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【寝屋川市】高倉とんど保存会が令和4年の干支とんどの寅と大とんどに点火! 歳神様を天に送る伝承行事。

neyamon号外NETピックアップ! 大阪府のライター(寝屋川市担当)

令和4年1月15日(土)高倉とんど保存会が令和4年の干支とんどの寅と大とんどに点火し、歳神様を天に送りました。
これは、火を点ける直前の17時前の寅の雄姿です。
夕焼けの空をバックに勇壮な姿ですね。

今年のとんど焼きは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、地元高倉町内のみに日時を告知し、町内の約80名程が見守る中、開催されました。

高倉とんど保存会は、地域の伝統を子どもたちに知ってもらい、後世に残そうと、約40年前に途絶えた正月飾りやしめ縄などを焼いて五穀豊穣・無病息災を祈る「とんど焼き」を平成22年に復活させました。

復活後11回目の制作となる今回の「干支とんど『寅』」の大きさは、全長 4.1 m、高さ2.1mで、大きさはもちろん迫力のある「寅」です。

これまで、農家を中心とした会員で、辰年にゴジラ、申年に孫悟空、酉年に火の鳥、戌年に土佐犬など、青竹、稲わらを使ったユニークな「とんど」を制作されていましたが、今回からは、会員のみならず、自治会・福祉委員会など、高倉地区の住民皆で協力して地域の伝統行事を盛り上げています。

令和4年は干支の組み合わせの39番目にあたる壬寅年です。

壬はゆったりと曲がりながら流れる大河の水を表し、寅は決断力と才知を意味します。

コロナ禍にあっても寅の持つ力強さで平穏な世の中に戻ることを期待して作ったそうです。

定刻の17時ちょうどに広瀬けいすけ寝屋川市長が駆け付け、挨拶されました。

「コロナの感染が拡大してますので今日の開催も心配していたのですけれど、屋外ということで、コロナの感染予防対策をしながら楽しんでいただきたいと思います。

この寅のミニチュア版が市役所にもあり、みなさん記念撮影をしておられます。市内でも段々と少なくなっているとんど焼きですが、こうして続けていただいてることに感謝します。」と挨拶がありました。

次に高倉とんど保存会の小林伸行会長は、「令和4年は、干支の組み合わせの39番目にあたる壬寅(みずのえとら)年です。壬はゆったりと曲がりながら流れる大河の水を表し、寅は決断力と才知を意味します。コロナ禍ですが、寅の持つ力強さで平穏な世の中に戻ることを期待して作りました。」

「今年は干支とんどを作って11回目で来年で1周回ります。これからも是非続けていきたいと考えています。」と話しました。

干支とんどのトラは、年男の小学6年生が点火し、トラの力強さで疫病(コロナ)退散を祈願しました。

さていよいよ点火します。

火が着くとあっという間に炎が上がり、寅の体が火に包まれました。

躯体が崩れ落ちて頭部が焼け落ちるまで2分ほどでした。

また、大とんどには、年男年女の大人2名が点火し、正月のしめ縄などを焼いて歳神様を天に送りました。

大とんどは今年の恵方である北北西に倒されました。

お忙しい中、広瀬市長もとんど焼きを最後まで見守っておられました。

子どもたちにも大人気の広瀬市長は、未来の宝である子どもたちにもひとりひとりご挨拶。

とんど保存会の小林会長は、「大とんどは、今年の恵方(北北西)に倒れましたので、今年は良い年になると思います。ご協力いただきました皆様、大変お疲れさまでした。また、ご見学のみなさま、ご寄付を頂きましたみなさまありがとうございました。」と結びました。
この様子は、2022年1月20日のJcom「つながるNews」で放送されました。

【場所情報】
高倉とんど焼き
〒572-0803 大阪府寝屋川市梅が丘2丁目10

高倉水利組合
毎週土曜日朝8時から、高倉とれとれ青空市場開店しています。
(寝屋川市立梅ヶ丘小学校前、うぐいす公園下)
新鮮な野菜や果物を安く販売しています。

号外NETピックアップ! 大阪府のライター(寝屋川市担当)

地域ニュースサイト号外NETピックアップ! 大阪府(寝屋川市担当)のライターをしています。寝屋川市内の新しいお店、グルメ、行政サービス、イベント、歴史や文化など、実際に地域を歩いて発見したコト、モノ、出会った人などの情報を、愛を込めてお届けします。

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