おもちゃを出しても片付けない!をなくす、保育現場で実践した子どもが楽しめる片付け術【幼児向け】
大量に出されたおもちゃが散乱する部屋。出すのは上手、遊ぶのも上手なのに、お片付けになるとなぜか下手になってしまうお子さん。
「はぁ。もう、ちゃんとお片付けできないんだったら、おもちゃで遊べなくなっちゃうからね」「いやーーー」なんて会話をしたことはありませんか?
今回はそんな方に向けて、保育の現場でも実践していた子どもが楽しめるお片付け術を3つ紹介いたします。
実況中継してみる!
少し口が疲れてしまうかもしれませんが、やり方は簡単です!
入りは「今回もお片付けの時間がやってきました!」なんていうことを、少し明るめのトーンで伝えてみます。
そのあと、気持ちが乗るまでは片付けの全ての動作に対し実況中継していきます。たとえば「○○くんは赤のブロックを持ちました!さあ、無事におもちゃのお家に連れくことができるのでしょうか?」などです。
この時、年齢が小さければ小さいほど「おもちゃの箱→おもちゃのお家」のように見立ててあげたり、「早くお家に帰えりたいよー」とおもちゃにアテレコをしてあげると効果がありました!
子どもは想像力豊かなので、ぜひ一緒に楽しんでみてください。
片付ける物を指定してみる
子どものころに遊んだこともある、色鬼のルールを当てはめてみましょう!色鬼は、鬼の指定した色に、鬼に捕まらないうちに触るゲームでしたね?
それをお片付けにも当てはめて「赤のおもちゃだけを片付けよう!」「四角い形のものを片付けよう!」と進めていくと、ゲーム感覚で楽しめるのと、色や形も認識していきます。
何人かいる場合は競争心も芽生えて、より早く片付けることができていました!
途中で「自分も言いたい!(指定する方になりたい)」と言ったときには、ぜひ変わってあげてくださいね!何色が残っているか見て言葉にする力もつきますよ!
音楽を流してみる!
保育現場では、音楽を流すことでテンポよく片付けが進むようになりました。
もちろん、ひたすら流していて終わりが見えないのではなく、これにもゲーム性を持たせることが重要です!
ルールは、音楽が鳴り終わるまでに片付けも終わらせること。この時、大人が全て決めるのではなく、流す音楽はお子さんに選んでもらうと、曲の終わりも分かっているし、楽しく片付けることができていました!
また、少し応用で、途中で曲を止め、その間は動いてはいけない!というルールを設けると、より盛り上がりを見せ片付けも勢いづいていました!禁止されるとやりたくなってしまう心理を使ったものです。
急に止まってそれをキープするという行動が面白いようで、あえて難しい姿勢で止まる子もいて、抑制力やバランス力もついたようでした!
終わりに
時間に追われる中、なかなか片付かない部屋、なかなか片付けないお子さんを目の前にすると、ため息がでてしまうこともあると思います。
そんな時に、今回ご紹介したちょっとしたアイディアを使って、片付けをスムーズに楽しんでいただけたら嬉しいです。