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【幼児向け】せっかくごはんを作っても残される!親子で食事を楽しむお残し撃退法2選!

なっつせんせい保育士・ほめ育てアドバイザー

毎日繰り返されるごはんの時間。

時間に追われたり、お子さんの為を思って色々考えて作っても「もういらなーい」「食べなーい」と毎回のように残されてしまう。

そんな日常にイライラしてしまうことはありませんか?

今回は、保育現場での経験をもとに、試してほしい残さず食べてくれるようになる方法を2つお伝えいたします。

お子さんによって違うとは思いますが、一つの方法としてお役に立てたら嬉しいです。

❶食材に触れる経験をする

食べ物に興味はありますか?

お残しが多いお子さんを園で見ていると、そもそも食べ物に興味がない場合が多いです。逆に、よく食べるお子さんを見ていると、食べ物に触れる行事を楽しみにしている場合が多いです。

園行事で収穫したものを、お家でどんな風に調理し食べたのかまで詳しく話してくれるお子さんもいました。

よく食べるお子さんは、食材への興味関心が高いようです!

食材に触れ、興味を持てるようにしましょう

上記のことから、まず食材に触れる体験をしてみましょう!

・季節の野菜や果物の収穫体験をする(保育施設でも多く取り入れているところもあります。)

実際に収穫から行うことで、どんな場所でどう育ってきたのかを知ることができ興味が沸いたり、抵抗感がなくなることもあります。

・食べ物の図鑑や絵本を見てみる

「色がきれいだね、おいしそう」となれば、食欲にも繋がるかもしれません。そればかりか「作ってみたい!」というところに繋がれば、自然と食材を見ることができますよね。

そして、自分で作る楽しさや、作る大変さも理解できるようになります。

・お買い物で食材を一緒に探す

何気なく行っているお買い物。時間に余裕がある時には、「○○ってどこにあるかな?」「どんな形のものがおいしいかな?」などと会話してみてください。自然と興味が沸き、知識を得ることができるだけでなく、食材への抵抗感がなくなるかもしれません。

など、まず食材に興味を持ってもらい、楽しく食べることができるよう試してみてください!

➋自分でよそって自分で食べる量を決める!

量は適切ですか?

そもそもお子さんが食べれる量より多く準備してしまっているということはありませんか?

「このくらい食べるだろう」「食べてほしい」と保護者の方が用意することが多いのではないかと思います。

しかし、食事に対しそんなに興味がないお子さんは、量が多いと思った時点で食べることを負担に感じてしまったり、残して怒られる経験から、食事が楽しい時間ではなくなってしまいます

自分で量を決められるようにしましょう!

ある保育施設で、自分で食事をよそったり、保育者によそってもらう際に「少しにしてください」などと自分で量を決められるようにしたところ、完食率があがったということがありました。

ご家庭だとこの方法が取り入れやすいのではないかと思います。

お子さん自身が量を決めることで、食べることに無理をしなくて済みますし、少量でも完食することで達成感や食事の楽しさに繋がります!

「お皿がピカピカになったよ!」と喜ぶ子は多いですよ!

終わりに

自身も偏食で少食で食事の時間が嫌だったので、食べられないお子さんの気持ちがよく分かります。

だからこそ、工夫して食事の時間が楽しくなるお子さんが増えたらいいなと思います。

お子さんよって合う方法は違うと思います。余裕がある時に色んな方法を試し、親と子、両方がイライラせず、美味しい・楽しい食事の時間を過ごせるようにしてみてください!

保育士・ほめ育てアドバイザー

関わる大人次第で子どもは伸び伸び成長!【保育歴10年以上】【ほめ育ての知識】で、現場で実践したお子様との関係が良好になるちょっとした工夫、保育現場でのリアルなエピソードをお伝えします!

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