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【No ginger, No life!】しょうがの女神からホワイトデーのプレゼント(川崎市麻生区)

ねこさとPライター&エディター/ロコっち新百合ヶ丘編集長(川崎市)

新百合ヶ丘には行列ができる名店が数多くありますが、味はもちろん、オーナーさんの人柄に惹かれて何度も行きたくなるお店があります。

生姜料理のレシピ本の出版やテレビでも活躍する森島土紀子さん(通称・トコさん)がオーナーを務める生姜料理専門店「生姜料理 しょうが」「生姜料理 がらがら」もそんなお店で、ランチタイムにもなれば、平日でも行列ができるほど。

そんなトコさんが3月14日に「生姜料理 がらがら」で、苦学生や留学生、シングルマザーに向けて「ginger黒カレーライス、白カレーライス」をプレゼントするイベントを行いました。

当日は学生やシングルマザーだけでなく、お店の前を通りかかったファミリーやカップルにも「食べて行って!」と無料でカレーを振る舞うトコさん。私も取材でお店を訪ねた際に「学生さん?」とスタッフの方に声を掛けられ、この歳で学生と間違われたことも含めて幸せな気持ちに(笑)。

トコさん自らが描いたイベントのポスター。SNSで告知されると、いいね!&リポストする人が続出。
トコさん自らが描いたイベントのポスター。SNSで告知されると、いいね!&リポストする人が続出。

なんとこの日は、女優の村岡希美さんもお手伝いで参加。もともとトコさんのファンだった村岡さんがSNSでトコさんと繋がり、そこから交流が続いているのだとか。

ほかにもトコさんの想いに賛同した方からのお菓子やグッズの提供もあり、たくさんの方がイベントを盛り上げていました。

参加者にお話を聞きました

お子さん3人を連れて参加したママは、「トコさんの人柄が大好きで、このお店によく食べに来ています。行きつけのお店でこんなに素敵なプレゼントをいただけて本当に嬉しい。カレーも美味しくて元気が出ました」と笑顔でコメント。

また、留学生の彼女と一緒にお店を訪れた大学生は、「トコさんの味を彼女に知ってもらいたいと思い一緒に来ました。このお店は、トコさんの明るさと、スタッフの皆さんの温かさがいいですね。しょうが入りのカレーは初めてで、心も体もポカポカになりました」と語ってくださいました。

コロナの影響もあり1年振りに来店したという大学生。初めてトコさんの料理を食べた彼女も「とても美味しかった!」と喜んでいました。
コロナの影響もあり1年振りに来店したという大学生。初めてトコさんの料理を食べた彼女も「とても美味しかった!」と喜んでいました。

こちらがginger黒カレーライスと白カレーライス。イカスミの入った黒カレーはスパイスの効いた大人の味で、ホワイトソースを使った白カレーはシチューのようなまろやかな味。
こちらがginger黒カレーライスと白カレーライス。イカスミの入った黒カレーはスパイスの効いた大人の味で、ホワイトソースを使った白カレーはシチューのようなまろやかな味。

この企画に賛同した方々からの提供品もずらり。配布しきれなかったものは、後日、こども食堂に寄付したそうです。
この企画に賛同した方々からの提供品もずらり。配布しきれなかったものは、後日、こども食堂に寄付したそうです。

トコさん自らが刺繍をしたバッグ。こちらも無料で配布されました。
トコさん自らが刺繍をしたバッグ。こちらも無料で配布されました。

オーナーのトコさんにインタビュー

「去年からずっとやりたいと思っていたことが、やっと実現できました。失業してしまった方や、これまでどおり勉強ができなくなった学生さんの話を聞くと、涙が出てきちゃって・・・。
イベントの告知をした時は、たくさん人が来てくれるかな、想いは伝わるかな、と不安もあったけれど、カレーを食べることで一瞬でも幸せな気持ちなってくれたとしたら、とても嬉しい」

と、涙ながらに語ってくれたトコさん。お店を訪れたママや学生さんたちの幸せそうな顔を見ると、そんなトコさんの想いがしっかり伝わっていると感じました。

心も体もパワー不足になりがちだったこの1年。トコさんやお店のスタッフの皆さんの料理と笑顔が、これからもきっと、たくさんの人の元気をチャージしてくれるはずです。

通常のメニューがこちら。すべてにしょうがを使った健康的な料理が並ぶので、パワー不足を感じている方は、ぜひ。
通常のメニューがこちら。すべてにしょうがを使った健康的な料理が並ぶので、パワー不足を感じている方は、ぜひ。

生姜料理 がらがら
住所:神奈川県川崎市麻生区上麻生1-6-3 新百合ヶ丘マプレB1F
電話番号:044-952-0553
営業時間:ランチ11:30〜14:00、ディナー18:00〜23:00(営業時間は要確認を)
テイクアウト:有り
定休日:日・月曜
公式Instagram:生姜料理 がらがら
アクセス:小田急線「新百合ヶ丘」駅から徒歩4分

ライター&エディター/ロコっち新百合ヶ丘編集長(川崎市)

編集プロダクションを経て、フリーのライター&エディターとして活動。エンタメ系雑誌での執筆のほか、地域ポータルサイト「ロコっち新百合ヶ丘」の編集長を務める。最近では地元のクリエイターと共に結成した「TEAM MANTIS」(MANTIS=新百合ヶ丘を象徴するカマキリ像から命名)として映像制作をスタート。プライベートでは二児の母。ねこ好き、テクノ好き。DJ検定4級。

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