約500年の歴史 希少な与那国島の伝統織物 ドゥタティ
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その昔、与那国島の島民の日常着として親しまれていた【ドゥタティ】
4枚の布を併せて作ることから、与那国の方言でドゥーチ(四つ)タティ(仕立て)で、ドゥタティと呼ばれます。
通常着物はみごろの他に、おくみがありますががドゥタティにはおくみがありません。
苧麻や木綿を使用し、柄はゴバン(碁盤)柄。
一見ギンガムチェックにも見えますが、島の伝統柄です。
黒・白・紺の3色を使う点が特徴です。
袖は短く、丈も膝下2寸くらい。
蒸し暑い与那国島でも涼しいように工夫されています。
ドゥタティは現在でも、豊年祭やハーリーなど伝統芸能の衣装として島民に欠かせない存在です。
島の女性たちによって現在まで途絶えることなく織り継がれてきた歴史と技法。
現在では織り手はわずか20人程だと言います。
与那国島で約500年の歴史があるといわれる唯一無二のこの伝統織物が、
この先もずっと、大切に受け継がれていきますように。
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MY ONE SAFE HEAVEN_by String Theory_Artlist