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【保存版】ファスナー付けの苦手克服に!これが一番簡単に作れる「1枚仕立てのフラットポーチ」紹介します

neige+ 猪俣友紀手芸講師/ハンドメイドクリエイター

今日は前回の50cmカットクロスから作ったトートバッグの余った端切れでフラットポーチを作ります

今年最後に是非チャレンジしていただきたいファスナーの苦手克服

1枚布で仕上げる方法で紹介していますので、まずはここから始めてみるのはいかがでしょうか?

今回は特にファスナー付けが苦手な方に試していただきたい方法を紹介します。普段使えるポーチが自分で作れたら、バッグから取り出すときにちょっとウキウキしちゃうはず

以前紹介している内布付きのフラットポーチよりも簡単に作れて、見た目も変わらないのに1枚で仕上げているというのが特徴です

内側の縫い代もキレイに始末されているので、仕上がりの満足度が上がる作品です

(出典 neige+手作りのある暮らし)

どんな風に作っているのかは是非この記事を最後まで読んでいただき、こちらの動画も観ながらお気に入りの生地で一緒にチャレンジしてみて下さいね!

それでは早速始めていきましょう

今回は前回のトートバッグの余り布から仕上げます

マリメッコの生地を使いましたので、好きな場所から裁断しているのでちょっと勿体無い感じですが、余った布もこれから形にしていきますので残してあります

「準備するパーツ」

本体 たて32cm よこ24cm
ループ 幅4〜5cm 長さ35〜40cm(好みで調整して下さい)
20cmファスナー(金属タイプではないものがお勧め)
キーリング、ナスカンなど

*生地の素材は、今回は張りのあるシーチングを使用しています

まずループを作ります

片側を1cm、アイロンで折り目をつけます

余った部分を2つ折りにし、更に折って3つ折りにして縫い代の端を内側に入れます

ループの幅は4.5cmの場合で紹介しています。サイズが変わる場合は、折るサイズも変わりますので、縫い目が中央に来るように折った部分が中央より少しずれるように合わせるのがポイントです

縫い終えたら、端から8cm切って、リングを通して仮止めしておきます

本体を縫います

短い辺の端を3つ折りにします。

まず1.5cmの2つ折りにしたら、一度開いて折り目に重ねて2つ折りにします。更に折ります。反対側も同じようにします

際を縫います

この時、ミシンの押さえに「裁ち目かがり」がありましたら是非活用してみて下さい

普段はジグザグミシンに使用するものですが、針の位置が合えば際を縫う時に大活躍です

ファスナーを縫います

今回は仮止め用の「のり」を使うファスナーの付け方を紹介します。お手持ちでなければまち針で留めて下さいね

ファスナーを上から重ねます

この時ファスナーの端を縫い目に合わせると、表から縫った時にキレイに見えるので目安にしてみて下さいね

まち針は、裏側からではなく表側から刺すことになりますが、ここでは仮止めしておくとずれにくくなります

ファスナー押さえに変えて、針を右側にして際を縫います

反対側も同じように留めます

まち針はこんな風に留めておくといいですよ。のりを使う場合も、反対側はちょっと布を動かすのでまち針で更に留めておくのをお勧めします

反対側のファスナーの縫い始めは、今後はファスナーの閉じ口からになりますので、布の向きに気をつけて下さいね

先ほどと同じ方向で縫おうとすると、針の位置が変わってしまい縫いづらくなります

この画像を参考に布を置いてみて下さい。

最初だけ縫いにくくなりますが、後は真っ直ぐ縫えていきます

アジャスターは都度動かして、布は平らな状態を保つとキレイな縫い目で仕上がります

本体に合印を入れます

ファスナーの上3cm。下側は11cmほどのところに合印を入れて、5mmほど切り込みを入れておきます

ここが本体の形になる合印になります

ファスナーの切り替えのところからサイズを測って下さいね

表面のまま、折り目で畳んで両端を7mmで縫います

この時、家庭用ミシンの場合は、押さえの端を布端に合わせて縫うといいですよ

家庭用ミシンの押さえの端を合わせるとちょうど7〜8mmほどになります。

縫い終えたら、この縫い代の中にループを仮止めします。仮止めは端から5mm程度です。返しぬいもしっかりして止めて下さいね

裏にして、縫い代を包むようにして端から1cmを縫います

「袋縫い」の方法になります

表にしたら仕上げです

ループにナスカンを通し、好きな長さで調整して、端を3つ折りにして縫いとめます

ナスカンがない時は、あらかじめループを作る時に端を包んでおけば縛って仕上げることもできますので、お好みで作ってみて下さいね

マリメッコのような北欧柄はインパクトのあるものが多いですね。

冬の時間が長く、屋内で過ごすことの多い北欧はインテリアのファブリックなども明るいものが多い印象です。

作ってる時間も出来上がりがワクワクするような生地選びをすると、作る時間も楽しめますので参考にしていただけたら嬉しいです

まだまだ終わりの見えないマスク生活ですが、時々持っていくのを忘れることがあるくらい

少しずつ日常を取り戻してる感じ。

好きなものを入れてバッグインバッグにしてもお勧めです

今回は前回のトートバッグの余り布で作るポーチを紹介させていただきました。

こんな風に持ち手に下げて使ってみたり

あらかじめ通しておいた金具に使ってみたり、取り外して使える内ポケットにもなります

是非、皆様のお気に入りの生地で作ってみて下さいね!

ちなみにこちらのポーチに前回のバッグが入るので、持ち歩きにもお勧めです

最後にお知らせです

12月16日にneige+の新刊が「主婦と生活社」より発刊となります

「neige+猪俣友紀の端ぎれ&布耳で作るバッグと小物」

皆様が捨てられずに残しているはぎれが、きっと役立つことと願っております

是非発売日には書店で見つけていただけると嬉しいです

最後までお読みくださりありがとうございました

手芸講師 猪俣友紀

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手芸講師/ハンドメイドクリエイター

2005年から『neige+手作りのある暮らし』ブログを運営。手作りマスクの他、ポーチなどの作り方を公開中。2009年か9年間手芸店にて講師を務め、2016年からはヴォーグ学園で講師を務めています。現在はYouTubeやInstagramなどのSNSも活用し、長い手芸歴の中で独学で身につけてきたことを動画で丁寧紹介しています。著書に「はじめてでもかわいく作れる布こもの事典」「はじめてでもすてきに作れるバッグのきほん」(西東社)/「簡単おしゃれなマスクの作り方」「簡単手作りマスクおしゃれなアイディア100」(宝島社)/「猪俣友紀(neige+)の仕立てがきれいな大人バッグ」(ブティック社)他3冊

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