釣りで1.2を争うほど重要なアイテムともいえるリール。

一昔前まではダイワ・シマノといった大手リール以外は品質面で不安があることから選択肢に入らなかったのですが、近年は海外製リールのクオリティも上がってきています。

そこで今回は、安価でありながら性能が高いと評判の海外製ベイトリールについて紹介します。

今回紹介するリールはこちら

今回紹介するのは「ダークウルフKF50S」というベイトリールです。

ジャンルとしてはベイトフィネスリールで、軽量ルアーのキャストに特化しています。

こちらは中国のリールで、TSURINOYAというメーカーから製造されています。

少し前にAliexpressで購入したのですが、当時は8,565円で購入できました。

今は値上がりして1万円程度で売っていたのですが、それでもベイトリールは一般的にスピニングリールよりも高いので、1万円というのはベイトリールとしては破格です。

では値段が安いこと以外に、こちらのリールはどのような点が凄いのか紹介していきます。

※今回の記事では詳しいスペック等については割愛します。気になる方は下の記事にまとめているのでこちらをご覧ください。

値段の割に軽すぎる重量

一つ目の凄さは、値段の割に軽すぎる重量です。

こちらのダークウルフウルトラはリールの重量が135gと、値段の割に圧倒的に軽いです。

数値だけ聞いてピンと来ない方もいると思うのですが、同じベイトリールのアブガルシアのBLACKMAXが200g程度、スピニングリールの3000番が大体200-250gであることを考えると、いかに軽いかがよくわかります。

軽さの秘訣はずばりカーボン素材を使用しているところです。

カーボン素材は軽くて丈夫なので値段が高めのリールに使われていることが多いのですが、ダークウルフウルトラはカーボンボディにカーボンハンドルと、カーボン素材を贅沢に使用することで驚くほどの軽さを実現しています。

値段の割に多すぎるベアリング数

続いて値段の割に多すぎるベアリング数です。

ベアリングはリールの回転する部位に使われるパーツで、ベアリングが多く使われているリールほど巻き心地が軽かったり、飛距離が出しやすいことが多いです。

もちろんベアリングの数だけでリールの良しあしが決まるわけではないのですが、高いリールになるほどベアリングの数が多い傾向にあります。

こちらのダークウルフウルトラには10個のボールベアリングが使用されているのですが、同じ廉価なリールといわれているアブガルシアのBLACKMAXが4個しか使われていないのと比べると、この数の多さがわかるかと思います。

ドラグ音が標準装備されている

3つ目の魅力が、ドラグ音が標準装備されている点です。

安価なベイトリールにはドラグ音がないのが当たり前なのですが、ダークウルフウルトラにはドラグ音が標準装備されています。

またドラグの調整時やメカニカルブレーキの操作時にも「カチッ」とクリック音が鳴るので、自分で操作している感があって堪りません。

実際に使ってみた

安価でハイスペックなダークウルフウルトラですが、果たして快適に釣りができるのでしょうか？

まずはストレートワームにネイルシンカーをセットしたネコリグ(合計重量4.9g)なのですが

こちらは気持ちよく飛んで行ってくれました。

続いてシンキングペンシル3.5gです。

こちらもキャストしたところ、最後まで失速することなく伸びてくれてストレスなくキャストできました。

ただし0.8号のPEラインだと、これがストレスなくキャストできるギリギリの重さといった感じでした。

実はこちらのリールについて半年ほど使い込んでいるのですが、キャストしたところ非常に使いやすく、稀に糸噛みがあるものの気にならない程度だったので、とても1万円のベイトリールとは思えないほどでした。

実際のキャスト映像については下の動画からご覧いただけます。

今回はコスパ抜群の海外製ベイトリール、ダークウルフウルトラについて紹介しました。

昔に比べて明らかに海外製リールのクオリティも上がってきており、使えるものも増えてきているので、気になる方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか？