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初めての育児に大苦戦!子育ての専門家になった母が2人目には絶対やらないこと

ねんねママ(和氣春花)乳幼児睡眠コンサルタント

だれでも初めてやることには戸惑いますよね。子育てもその1つ。

初めて子育てをするときは、どうして良いかわからないもの。右も左もわからないのに、世界で1番大切な人の命を預かるなんて…と、そのプレッシャーに押しつぶされそうになった記憶があります。

いまは子育てカテゴリーで専門家として活動している私ですが、娘を出産した際は何も知識を持っていませんでした。しかし今は、育児をした経験、そして3年ほど子育てカテゴリーで専門家として活動してきた治験により、さまざまな知識を得ることができました。

現在妊娠7ヶ月ですが、次こそは…!と思うこと、たくさんあります。知っているだけでラクになる育児ってとてもあると思います。

この記事ではそんな経緯で寝かしつけに苦戦し、乳幼児睡眠コンサルタントとして活動する『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』著者のねんねママが、2人目育児では絶対にやらない反省点を共有していきます。

①泣きながら母乳

出産した病院が母乳推進だったこともあり、「母乳でなくてはいけないんだ!」と思い込んでいました。

こちらは飲ませるのも下手、あちらは飲むのが下手という状態で、にっちもさっちも…毎日血だらけになって授乳し、痛みと苦痛と、そして一般的には「幸せ」とされる授乳タイムを苦痛を感じてしまう罪悪感で心身ともにボロボロで泣きながら授乳していました。

いま言えることは、そこまでして頑張らなくていいんじゃない?ということ。

母乳はたしかに素晴らしいものだけれど、ミルクだって今は非常によくできています。身も心もボロボロにしてまで母乳をするなら、ミルクに切り替えてしまってニコニコ育児できたほうが健康的だし、完全に切り替えずともミルクを併用しながら休む時間を作ってもよかったと思います。

ちなみに…母乳とミルクでよく言われている「ミルクの方がよく寝る説」については、乳幼児睡眠コンサルタントの視点から下記の動画で解説しています。

②ふらふらになりながら離乳食作り

手作りすること=愛情、だと思い込んでいました。

もちろん、手をかけることでの愛情表現もあります。でも手作りすることだけが愛情ではないし、ベビーフードを使うことが愛情不足ではありません。そこにしっかり意識を持つことは大切だと、いまは思っています。

寝不足で、家のこともままならず、すべてが回っていないのにそこに加えて離乳食作り…産後ボロボロの母の体力は正直持ちません。

それで笑顔を失って、イライラしながら「今作ってるんだから泣かないでよ!怒」などと声を荒げ、赤ちゃんは泣き、そしてそんな自分に自己嫌悪…というサイクルになるくらいなら、買ってきていいんじゃない?むしろその方が衛生的だし栄養も◎では?と今は思っています。

離乳食のHow Toについてはシリーズで管理栄養士さんと対談もしております。よかったら参考にしてみてください。

③エアコンを使わない

「エアコンは体に悪い」という意識が自分の中のどこかにありました。だから、夏生まれの娘が自宅に帰ってきたとき、エアコンをつけていなかったのです。

すると、徐々に反応が弱まり、こちらが話しかけてもうんともすんとも言わない状態に…おそらく熱中症でした。うちわで仰いだり、部屋を涼しくしたり、授乳したり…という対処で難を逃れましたが非常に怖い体験でした。

赤ちゃんは体温調節が苦手のため、室温で適切な温度に調節してあげることはとても重要です。

そのときの体験やアナフィラキシーなど、育児で恐ろしかった体験をお話ししていますのでよかったら参考にしてください。

④寒くないように室内でも靴下、厚着

とにかく「寒くないか」ということばかり心配していました。命を守らねば!風邪など引かせないようにせねば!という意識でしたね。

でも、振り返ってみれば「暑すぎるのでは?」という心配をしてなさすぎていたように思います。赤ちゃんにとって、③に記載の通り暑さは危険です。命を守る意識をするなら、過度の体温上昇こそが気を遣わなくてはならないポイントでした。

室内でも靴下をはかせなくてはいけないと思い、裏に滑り止めのついた靴下を探したりもしましたが、赤ちゃんは裸足の感覚を身につけるのが大事なので、特に室内では裸足でOKです。

実母が特に「寒くないか?」「靴下を履かせなければ」と言ってくるタイプだったので、そのあたり昔と常識が変わっていることを頭に入れておくことも大事ですね。

⑤手厚い手厚い寝かしつけ

「うちの子は全然寝ない子。ねんねが下手な子」ずっとそう思っていました。

だから、抱っこ・スクワット・添い乳…手厚い寝かしつけのオンパレードでずっと過ごしていました。

結果、全然寝られない、1歳になっても抱っこで寝かしつけ、夜中に何度も起きて授乳をしないと寝てくれない子になってしまった…という経験をしました。

赤ちゃんは上手下手はあれど、みんな寝る力を持っています。

「うちの子はねんねが下手だから…」ともともとの気質のせいにしていまいがちですが(もちろん気質の差はありますが)、それよりも睡眠環境や習慣が大きく影響しています。

大人が環境を整えて、その力を引き出せるようにアプローチしてあげるかどうかによって、ねんね上手になるかどうかかなり変わってきます。

次の育児ではしっかりねんねの力を引き出せるようにアプローチしたいと思っています。

新生児〜赤ちゃんからでも意識できるねんね改善についてはこちらの動画でお話ししています。

初めての育児だとつい気合が入って力みすぎてしまいがちですが、適度に気を抜きつつ、このような知識も活かしながら取り組んでみてくださいね♪

乳幼児睡眠コンサルタント ねんねママ

夜泣きや寝かしつけにお困りの方へ★200名以上在籍!乳幼児睡眠のプロに質問ができる「寝かしつけ強化クラス」も運営中♪

著書『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』では、抱っこで寝かしつけのクセをとる方法の他に、授乳で寝かしつけのクセをとる方法、ママやパパをさわりながら寝るクセをとる方法、具体的なねんねトレーニング方法などを具体的に解説しています。困った時の「こんなときどうする?Q&A」や「寝かしつけのよくある疑問100問100答」も収録!好評発売中です。

乳幼児睡眠コンサルタント

乳幼児睡眠コンサルタント。株式会社mominess代表。自身が夜泣きに悩んだ経験から国内外の乳幼児睡眠に関する資格を取得。0〜3歳モンテッソーリ教師資格保持。YouTube「寝かしつけ専門学校ねんねママチャンネル」やInstagramなどで発信を続け、2023年現在、SNSの総フォロワーは18万人超。運営する「寝かしつけ強化クラス」では月間200問以上の睡眠に関する質問回答を行っている。著書に『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』『〇✕ですぐわかる!ねんねのお悩み消えちゃう本』がある。

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