく大きく育つんです。また色味も全く違います。

さらに琵琶湖に奥深く潜っているため、日に焼けません。その為、皮が非常に柔らかいのも特徴の一つです。

天然ものの焼き方にもこだわっておられ、パリッと食感なんだけれども、非常に柔らかい。香ばしさも絶妙で香りから楽しめます。養殖ものを食べたことがある方ならこの違いがわかるはず。

中でも、圧倒的な違いは脂。余計な脂っぽさがなく、くどくないんですよ。

またタレは、20年前に父親が提供していたものにアレンジを加えて作られており、甘さが少なく、さっぱりとしています。これがまた素材の味を活かしていますね。

それ以外も、瀬田しじみを使った汁物や鰻の肝など、地元産素材を使った逸品でした。

琵琶湖産の天然鰻を使った逸品料理を思いっきり堪能。

県内の方はもちろんのこと、県外から滋賀観光に来た方にもオススメ

⁡滋賀の味を味わってみてくださいっ!

店舗情報

[店名]湖舟
[住所]滋賀県大津市石山寺3-2-37
[営業時間]11:00〜15:00 17:00〜22:00
[定休日]不定休
[駐車場]あり(石山寺観光駐車場:有料)(石山寺参道駐車場:無料)

滋賀のローカルメディア「ロモア」編集長(大津市)

滋賀の日常をお届けするローカルメディアロモアの編集長。地元民だからこそ分かるグルメ・観光・イベント情報などをお届けします!

なんちゃんの最近の記事