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新百合ヶ丘から電車で5分の鶴川駅・岡上で農業を体験してみた【その2:手で田植え編】(川崎市麻生区)

ねこさとPライター&エディター/ロコっち新百合ヶ丘編集長(川崎市)

前回お伝えした 大豆の種まき編 に続き、6月上旬に「みのりっこ」の活動として手での田植えに挑戦!

今回はその時の様子をお伝えしたいと思います。

長靴はオススメできません

汚れと日焼けを考慮した黒のロンT、膝までつかっても大丈夫なハーフパンツ、履き古した靴下…そんなファッションで田植えに挑む私。

ポイントは靴下で、もし長靴で田んぼに入る場合は、脱げにくいように長靴をビニール紐などで縛る必要があるそうです。

ちなみに夫は長靴で参加したのですが、長靴が土にとられて歩きにくく、次の日にふくらはぎが筋肉痛になりました。

田んぼにダイブでもしない限り、膝から下が汚れる程度で済むはず。こんな服装でいざ田植えに挑戦!
田んぼにダイブでもしない限り、膝から下が汚れる程度で済むはず。こんな服装でいざ田植えに挑戦!

いよいよ田植えへ

田んぼに足を踏み入れた感想はというと、冷たさとヌメりに一瞬ドキッとしましたが、すぐに慣れ、靴下のおかげで歩きづらさは全くありませんでした。

長靴だったら楽しめなかったであろうこの感触。靴下で参加して良かった!

そんなことを感じつつ、いざ田植えを。植えたのは“はるみ”という平塚生まれのお米と、餅米の苗。

苗の束から約3本を取り分けて土に植えていくのですが、この時に土にしっかり埋め込まないと、苗が浮いてきたり斜めになってしまうそうです。

一歩ずつ後ろに下がり、自分が踏んだ土をならしながらロープに沿って苗を植えていきます。
一歩ずつ後ろに下がり、自分が踏んだ土をならしながらロープに沿って苗を植えていきます。

田んぼの半分には餅米の苗を。収穫した餅米を使って冬には餅つきも行います。
田んぼの半分には餅米の苗を。収穫した餅米を使って冬には餅つきも行います。

と、ここで地味に大変な作業が待っていました。

田んぼには枯れた草のようなものがたくさん生えており、それを取り除く作業が実は大変で、田植えチームの後ろで黙々と枯草集めをするチームも結成。

この日は参加者がたくさんいたため、全ての作業を効率よく分担できましたが、田植え機ではどうしようもできないこういった細かい作業を農家さんは毎年やっているのかと思うと、本当に頭が下がります。

取っても取っても無くならない…。実は田植えよりこの作業が大変だったり。
取っても取っても無くならない…。実は田植えよりこの作業が大変だったり。

約2時間ほどで田植えは終了。整列した苗が、なんだかカワイイ。
約2時間ほどで田植えは終了。整列した苗が、なんだかカワイイ。

そんな苗の隙間をぬって悠々と泳ぐカモ(笑)。気持ち良さそうでした。
そんな苗の隙間をぬって悠々と泳ぐカモ(笑)。気持ち良さそうでした。

手での田植えを体験した感想

普段、田植えのような体勢をなかなかしないため腰が痛くなるのを覚悟していたのですが、短時間で済んだせいか意外と腰は無事でした。

その代わり、太腿の裏という珍しい場所が筋肉痛に。スイスイ歩けていても、実は足に負担がかかっていたのですね。

この苗が、やがて花を咲かせ、稲穂となり、田んぼ一帯が黄金色になった頃に、同じく手作業で稲刈りをするそうです。その間も、前回の大豆種まきの圃場と同様、気が付いた人が雑草を取り除いたりと、こまめに管理をしていきます。

前回に続き貴重な体験となった「みのりっこ 」の活動。我が家も草取りなどがあれば、積極的に参加したいと思います。

続・苗と大豆がこんなに成長!

そして田植えから2週間。「みのりっこ」メンバーの報告によると、こんなに苗が成長しました! 

人間(私)がつまらないことに悩んでいる間も、自然は自分の力でグングン成長。見習わないといけませんね。

さらに、我が家の大豆も1ヶ月足らずでここまで大きくなりました。枝豆の時期に収穫するか大豆になるまで待つかまだ決めていませんが、今後が楽しみです♪

ライター&エディター/ロコっち新百合ヶ丘編集長(川崎市)

編集プロダクションを経て、フリーのライター&エディターとして活動。エンタメ系雑誌での執筆のほか、地域ポータルサイト「ロコっち新百合ヶ丘」の編集長を務める。最近では地元のクリエイターと共に結成した「TEAM MANTIS」(MANTIS=新百合ヶ丘を象徴するカマキリ像から命名)として映像制作をスタート。プライベートでは二児の母。ねこ好き、テクノ好き。DJ検定4級。

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