【自転車借りられます】川崎市が実証実験中のシェアサイクルを利用してみた!(川崎市麻生区)
地域の活性化や放置自転車の抑制などの課題を解決するために、川崎市がスタートさせた川崎市シェアサイクル実証実験。
麻生区でもこの4月からスタートしたとのことで、実際に利用してみて分かった点を、お伝えしたいと思います。
そのそもシェアサイクルって?
ここで言うシェアサイクルとは、どこでも借りられて好きな場所で返せる電動自転車のレンタサイクリングサービスHELLO CYCLINGのこと。
川崎市では主に駅や区役所の近くにポートが設置されており、そこから自転車を借りて、目的地付近のポートへ返却ができます。
川崎市では8エリアが対象
サイクルポート(自転車を借りたり返却する場所)設置は、殿町・大師河原エリア、川崎駅周辺エリア、新川崎・鹿島田駅周辺エリア、武蔵小杉駅周辺エリア、武蔵溝ノ口駅周辺エリア、鷺沼・宮前平駅周辺エリア、登戸・向ヶ丘遊園駅周辺エリア、新百合ヶ丘駅周辺エリアの8エリア。詳しくは川崎市のHPに載っているので、ご確認を。
こちらが新百合ヶ丘駅周辺のサイクルポート。エリアによってサイクルポートの数が違います。麻生区は7か所なので、他のエリアに比べて少ないようですね。
溝の口駅周辺のサイクルポートがこちら。新百合ヶ丘に比べてはるかに多くてうらやましい!
では、実際に利用してみましょう
ざっとの流れはこんな感じです。
❶アプリ「HELLO CYCLING」を会員登録
❷出発のポートで自転車を選択
❸暗証番号を入力して施錠解除
❹自転車を利用する
❺目的地のポートで返却
金額は、15分あたり¥70(12時間最大¥1,000)。これを高いととるか安いととるかはアナタ次第・・・。
❶アプリHELLO CYCLINGを会員登録は説明するとまどろっこしくなるので割愛します。アプリのダウンロード後は画面に出てくる指示に沿って登録を〜。
❷出発のポートで自転車を選択
アプリを立ち上げると地図が出てくるので、そこから利用したいサイクルポートと乗りたい自転車を選びます。この日は麻生区役所をセレクト。貸出可能な台数が表示されるので、行ってみたのに無かった! ということもなく安心です。
注意: ここで気をつけたいのが充電切れの自転車。私が利用した時は2台は使えましたが、もしかしたら1台も使えない状況もありえそうです。ちなみに、その電池残量も上記の写真のようにアプリで確認できます。
では、充電切れの自転車はどうすればいいのかというと・・・
とのことですが、区役所の方が充電しているのでしょうか。麻生区は充電のステーションがないようでした。
❸暗証番号を入力して施錠解除
決済を済ませると開錠できます。決済方法は、クレジットカード、各種キャリア決済などで、現金は使えません。
開錠の手順はこちらの「利用開始」を参照↓
ハンドルの真ん中についている端末(というのか、なんなのか)で開錠などの操作をします。坂の多い麻生区。電動自転車に乗り慣れていない方は気をつけて乗車したいですね。
事前の返却予約もできます。返却先のサイクルポートが埋まっている場合は正規のポートへ停められないため、事前に予約すると安心かもしれませんが、乗車時間の問題もあるので、そこは自己判断で。
❹自転車を利用する
写真は信号待ちで乗り心地を確認している私(笑)。偶然、車で通りかかった友達が激写してくれました。そんな偶然ってある!? ありがとう友よ!
乗り心地は普通の電動自転車と同じでしたが(笑)、大きめのカゴが個人的には嬉しかったです。そして激写してくれた友達によると「オシャレな自転車乗ってんな〜」とのことでした。見た目、大事!
❺目的地のポートで返却
返却方法はこちら↓
今回は坂道を堪能したかったので葉積緑地のサイクルポートを目的地に選びました。しかしこの緑地、マムシに注意です!
良かった点
・買い物帰りなどに思わぬ大荷物になった時や、学校や会社の帰宅が遅くなった時、防犯の意味で利用するのに良さそう(ただしサイクルポートが目的地の近くにある場合)。
・キャッシュレスで借りられるのが便利。基本的にはスマホかタブレットがあればOKなので、バタバタとお財布を出さなくてもいいのが嬉しい。
・レンタル前のチェックポイントなど、注意点が事前に確認できる。
気になった点
・サイクルポートが少ない。特に麻生区は、麻生区役所と公園だけなので使う人が限定されそう。
・自転車を借りようとした時点で電池の充電が怪しく、ドキドキしながら坂を登った 。ほとんどの自転車の充電が切れていて、私が借りた自転車も残り13パーセントでしたが、これは設置する側の問題なので、すぐにでも解消できるでしょう。
・返却の際、サイクルポートが埋まっていると正規のサイクルポートへ返せない。ちなみに麻生区役所のサイクルポートは一般の駐輪場と同じ場所にあるため、家庭用の自転車を間違えてポートに停める人が続出。駐輪場の整備をしている方が家庭用の自転車を一生懸命移動している姿が見られた。
まとめ
麻生区だけで見ると、サイクルポートの数と設置場所にこれから先は期待というところでしょうか。
ですが区によってはサイクルポートの数が充実しているエリアもあるので、どんな使い方が自分に合っているのか一度試してみるのもいいかもしれません。
お出掛けが気持ちのいい季節。借りる際に対面の心配のないこちらのシェアサイクルを利用して、地元はもちろん、ほかの区を探索するのもいいかもしれませんね。