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【福岡県朝倉】江戸時代から今も現役で活躍する日本最古の三連水車

NAOMI MURAKAMI

グラフィックデザイナー/クリエイター

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福岡県朝倉市、田植えの季節の到来と共に、三連水車が回り始めます。

田んぼの傍に悠然と佇み、豪快な水しぶきをあげて回る巨大な水車。

電気もエンジンもなかった江戸時代。

水の力だけで田畑に水を運ぶ装置を生み出した、先人たちの英知の結晶です。

水車の仕組み

この水車は「揚水水車」といい、流れる水の力を利用して水を自動的にくみ上げ、水路より高い位置にある田へ水を送ります。

◆堰で水の落差を作る

水車を回すためには、水の落差が必要です。

そのため、水車の前に「堰」を設けます。

一度堰でせき止められた水が流速を上げて、勢いよく水車の羽根板に当たります。

水車の前に堰が設けられている
水車の前に堰が設けられている

◆水車の柄杓で水を汲み上げる

水の流れに押されて水車が回り、両サイドに取り付けられている柄杓で水を汲み上げます。

豪快に水を汲み上げる様子
豪快に水を汲み上げる様子

◆樋の中に水を流し込む

水を組み上げた柄杓からどんどん樋に水を流し込んでいきます。

実際に見ると結構な水の量にびっくり!

それもそのはず、なんと毎分約6トンの水を汲み上げているそうです。

樋に水を流し込む様子
樋に水を流し込む様子

こうして、流れる水の力で水車を回し田畑を潤し続けています。

5年毎に作り替える

水車は地元の職人によって5年ごとに作り替えられ、その技術を継承しているそうです。

江戸時代からの技術が、今この令和時代にも途絶えずに生き続けている。

本当に素晴らしい事だと思います。

最後に

水車が回る姿は、水稲の作付け期間(6月中旬~10月初旬)に見ることができます。

朝倉の揚水車群は、菱野の「三連水車」の他にも、三島の「二連水車」、久重の「二連水車」の7基の水車があります。

ぜひ生で、その音、水しぶきを感じてください。

ただし、水稲作付け期間の一時期だけ水を落とす中干し期間(7月下旬~8月初旬)というのがあって、この約1週間は小休止する。

出典:福岡県観光情報公式サイトクロスロード福岡より

三連水車
三連水車

朝倉の揚水車群

住所:〒838-1305 朝倉市菱野

TEL:0946-52-0531 山田堰土地改良区

駐車場:あり

アクセス:西鉄バス「菱野」下車、徒歩約5分

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