【専門家厳選】よく寝る赤ちゃんに育てるための出産準備リスト
『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』著者の乳幼児睡眠コンサルタントねんねママです。
いまでこそ専門家として活動しておりますが、私が娘を出産した時は寝かしつけについて何も事前に勉強していませんでした。
出産前に気になったのは「赤ちゃんはどんな風に旋回して出てくるのか」「子宮口が広がる大きさはどのくらいか」「会陰切開を防ぐには」という出産に関することばかり。
出産が不安だったので、仕方ないですよね。。
ですが、出産したその日から赤ちゃんの睡眠トラブルとの戦いは始まります。
「寝てくれない」「抱っこからおろせない」「スクワット地獄…」
そういった悩みを持つかどうかも、知っているか知らないかで大きな差がでます。
ぜひ事前に本またはYouTubeで知識を仕入れておくことをおすすめします。
乳幼児睡眠コンサルタントおすすめ!出産準備リスト
産後、初日から苦労させられるのが夜泣きと寝かしつけ。
乳幼児睡眠コンサルタントの視点で、用意しておくのがおすすめのアイテムリストをご紹介します。
ワンタッチおくるみ
「おくるみ」と聞くと出産祝いの定番のガーゼの布のようなものを思い浮かべられるのではないでしょうか?
そうしたおくるみで赤ちゃんを巻いてあげることは、ママのお腹の中を思い出させて安心させることにつながります。
しかし、実際にムニムニ動く赤ちゃんを相手に布のおくるみで巻くのは至難の業。
実際に試してみるとわかっていただけるかと思いますが、なかなか難しいものです。そしておむつ替えのたびに解くのも面倒。
そこでワンタッチおくるみが便利なのです。
「スワドルミー」や「スワドルアップ」などという商品名で発売されているものが代表的ですが、面ファスナーでペタッと留めるだけ、チャックをピッとあげるだけ、などと簡単に脱ぎ着させられるタイプのおくるみです。
よく寝てくれ過ぎて卒業させるのが怖い…となってしまうのが難点ですが(寝返り習得前に卒業練習が必要になります)、そのくらいよく寝てくれるとされているアイテムです。
ベビーモニター
通常の出産準備リストにはありませんが(出産後の購入でも全く問題はないですが)、ねんね上手な赤ちゃんに育てるためには導入することをおすすめします。
産後のママはどうしても赤ちゃんの声にすぐに反応してしまうもの。
「ふえ〜っ」と泣き声が少しでも聞こえたら飛んでいく勢いで駆けつけてしまうもの。
しかしそのすぐに駆けつける行為が、赤ちゃんが自分で寝つく練習をする機会を奪ってしまい、知らず知らずのうちにねんね下手な子に育ててしまっている可能性があるのです。
ベビーモニターがあれば、泣いたらまずはモニターで確認して2〜3分見守るという間を挟むことができます。
また、赤ちゃんが寝ている間に家事をすることも、リビングと寝室のフロアが分かれているご家庭などでも安心して赤ちゃんの様子を見守ることもできます。
確認のため…と言いながら入退室してしまうと、その刺激で赤ちゃんを起こしてしまいかねないので、モニターで確認できるようにしておくのが安眠につながります。
▼【やってはいけない】赤ちゃんを「ねんね下手」にしてしまう7つのNG習慣
遮光カーテン
寝室のカーテンはどのようなものを使っていらっしゃいますか?
もし、朝になると光が入ってくるようなカーテンを使用されているのであれば、できれば遮光に変えることをおすすめします。
光はヒトを覚醒させる作用があるので、特に敏感な赤ちゃんたちは朝日が漏れてくると「もう朝かな…?」と5時ごろに目を覚ましてしまうことも考えられます。
一言で遮光カーテンといってもさまざまなタイプがあり、完全遮光 / 一級遮光 / 二級遮光 / 三級遮光と等級が分かれます。さらにカーテンの色によっても遮光の度合いは変わります。
等級別・色別での差を実験した動画があるので、気になる方はぜひご覧ください。
また、窓からの光漏れだけではなく、廊下やリビング側からの光漏れによって早朝に起きたり、寝つきが悪くなったりする影響も考えられます。
赤ちゃんは一筋の光にも反応してしまったりするので、気になる方は下記の記事を参考に隙間を埋める補強をしてみてください。
ベビーベッド
「買ったけれど使わなかったもの」としても名前が挙がりがちなベビーベッド。
しかし、ベビーベッドで寝ている赤ちゃんと添い寝で寝ている赤ちゃんでは夜泣きの発生率に差があることが実験でも証明されています(ベビーベッドのほうが発生率が低い)。
添い寝で寝られることもある…と覚えてしまうと、どうしても添い寝を望んで泣いてしまうようになりがちですが、赤ちゃんは環境を吸収して育つ生き物。
はじめから「ここがあなたの寝る場所」と教えてあげることでねんね上手な赤ちゃんが育ちやすくなりますよ。
乳幼児睡眠コンサルタント ねんねママ