京都発【和菓子×テキスタイル】ぷるぷるでおいしい大人気の「わらび羹」は海外からもお取り寄せできる!
おうち時間を少しでも楽しく!と、夏のおすすめのお取り寄せ和菓子をご紹介しています。
前回の記事では、京都の料亭の本格的な和菓子をご紹介しましたが(前回の記事)、今回はもっとカジュアルかつリーズナブルに「かわいい!」が詰まった和菓子をご紹介します!
京都より、和菓子にポップな和のテキスタイルを融合させた「SOU・SOU(そうそう)」というお店の新感覚のひんやりぷるぷるのかわいいお菓子「わらび羹(かん)」です。
楽しい気持ちになるその見た目、しかも日本茶好きには気になる「和三盆(わさんぼん)」と「ほうじ茶」の2つの味。
そして、製造元は京都で大福など親しみやすい和菓子を長年作り続けているお店。味は保証付きです。
しかも、なんと、海外からもお取り寄せ可能!(※国と地域は限られる場合があります。お店に直接お問い合わせください)
この夏に出たばかりの新商品なので私も今回が初めてです。では早速食べてみます。
かわいい見た目に一目ぼれ
和菓子のご紹介の前に、SOU・SOUのご紹介を。
京都に本店のある、和の素材・デザインをいかした服や雑貨を扱うお店です。
和のデザインを取り入れながらもポップなスタイルなのは、マリメッコ(フィンランドのテキスタイルデザインの会社)でも活躍されていた方がデザインを担当しているからだそう。斬新な色使い、他にはないパターンが目を引きます。
また、伊勢木綿や高島縮(たかしまちぢみ)など伝統的な素材を使用し、職人の手作業で布を染める捺染(なっせん)や藍染めなど、日本の伝統を大切にしています。
SOU・SOUのホームーページ(外部リンク)には、
とあり、おしゃれでありながら肩ひじ張らないカジュアルさ。どの商品もまさにそんな雰囲気です。
昨年の夏は浴衣のデザインをゲーム「どうぶつの森」とコラボしたり、これまでにスタジオジブリとのコラボや、雑誌の付録のエコバッグや雑貨などもあります(数年前の雑誌の付録で和菓子柄のバッグを持っています。こちらが初SOU・SOUでした)。
私がSOU・SOUの服や雑貨を楽しむようになったのは、コロナ禍がきっかけです。外出もままならず気分が沈みがちな時に「好きな服を着て気持ちだけでも明るく過ごしたい」と思うようになり、和柄のマスクをはじめ以前から気になっていたものをそろえるようになりました。次々とアイテムは増え、家の中の雰囲気も明るくなったように思います。
伝統を日常に落とし込み持続可能な形にしている点、伝統を絶やさず次の世代や次の時代に繋げていくという意味でも素敵です。
店舗は京都、東京(青山)、さらには海外(サンフランシスコ)にもあるのですが、なかなかお店には伺えず、今年の夏もオンラインショップをチェックしていたところ、透明な中にかわいい数字が並んだ涼し気な和菓子に目が釘付け!
それがこちらの「わらび羹(かん)」です。
SOU・SOUさん、実はテキスタイルデザインを元にしたお菓子もたくさん出しているのです!
SOU・SOUを代表するのがこちらのデザイン「SO-SU-U(そすう)」。数字がランダムにかわいく並んでいるシャツや靴下、雑貨が多いですが、和菓子にも!
暑い日はぷるぷるでひんやりした和菓子が食べたくなるのと、和菓子と日本茶好きにはたまらない「和三盆」と「ほうじ茶」の二種類の味だったこと、そして、製造元が以前から時々利用している「伊藤軒」ということで迷わず購入。届くのを心待ちにしていました。
和三盆とほうじ茶の2つの味を、いざ、実食!
新商品なので「わらび羹」を食べるのは私も初めて。
冷蔵庫に入れて冷やしておいたわらび羹を出して半分に切り、どんな味だろう?どんなお茶が合うかなぁ?と冷煎茶と冷抹茶を用意して、わくわくしながら食べてみました。
和三盆のわらび羹は冷煎茶にも冷抹茶にもぴったり!
まずは、和三盆から食べてみます。
和三盆については前回の記事(外部リンク)でも少し触れていますが、香川県や徳島県で伝統製法で作られるきめ細かいお砂糖です。和菓子に使うと少し茶色っぽくなります。
わらび羹をよく見ると、二層になっているのがわかります。
上の部分は透明でぷるぷるの和三盆入り錦玉羹(きんぎょくかん)。
そこに硬めの寒天でできた白い数字が並んでいます。白色は原材料にある脱脂粉乳ではないかと推察。しかしミルキーな味はせず、和三盆の味を邪魔しません。
こちらの寒天でできた数字を美しく並べるのはかなり手間のかかる作業ではないかと思われます。丁寧な手作業ですね!
下はわらび粉を使った弾力のある生地で、ややもちもちした食感です。
包丁で切ってもスプーンですくっても、二層がバラバラになることはなく、数字だけ飛び出ることもなく、ひとすくいで3度おいしい、そんな絶妙なバランスです。
数字がなければかなり地味なお菓子ですが、SOU・SOUのデザインの「SO-SU-U(そすう)」と呼ばれる数字が入ることで見た目も可愛く、数字部分の固い食感が加わることでよりいっそう楽しめます。食べてみて、数字部分が重要だと気が付きました。
和三盆の上品なコクと甘さは冷煎茶にも冷抹茶にもピッタリです。もちろん温かい煎茶や抹茶にも合いますよ。
ほうじ茶のわらび羹は冷煎茶が合う!
さて、お次はほうじ茶のわらび羹。
お茶の味にはうるさい私。さて、ほうじ茶の味はどうかな、と食べてみました。
強すぎず弱すぎない、ほうじ茶のほどよい香りとさっぱり感。おいしいです♪
和三盆のわらび羹より甘さがすっきりしているように感じました。
我が子にも「これ何の味かわかる?」と出したら「ほうじ茶!」と即答。
香料などは入っていない、ほうじ茶そのものの香りと味です。
こちらに合うのは冷煎茶。冷煎茶はお菓子の味も引き立てつつ、冷煎茶自体の香りや味も感じられました。温かい煎茶も合います。
冷抹茶は合わないことはないのですが、お菓子より抹茶の香りや味がやや強く感じて少しアンバランスでした。
お茶味のお菓子に合わせるお茶ワンポイントアドバイス
ほうじ茶味のお菓子の場合、飲み物としてほうじ茶を合わせるのは私はお勧めしません。両方がほうじ茶の味だと、お菓子と飲み物のどっちの味かわからなくなってしまいますから・・・。
リーズナブルな価格でちょっとした贈り物にも
京都の和菓子と聞くと、老舗の伝統的なものや敷居の高いものをイメージしますが、わらび羹は手に取りやすい価格帯の756円(税込)。
味よし、見た目よし、価格もリーズナブル、と三拍子そろっています。
ポップでかわいくシンプルな味わいなので、子どもから年配の方まで幅広い年代に喜ばれそうです。
小さいお子様なら、数字を読んで遊んだり、数字だけ取れるかな~と解体(?)したり、知育菓子にもなり得ますね(笑)
大きさは約11×8センチ、厚みは約2.5センチで、私は半分に切ったものを一人で食べましたが、一度に食べるにはちょっと多いと感じました。甘味もあるので4等分した大きさがちょうどいいように思います。家族やお友達とシェアするのもいいですね。
賞味期限も製造から150日とあり、日持ちするのも嬉しいです。
最近、和三盆のわらび羹を横浜駅のクイーンズ伊勢丹で見かけたという情報もありますので、SOU・SOU店舗やオンラインショップ以外でももしかしたら手に入るかもしれません。
そして、京都駅には「伊藤軒/SOU・SOU JR京都伊勢丹店(外部リンク)」というSOU・SOUのお菓子を扱うお店があります。
オンラインショップでも手に入りますが、手ぬぐいとセットになったお菓子など、他の人と被らない一風変わった京都のお土産を選ぶのに良さそうです。
わらび羹以外のお菓子も、懐かしさと新しさが融合したかわいいものが沢山あります。
海外発送も可能!
なんと、SOU・SOUのお菓子は海外発送も可能とのこと。
スウェーデン在住の方に聞いてみたところ、SOU・SOUの商品はネットで注文してから10日ほどで届くとのこと。個人でEMSで送ったりすると送料が高すぎ、船便だと3カ月もかかりますが、SOU・SOUは欲しいものがすぐに届いて嬉しい、とおっしゃっていました(お店のサイトにも海外へは1万円以上の商品を購入すると送料無料とあります)。
「わらび羹」はスウェーデンにも無事届いたそうです。現地ではなかなか手に入らない日本の和菓子が食べられる!と喜んでいらっしゃいます。
わらび羹のレビュー(感想)を見てみると、日本語と繁体字(台湾)のコメントが沢山。台湾からのレビューの多さに驚きました!台湾でも人気なのですね。
SOU・SOUのお菓子は海外へは発送不可のものもあるそうなので、もし海外にお住まいの方でお取り寄せしたい場合は、お店に問い合わせてみてくださいね。
SOU・SOUオンラインショップ(外部リンク)
デザインもお菓子も伝統と新しいものの融合が素敵
テキスタイルのデザインも和菓子も伝統的なものを大切にしつつ新しい感覚も取り入れていて、様々な年代の方に愛されているSOU・SOU。
生活の中に取り入れやすく敷居が高くない和のデザイン。
特に台湾では現地のセブンイレブンとコラボしたアイテムもあったりと、コアなファンが沢山いるようです。
古くて新しい素敵な京都のテイストをお家でも楽しむ、そんなティータイムのご紹介でした。
次回もおうち時間にぴったりのお取り寄せ和菓子をご紹介します。お楽しみに!