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【広島市】驚きと美味しさ♪ジャム専門店『駱駝カフェ』の新しいジャム体験

なおゆきWebライター(広島市)

こんにちはWebライターのなおゆきです。今回は広島市西区横川町のジャム専門店『駱駝カフェ』に足を運んできたので、その様子をみなさんにお届けします。

駱駝カフェ

JR横川駅から徒歩わずか3分の場所にあるのが、全国から厳選されたジャムを楽しめるジャム専門店の駱駝カフェ

店内に足を踏み入れると、目を引くのはカラフルな輪灯とたくさんのラクダグッズ。明るくてポップな雰囲気を感じます。

そして、特に目を引くのは、中央のテーブル脇に佇む大きなラクダの姿。これがまたお店に親しみや温かさをもたらしています。

個人的に面白かったのはお店の名前にまつわるエピソード。「なぜお店の名前が駱駝カフェなんですか?」とオーナーの松浦さんに尋ねると「私の顔がよくラクダに似ていると言われるのでこの名前になりました」というユニークな答えに、思わず笑いがこぼれました。確かにそう言われると松浦さんは少しラクダに似ているかも。

駱駝カフェは早くも9年目を迎え、全国の厳選された珍しいジャムを常時30種類ほど取り揃えています。季節ごとにジャムの種類も変えているそう。

お店の入口から入って右側にはたくさんのジャムが販売されている。ジャムのみを求めて足を運ぶお客さんも多いのだとか。
お店の入口から入って右側にはたくさんのジャムが販売されている。ジャムのみを求めて足を運ぶお客さんも多いのだとか。

たくさんのジャムの中からメロンのジャムが気になりました。
たくさんのジャムの中からメロンのジャムが気になりました。

店内には全国のジャムのマップが貼られ、このマップを見れば一目瞭然、ジャムのバラエティの豊かさが伝わります。

すごい!全国にこんなたくさんのジャムがあるのかと驚かされました。
すごい!全国にこんなたくさんのジャムがあるのかと驚かされました。

今回の取材目的は、えりすぐりのジャムを使った料理を楽しめると聞いて駱駝カフェに訪れました。早速メニューを開くと、たくさんのジャムを使用した魅力的な料理が目白押し。松浦さんにおススメされた「ジャムの玉手箱」を注文。このジャムの玉手箱には、ソースやドレッシング、デザートにまで季節のジャムを使用した逸品が詰まっているとか。期待が高まります。

松浦さんと談笑しながら、お店の雰囲気を楽しんでいると、お目当てのジャムの玉手箱が完成。

綺麗に盛り付けられた料理の姿には驚きました。 ジャムの玉手箱2000円(税込)
綺麗に盛り付けられた料理の姿には驚きました。 ジャムの玉手箱2000円(税込)

見た目は一品一品が丁寧に綺麗に仕上げられ、とても美味しそう。私は思わず写真を何枚も撮影してしまいました。そんな姿を見ていた松浦さんが笑顔で「下の段もあるので見てくださいね」と教えてくれました。2段目も見てみるとこれまたすごい!なんだか食べるのがもったいなく感じてしまうほどでした。

全ての料理にジャムが使われている。2段目も綺麗に盛り付けられている。
全ての料理にジャムが使われている。2段目も綺麗に盛り付けられている。

実際に食べてみると、どの食材もジャムとの相性がバッチリで、驚きの連続。食事を楽しむには予約が必要ですが、これは松浦さんが「お客さんの好みをしっかりと聞いて、ベストのものを提供したい」という思いから生まれています。

鈴カステラにつゆあかねジャムを使った一品。つゆあかねジャムが加わることで、甘さに独自の深みが加わり、ほんのりとした酸味がアクセントになって美味しかったです。
鈴カステラにつゆあかねジャムを使った一品。つゆあかねジャムが加わることで、甘さに独自の深みが加わり、ほんのりとした酸味がアクセントになって美味しかったです。

大根ジャムを生ハムで包んだ一品。生ハムの塩味と大根ジャムの甘みが爽やかで相性が良かったです
大根ジャムを生ハムで包んだ一品。生ハムの塩味と大根ジャムの甘みが爽やかで相性が良かったです

こけももジャムのついたカマンベールチーズ。チーズのクリーミーでまろやかな風味と、こけももジャムの甘みと酸味が絶妙にマッチしていました。
こけももジャムのついたカマンベールチーズ。チーズのクリーミーでまろやかな風味と、こけももジャムの甘みと酸味が絶妙にマッチしていました。

デザートには金木犀の花びらジャムを使ったミルクプリンも付いてくるのが嬉しい。金木犀の花びらの香りが広がり、ジャムの甘さは程よい感じ。ミルクプリンの濃厚な味わいと絶妙なバランスを感じる贅沢な味。
デザートには金木犀の花びらジャムを使ったミルクプリンも付いてくるのが嬉しい。金木犀の花びらの香りが広がり、ジャムの甘さは程よい感じ。ミルクプリンの濃厚な味わいと絶妙なバランスを感じる贅沢な味。

こちらが今回いただいたジャムの玉手箱に使われたジャム一式。改めて並べて見てみると、様々なジャムが使われていることに驚きました。

普段いちごジャム、ブルーベリージャムなどスタンダードなジャムしか知らない私にとって、駱駝カフェのジャムは珍しく新しい発見の連続でした。
普段いちごジャム、ブルーベリージャムなどスタンダードなジャムしか知らない私にとって、駱駝カフェのジャムは珍しく新しい発見の連続でした。

食事の終わりには、紅茶の時間がやってきました。ラベンダー花びらジャム、桃の花びらジャム、べに花ジャムが添えられ、紅茶との相性を楽しむ方法も教えてもらえます。

飲み方としてはシンプルに紅茶の中に入れて溶かして飲むか、さきに花びらジャムを口に含んで飲むとのこと。
飲み方としてはシンプルに紅茶の中に入れて溶かして飲むか、さきに花びらジャムを口に含んで飲むとのこと。

この花びらのジャムは3点とも花びらを1つ1つ手摘みし、丹精込めて丁寧につくられたジャム。紅茶にジャムを加えることでほのかな甘い香りが広がり、今まで飲んだことのないような紅茶でした。

食事のあとにこうやって紅茶を飲みながらゆっくりと時間を過ごすことができるのも駱駝カフェの魅力です。

美味しい料理にデザート、そして紅茶。なんだかとても贅沢な時間を過ごさせて頂いていると思いました。
美味しい料理にデザート、そして紅茶。なんだかとても贅沢な時間を過ごさせて頂いていると思いました。

駱駝カフェをオープンしたきっかけ

食事を終えてから、駱駝カフェのオーナーの松浦さんにお店をオープンしたきっかけなど、様々なエピソードを伺うことができました。

松浦さんが駱駝カフェをオープンするきっかけとなったのは、かつて他店の飲食店で働いていた際、激務から体調を崩してしまった経験があったことでした。この厳しい状況から脱し、自身の健康をしっかりと管理できる仕事を模索していたところ、知人から「自分でお店をやってみなよ」とのアドバイスを受け、「そうだ、そうすればいいんだ」と感じたそうです。

松浦さんは笑顔で当時を振り返りながら話してくれましたが、自分の店を開くことは一大決心であり、それには相応の覚悟が必要だったことが感じられました。

オーナーがジャムに特化した理由

駱駝カフェではジャムの食べ残し0や、食品ロス削減に向けた取組も積極的におこなっているそう。
駱駝カフェではジャムの食べ残し0や、食品ロス削減に向けた取組も積極的におこなっているそう。

ジャムに特化したお店を選んだ理由について、松浦さんは付き人の仕事をしていた時代に朝食の準備をする中で、地元のパン屋さんやジャム屋さんに親しんでいたことが大きな要因でした。

特に、パン屋さんやジャム屋さんの悩みとして、お客様が美味しいジャムを半分程度しか使用せず残してしまうという問題に直面。これがきっかけで、松浦さんはジャムに焦点を当て、パンへの付け合わせだけでなく、調味料としても提案できるお店を立ち上げることを心に決めたのです。

駱駝カフェのオーナさんからのメッセージ

取材の締めくくりに松浦さんから、これから駱駝カフェにお越しになるお客さんへ向けた温かいメッセージをいただきました。「ジャムは奥深いものです。ジャムの魅力や多様性をぜひ感じてほしいです。ぜひお気軽にお越しください」との言葉が贈られました。

★今回の取材中に撮った動画をまとめて一つの映像作品にしました。駱駝カフェのお店の雰囲気や魅力が少しでも伝わればいいなと思っています。

まとめ

駱駝カフェは店内もお洒落でオーナの松浦さんのあたたかいお人柄も魅力的でした。また、ジャムを調味料として提供する斬新なアプローチに驚きと美味しさを感じ、新たな魅力がいくつも詰まっていました。今回の記事を読んで駱駝カフェが気になった人はぜひ足を運んでみてくださいね。

駱駝カフェ
住所:広島県広島市西区横川町3丁目4-13
営業時間:毎月変更有※駱駝カフェのインスタグラムで確認できます。
定休日:不定休 
ご予約:082-293-8186又は駱駝カフェのインスタグラムのDMにて受け付けています。

Webライター(広島市)

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