知っておくと超便利!1枚布でポーチを作る時の”黄金サイズ”教えます
こんにちは!
いつもご購読いただきありがとうございます。
1月の更新ができず、年始のご挨拶が遅くなりましたが2022年もどうぞよろしくお願いします
それにしても早2月。。。
1年の始まりは何かと忙しいもので、月日の経つのも早すぎて。。。気持ちが追い付きませんね ><
ともあれ、今月からまた皆様に楽しんで頂けるようなレシピを提供していきたいと思っていますので、是非フォローしていただけますと嬉しいです
早速ですが、今年最初に紹介するのは皆様が苦手とする「ファスナー付け」からスタートです
いきなりー!って苦手意識の強い方はここでページを閉じてしまうかもしれませんが。。。
そこをちょっと踏みとどまっていただき、是非一緒に作ってみませんか?
手芸店で勤務していたころから、「ファスナーは苦手で・・・」という生徒さんが本当に多くて、どうやったらコツを掴んでもらえるかと、自分の普段の作り方を紹介するだけでなく、生徒さんが縫いやすくなる工夫をしてきました
今回はその経験を活かし、初心者さんでも比較的簡単に作れるポーチを紹介します
過去にブログで紹介しているファスナーポーチの作り方紹介中です。動画にすることでもっと伝えやすくなりましたが、動画と合わせてこちらでも改めて紹介させていただきます
過去のブログでも、詳細画像など、今回不足している部分も何か参考になるかもしれません
ただ、2011年の情報なので私自身もバージョンアップしていますし、是非新しい動画を基準にしていただけたら嬉しいです
ファスナーの付け方は、家庭用ミシンのほうが伝わりやすいかなと思いまして
YouTubeでも家庭用ミシンが久々に登場しています
動画も見ながら、こちらで紹介する文章や画像を確認しながら一つ一つの工程を丁寧に進めていけば、イメージ通りの形に仕上がっていきますので是非活用してくださいね!
ただ、お勧めはフットコントローラーを使用することです
ファスナー付けは両手が使えるほど縫い目も綺麗に安定しますので、是非この機会に揃えてみてはいかがでしょうか?
それでは早速始めていきましょう
用意するのはほんとにシンプル2点のみ。タグなどはお好みでご用意くださいね
20cmファスナー1本
ラミネート生地 たての長さ32cm 横の長さ23cm 1枚
実はこちら、私が長年「黄金サイズ」としてポーチづくりに活用しているサイズです
横の長さは変えていますが、バネポーチの時にも紹介しました内布の縦の長さです
一つ作ったら「簡単」すぎてやみつきになるかも!?2枚の布で作る三角マチのバネポーチ【基礎編】
該当記事はこちら↑
そしてこちらでは紹介できていませんが、キャラメルポーチ、フラットポーチといったファスナーポーチを作る時にもこちらのサイズを活用しています。
迷った時にはこのサイズという風に、これから活用していただけたらと思います
フラットポーチとキャラメルポーチの動画は参考までに記事の最後に紹介していますので気になる方は是非チェックしてくださいね!
こちらが型紙になります。
32cmの生地を「わ」にした時に使います
もし生地方向がある場合は、「わ」に縫い代1cm足してはぎ合わせてくださいね
生地を裏にして「わ」にした状態で底の印をつけて切ります
線を書いて切り落とすと、広げるとこんな形になるかと思います
アクセントになるタグはファスナーを付ける前に縫い付けておくのがお勧めです
最初にファスナーは少し開けた状態でクリップで仮止めします
ファスナーを縫う時は、必ず「ファスナー押さえ」を使いましょう
意外とこの押さえに変えずに、直線縫い用のままで縫う方も多いんです。
ミシンは届いたままにせず、是非ミシン押さえも活用してくださいね!
ファスナーの縫い始めは、こんな風に直角に折ると仕上がりがきれいなので
是非試してみてくださいね!
ここでミシン糸のセットですが、上下の糸を最初はファスナーの色に合わせておきましょう
こうすることで、下糸の入れ替えはなくなり、上糸だけで調整が可能となります
今回はファスナーがグレーなので、グレーをセットしています
画像があまりにもなかったのでYouTubeからスクショしました
7mmを縫います
この時に使うのが、ファスナー押さえです
金具の上に乗らないようにこの字にくびれていて、「片押さえ」とも言います
針の位置はこの押さえの付け替えによって変わってきます
最初に縫う時は、針を左側にして縫います。
7mmの位置が分かりにくい時は、マスキングテープをガイドにするといいですよ
この時、少し長めに貼っておくのがお勧めです。
途中、アジャスターを動かしながら、布をまっすぐに整えながら縫います
続いて、際を縫います
生地の色に合わせて再度ミシン糸を入れ替えます
今回は生地の色が白なので白糸をセットしています
今度は、針が右側に来るように押さえの位置を変えます
家庭用ミシンで際を縫う時は、こんな風に押さえの端を合わせると、際ステッチも綺麗に仕上がります。
慣れてきたら是非試してみて下さいね
押さえの位置を変えることで”押さえ”がファスナーの上に乗ることなく縫えるので、縫い目が安定します。途中でアジャスターが当たってしまうので、少し手前でファスナーを閉じて縫うようにします
もう一度ミシン糸をファスナーの色に合わせて付け替えます
反対側を縫う時は、ファスナーエンドのほうから縫い始めます。こちらの縫い方向を間違えないように
”2本目のファスナー付けは「ファスナーエンド」から”と覚えておいてくださいね
針の位置は左側にします
もう一度ミシンの糸を生地の色に合わせて付け替えます
最初に縫った際と同じように、際を縫います
片押さえの位置ももう一度付け替えて、針を右側にします
最後の際ステッチは、最初少しやりにくいです
指先でしっかりと布を押さえながら最初の針を刺し、アジャスターの位置を調整します
片押さえを使うと、アジャスターを動かさずに縫える場合もありますが、避けながら縫うことで縫い目が曲がってしまうことがあるので、必ず動かすようにしてくださいね
ファスナーが縫えたら、両脇を揃えて1cmで縫います
この時にファスナー押さえを使うと金具に当たらないので安定したミシン目で縫うことができます
ガイドにしているマスキングテープも1cmに変えておきます
縫う方向は必ずファスナー口から縫いましょう
仕上げに「底」をたたんで縫います
ミシンの押さえを使って縫うと、ちょうど8mmになります
まっすぐ安定して縫うのには、ミシン押さえを活用するのもお勧めです
反対側も同じ様に縫って完成です
いかがでしたか?
今回は比較的初心者さんでも簡単に作れる「1枚布のファスナーポーチ」を紹介させていただきました。
使用した生地は、デコレクションズさんで販売中の防水加工生地です。
こちらはラミネート生地より薄く、シーチングより張りのある素材で、切りっぱなしでも解れにくく縫いやすい素材です。ラミネート生地はまだ抵抗があるという方は是非こちらの生地もお勧めです。
ほぼ毎日更新ブログ「neige+手作りのある暮らし」では生地紹介もしています。
是非参考にしてくださいね
2月はとことんファスナー付けの作品を紹介していきたいなーと思っています。
何度も見ているうちに
「私にも作れそう!?」
そんな風に思っていただけたら嬉しいなーと思います
内布付のファスナーポーチのお勧めは、YouTubeでも紹介しています。こちらでも後日紹介予定なので楽しみにしててくださいね!
内布付フラットポーチの作り方(職業用ミシンで紹介)
1枚布で作るキャラメルポーチ(職業用ミシンで紹介)
いかがだったでしょうか?
苦手なファスナー付けも、今は動画を参考にしながら自分一人でも作れる便利な時代になりましたよね。本やネットの情報だけではわかりにくかった手元の動作など、皆様の手作りのお役に立てれば幸いです
最後までお読みくださりありがとうございました
手芸講師 猪俣友紀