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感染症の季節にぜひ取り入れたいレンコン。その栄養効果を詳しく解説!

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朝晩、かなり涼しくなっていましたね。

今後、さらに気温が低下し乾燥してくると
心配なのが感染症ですよね。

今年は早くも
インフルエンザが流行の兆しを見せていますので、
早めの対策が必要になってきます。

そんな時期に効果を発揮するのが、レンコンです。

そこでこの記事では、
レンコンの栄養効果についてまとめて行こうと思います。

ビタミンCを熱から守るレンコンのデンプン

それではまずは、糖質(デンプン)です。

レンコンの糖質は主にデンプンなのですが、
このデンプンが、嬉しい働きをしてくれます。

それは、熱に弱いビタミンCを
守ってくれる働きです。

レンコンは、意外とビタミンCが多く
100g中48mgも含まれているんです。

レモン果汁は、100g中50mg含まれているので、
ほぼ、レモンと同じくらいの
ビタミンCが含まれているんですね。

ビタミンCは、調理中に熱で壊れやすいのが特徴ですが
レンコンのビタミンCは、
レンコンに含まれるデンプンによって
守られています。

ですので、加熱調理をしても
レンコンにたっぷり含まれるビタミンCは、
壊れにくく、しっかりと摂ることができます。

疲労回復に効果的なビタミンCについて

デンプンによって守られているビタミンCですが、
疲労回復効果や
体内の活性酸素を除去する働きも期待されているんです。

秋から冬にかけて、旬のレンコンが出回る時期は
ビタミンCもたっぷり含まれているので、
是非、取り入れていきたいですね。

炎症を抑えるタンニンについて

レンコンに含まれる栄養で、
次に注目したいのがタンニンです。

レンコンを切ってしばらく置くと、
切り口が変色して茶色くなりますよね。

その正体がタンニンです。

これはポリフェノールの一種です。

このタンニンには、
炎症を抑える消炎作用があります。

喉の痛みや咳喘息の発作にも効果があります。

この作用を利用した民間療法ご紹介しますね。

レンコンの民間療法について

レンコンには、
皮にも栄養が多く含まれています。

ですので、まずレンコンをよく洗って

皮ごとおろし金で2〜3cmほどすりおろします。

茶こしを使って、おろし汁を湯呑に絞り出し

お湯を少し注ぎます。

お湯の量はお好みで、
レンコンの汁原液の方が効果が高いようなので、
お湯なしで飲める場合は、そうしてみてください。

お好みで、蜂蜜を入れると飲みやすくなりますし、
さらに抗菌効果が加わります。

喉が痛い時や咳が出る時などに効果があるので、
風邪をひいてしまったかな?
という時にはぜひ試してみてくださいね。

体を温める食材レンコン

レンコンには体を温める効果もあります。

レンコンは根っこの部分なので、
根菜のひとつですね。

土の中でエネルギーを蓄えたレンコンは、
東洋医学では「陽」の食材に分類されて
体を温めるものとして考えられています。


体を温めることによって、
免疫力を高めることができますね。

まとめ

このようにレンコンは、
これからの感染症が流行する時期に
有効な効果がたくさんあります。

レンコンの旬の時期は、
10月から12月の年末頃で、この時期のレンコンは
特に豊富に栄養が含まれています。

風邪予防に是非、レンコンをご活用くださいね。

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「楽しく食べて健康に」というコンセプトのもと、食材の切り方・下ごしらえ・保存方法などの料理の基本、栄養素、レシピなどを発信していきます。食事や料理、健康に関する疑問やお悩み事を解決できる記事を投稿していければと思っています。また、N.D.Kitchenの「N.D.」はnext door(お隣さん)の略です。記事を読んでいただいた方の身近な存在になれたら嬉しいです。

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