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つい言いたくなる「遅い!」、子どものだらだら解消法!

なっつせんせい保育士・ほめ育てアドバイザー

家事に仕事に育児にやることたくさんの忙しい毎日。

そんな中、ゆっくり支度をしたり、やるべきことをやらずに遊んでいたりするお子さんの行動を見ていて、ついつい「遅い!」「いつ終わるの?」「早くして」と言いたくなることありますよね?

保育の現場でも同じです。

集団で動くので、なおさら一人にいつまでも寄り添うわけにもいかず「お願い、急いでー」と言いたくなってしまうことが多々ありました。

そんな状況を少しでも変えるべく試し、成功したものがあるのでご紹介いたします。

少しでもお役に立てたら嬉しいです。

いきなり「遅い!」と伝えるなどの叱る以外の方法で、お子さんの行動を促してみましょう!

知っている音楽をかけ、終了時間を明確にする

そもそもまだ時間の感覚がしっかり身についていないかもしれないので、知っている曲をかけ終わりが分かるようにしていきましょう!

曲の始まりはあまり急がずに音楽に乗り、歌たり踊ったりしてしまうかもしれません。

しかし後半になるにつれて「あと少しで終わってしまう」という感覚になり、急ぐ姿が見受けられます。

ただ急ぐだけでなく、好きな音楽で楽しく進められたらいいですね!

時間を伝える

時計が読めるようになっている子には、時間を伝えるのも効果的です。

その時に

・現在の時刻と終了時刻
・何分間あるのか
・そのあとの予定

を伝えてみましょう。

保育現場では「今、長い針が〇の所にあるよ。長い針が〇になるまでに終わらせようね。〇分間だよ!そのあとは楽しい○○があるからね」などと伝えています。

もし余裕があれば、時間を自分で決めてもらう・「〇分までと○分まで、どっちがいい?」と選択してもらうのもいいでしょう。

自分で決めて達成するのも、お子さんにとっては自信が持てるきっかけになります。

終わりに

毎日繰り返されるお子さんの「遅い!!」と言いたくなる状況。

その状況を少しでも変えられたら、大人のイライラの解消、お子さんの「また怒られた、なにやっても遅くなっちゃう」という自信喪失やだらだら行動も減るでしょう。

お子さんによって違いますが、今回紹介した方法で、少しでもお子様との時間を心の余裕を持って過ごしてもらえたらと思います!

保育士・ほめ育てアドバイザー

関わる大人次第で子どもは伸び伸び成長!【保育歴10年以上】【ほめ育ての知識】で、現場で実践したお子様との関係が良好になるちょっとした工夫、保育現場でのリアルなエピソードをお伝えします!

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