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小学生がレモネードスタンドで小児がん治療を支援(川崎市麻生区)

ねこさとPライター&エディター/ロコっち新百合ヶ丘編集長(川崎市)

先日、美山台公園近くのとあるお宅で「レモネードスタンド」が行われました。キッカケは、夏休みの自由研究に迷っていた真福寺小学校に通う5年生5人が、保護者のひとりからレモネードスタンドの存在を聞き、その活動に共感したため。

レモネードスタンド普及協会のホームページを参考に、保健所への届出や、値段決め、チラシの作成、スタンドの装飾など、全て子どもたちが中心となっておこないました。

ちなみに「レモネードスタンド活動」とは…
夏になるとアメリカの子どもたちは、レモネードを作って売るレモネードスタンドでお小遣い稼ぎをします。そのレモネードスタンドを利用し、アメリカのある小児がん患者の少女が、小児がん支援のために多額の寄付を集めました。
その活動が日本でも広がることを願い、「レモネードスタンド普及協会」が2016年に発足。小児がん治療の研究を発展させるため、「レモネードスタンド」と「小児がん支援」をつなぐ架け橋となる活動をおこなっています。
詳しくは「レモネードスタンド普及協会」のホームページをご覧ください。→https://www.lemonadestand-pa.jp/

こちらが小学生有志で結成された「レモネードスタンド 友の会」の5人。保健所への連絡も子どもたち自らおこなったそうです。

おいしいレモネードを提供するため、レモン果汁と水・炭酸の割合を前もって確認するメンバーたち。

スタンドの目印となる飾り付けも自分たちで制作。

保護者にアドバイスをもらいながら、チラシも自分たちで制作したそうです。

告知は5人が通う学校内でのお知らせと、SNSの発信のみでしたが、多くの人がレモネードを求めてスタンドへ。

接客もレモネード作りも自分たちでおこなうため、当日は大忙し!

1杯100円で販売されたレモネードは、蒸し暑い日にちょうど良い爽やかなお味でした。

小児がん治療支援だけでなく、熱海で発生した災害を支援するための募金箱も。

メンバーと保護者の皆さんで記念撮影。中には「ヘアドネーションにも挑戦したい」と言うメンバーも。今後の活動にも注目です!

4時間で139杯を販売

当日は小雨がパラつくあいにくの天気でしたが、4時間で139杯を販売し、約15,000円の寄附金を集めたそうです。集まったお金はレモネードスタンド普及協会を通じて小児がん支援団体などへ送られ、活動の様子は夏休みの自由研究として子どもたちがまとめるとのこと。

「思った以上に人が来てくれたし、おいしいと言ってもらえて嬉しかった。またみんなで集まって開催したい」と語ってくれた5人。麻生区の片隅でおこなわれた素敵な活動が、今後さらに広がることを願っています。

ライター&エディター/ロコっち新百合ヶ丘編集長(川崎市)

編集プロダクションを経て、フリーのライター&エディターとして活動。エンタメ系雑誌での執筆のほか、地域ポータルサイト「ロコっち新百合ヶ丘」の編集長を務める。最近では地元のクリエイターと共に結成した「TEAM MANTIS」(MANTIS=新百合ヶ丘を象徴するカマキリ像から命名)として映像制作をスタート。プライベートでは二児の母。ねこ好き、テクノ好き。DJ検定4級。

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