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決められたことをやるのは嫌!声掛け次第で変わるかも!

なっつせんせい保育士・ほめ育てアドバイザー

日常に溢れている”しなければならないこと”。何かの準備、着替え、歯磨き、登園などの基本的なことに加えその他諸々、どの家庭でもあると思います。

そんな時に嫌な顔をされたり、「やりたくない」と駄々をこねられてしまうと、時間的にも気持ち的にも焦って余裕がなくなり、イライラしてしまいますよね。そうなると悪循環の始まりで、子どもも大人も疲れてしまいます。

今回はそれを防ぐために、保育現場で使った声掛けをご紹介したいと思います!少しでもお役に立てたら嬉しいです。

基本的にやらされるのは楽しくない

まず前提となる考え方として、大人も同じだと思いますが、お子さんにとってもやらされるだけのこと・やらなければいけないという義務感は全く楽しくないんです。

お子さんが、なんとなくご家庭とは違う顔している保育現場であってもそれは同じでした。内容によりますが、ただ「今日はこれをやります!みんなはこれをやってね」と伝えた日には「えーー」という残念な声が聞こえてくることもしばしば。

やってみたら楽しめたり、意外とスムーズに進むかもしれませんが、最初に「やりたくない」という気持ちを持ってしまうと、なかなかやる段階に進むことができません。

子どもが主体となって動く声掛けを!

ではどうすれば義務感がないようにできるか。それは大人の声掛け次第で変わるかもしれません。

たとえば着替え。

服が用意してあって、その服をただ着せられるのは嫌だとしても、自分で選んで用意するとしたらどうでしょう?

「明日はどんな服を着るの?」「その服ってどこにあったっけ?」「どこにおいておけば、明日すぐ着られるかな?」

そのような声掛けをして、自分で考えて選ぶこと、判断し決定することすべてをお子さんに任せてみてください。

そうすることで「今やっていることが自分のことなんだ!」と認識できるようになり、自己決定が楽しくて、いやいやではなく自ら動けるようになります!!

これだけは絶対ダメ!!

ただ、お子さんが自己決定する中で「それはどうなの?」と思うようなことが、何個も出てきてしまうかもしれません。

先ほどの着替えの例でいえば、大人的にはすごく変だな~と思うものを選ぶとします。

でも、そこで「それはちがう!」「こっちにしなさい」とすぐに言ってしまうのは絶対にやめてください。

せっかく自分で考えて選んだのにも関わらず否定されてしまうと、せっかく出たやる気も、自己決定の楽しさも自信も、全部なくなってしまいます。

決定したことはなるべく受け入れてあげて、もし間違っていたら「こういうのもいいかもね!」と否定はせず、意見を加える形にすると、お子さんのやる気も継続できると思います!

声掛け一つで、お子さんとのやり取りがスムーズにいくことも多いです!

ぜひ、挑戦してみてください!

保育士・ほめ育てアドバイザー

関わる大人次第で子どもは伸び伸び成長!【保育歴10年以上】【ほめ育ての知識】で、現場で実践したお子様との関係が良好になるちょっとした工夫、保育現場でのリアルなエピソードをお伝えします!

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