先日フラッと歩いていた金町一番街通り商店街で、久々に「新規オープン！」の文字を発見。

お、何のお店かな！？

こちらは商店街の中ほど、「ナチュラルくらぶヤマダ薬局」さんのお隣。以前はそのままヤマダ薬局さんのお店が続いていましたが、分割されて別のお店になったんですね。

「街の便利な宝石店　宝石小町」…宝石店にしては、何だかカジュアルなキャッチコピーですね。店構えもナチュラルな感じで、ぱっと見は宝石店には見えません。

「買取」の文字が見えるので、この間近くにオープンした「エコリング」さんみたいなお店なのかな？　と思い帰って調べてみましたら、全然違いました。店主の熱い想いがいっぱい詰まったお店だったんです！

「やっぱり好き」で独立起業　熱い想いは石より固く！

宝石小町さん、よくある買取のお店かと思ったのですが、そうではありませんでした。

ホームページにこんな記載があったのです。

なんと、相当なキャリアをうっちゃって独立開業された、愛と気合と決意が結晶したお店だったんですね！

それはぜひ、お話を伺わねば！　というわけで突撃インタビュー、敢行してまいりましたよ♪

こんにちは～と出迎えてくれたのは、店主の榎本さん。今日はよろしくお願いします！

榎本さんはなぜジュエリーのお仕事を？

「実は、大学で鉱石とかの勉強をしていまして…それから大手のジュエリーの会社に就職したんですよ。もともとはバイヤーをやっていたんですが管理職になって現場を離れてしまったら、直に石とかかわることがなくなってしまって。」

むむ…大学から？　もしかして榎本さん…。「それで独立起業ということは、石が大好きなんですね？」

「そうなんです。会社でもだいぶ変わり種でした。」

やっぱり（笑）。　その穏やかな笑顔の裏に流れるアツイ石への愛。ぜひ存分に語ってください！

思い出が生まれ変わる「リメイク」という選択

ところで宝石小町さん、「買取」「修理」のほかに「リメイク」も掲げてらっしゃいますよね。

「昔贈られたものとか、譲られたものとか、仕舞ったままになってる古いジュエリーって、意外とみなさんお持ちなんですよね。

最近は買取店も多いですが、思い出のものだし手放すのはちょっと、と思われる方も結構いらっしゃる。

そういう大切なジュエリーをリメイクして、また使えるようにしてあげれば、思い出を手放さずに不要なものを整理できますよね。」

なるほど、確かに！

と、「こんにちは～」の声が。仕上がったリメイク品を受け取りに来られたお客様でした。

お話の中で何度も「思い出のものだからねぇ。」と繰り返されていたお客様。満足そうにお持ち帰りになりました。

「今の方は、パールのネックレスを数珠にリメイクされたんですよ。」

へぇ～そんなリメイクもできるんだ！　アクセサリーだけじゃないんだなぁ。思い出の品を一生大事にしたい、そんな願いをリメイクで叶えられるんですね。

「使っていないジュエリーをお持ちなら、買取に出す前にリメイクも検討されては。もちろんご希望で買取も致しますし、ご相談だけでも気軽に来ていただきたいです。」

と話す店主の榎本さん。

実は、何を隠そうねこらーまん、この日は相談する気満々でやってきておったのですよ（笑）。

ジュエリーリメイクをオーダーしよう♪　ねこらーまんの初体験

「あの～実は見ていただきたいものが…」と、やおら差し出したのは古い指輪。

おばの形見にと譲られた、色石のリングです。ケースもないままおそらく20数年は放置され、色もくすんでザンネンなことになってしまったシロモノ。

ちょっと、失礼しますね～とルーペを取り出す榎本さん。わ～宝石屋さんみたい！（宝石屋さんです。）

「これは、タンザナイトですね。うんうん…」と指輪をのぞき込む榎本さん。すっかり少年の目になっちゃってますよ（笑）。

「裏側に汚れが溜まっているのでくすんでしまっていますね。ちょっと、洗ってみましょうか。」と、指輪を洗浄機へ。

待つことしばし、あのザンネンリングがなんと…。

おぉ～キラッキラじゃないですか！　というか、この石こんな色だったんだ（笑）。

「プラチナや金は錆びませんから、変色やくすみもクリーニングすれば元の輝きが戻ります。宝石も輝きが悪くなるのは石の裏側につく汚れが原因なんですよ。クリーニングは無料で致しますので、お気軽にお持ちくだされば。」

そうなんですね。変色して最近使わなくなったもの、今度持ってきます！

リングをアレに変身させたい！　わがままリメイクチャレンジ開始

ところで、普段リングはまったくと言っていいほど使わない筆者。

このタンザナイトを使って、ペンダントを作りたいのですが？

「リングからペンダントだと、地金がより少なくて済むので作りやすいですよ。ちょっと測ってみますね。」

と、不思議な装置で石の大きさを測る榎本さん…宝石屋さんみたいだ！（宝石屋さんです。）

それから指輪の重量を測ります。

「地金のプラチナを下取りすれば差額で出来ますよ。この石のかたちだと、枠のデザインはこの辺りになりますね。」

宝石小町さんでは、もとの宝石をそのまま使い、それを既製品のデザイン枠に留めかえるという方法でリメイクされているそうです。

「その方がやっぱり、加工料が安くすみますからね～。」

もちろん希望があればオリジナルデザインの枠を作ったり、石そのものの形を変えることもできますよ、と。

「その場合はデザイナーさんに依頼するので、デザイン料もかかってきてわりとお高めになっちゃいますね。」

ですよね。素直にあるものから選ばせていただきます（笑）。

というわけで、石だけが見えるシンプルな枠をチョイス。チェーンはありものを使って予算を抑えるとして…。

「こちらだと、差額の○○円でお作り出来ますね。」

って、４桁じゃないですか！　なんと１万円未満。ちなみにただいまオープニングセール中（2022年2月末日まで）とのことで、リメイク材料のお値段が20％OFFになっているそうです…わ～今来てよかった♪

そうなんですよね、ジュエリーって実は買取に出してもお値段がつくのは地金の部分。でも持ち主が思い入れを感じるのは、宝石そのものですものね。

宝石もよみがえって、思い出を大切にできて、さらに新しいアクセサリーが超お得に手に入る。

まさしくWin Win さらにWinです！

いつでも気軽に来てください！「街の便利な宝石屋さん」

ということで、タンザナイト一粒石でペンダントヘッドを、そして両脇のしずく型の石2つでピアスを作ってもらうことにした筆者。

とはいえいっぺんにはちょっと予算的に厳しいかも…。「今回はペンダントヘッドのみ、あとは日を改めてでもいいですか？」

「大丈夫ですよ。では地金を下取りして、真ん中の石でペンダントヘッドを。横のふたつはお戻しという形にさせていただきますね。」

と柔軟にご対応いただきました。

お小遣いを貯めて必ずまた来ます！　と小学生のような誓いを立て、初のリメイクオーダー、無事完了と相成ったのであります♪

クリーニングは無料、相談だけでも大歓迎という宝石小町さん。

仕舞ったままのおばあちゃんの形見、結婚してからは着けてないわという婚約指輪、もらったけどちょっと趣味違うしというプレゼントなど、「コレどうしよう？」というジュエリーがあれば、一度相談されてみてはいかがでしょうか。

宝石小町

住所：東京都 葛飾区東金町1-18-10 東金町ビル

定休日：毎週水曜日