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【さいたま市大宮区】造幣局を見る・聞く・学ぶ!見どころ満載でためになるガイドツアーに行ってきました!

にじいろパンダ

地域情報発信ライター(さいたま市)

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さいたま市に移り住んでから、訪れたいと思っていた「造幣局さいたま支局」。工場や施設内の「造幣さいたま博物館」は自由見学もできますが、今回は見学ガイドツアー(所要時間約90分)を予約して見学してきました。

造幣局さいたま支局とは

造幣局は現在、大阪の本局、広島支局、さいたま支局の3局があります。2016年、東京都豊島区にあった「造幣局東京支局」がさいたま市大宮区に移転し、現在に至ります。

さいたま支局における貨幣の製造は、プルーフ貨幣を中心に行っています。プルーフ貨幣とは、記念貨幣や、通常貨幣に収集向けの特別な加工を施したもので、美麗な鏡面と鮮明な模様を有します。金属工芸品的性格をもち、記念品として保有するのに適した貨幣です

さいたま支局ではそのほか、勲章の製造、金属工芸品の製造・販売、貴金属製品の品位証明なども行われています。

見学ガイドツアースタート

ガイドツアーを予約した日時に、博物館入り口(さいたま新都心公園側)から入館し受付を済ませました。開始時間になると担当ガイドさんがあいさつをしてくださり、いよいよガイドツアーの始まりです。

①事業紹介ビデオ上映

最初は、ビデオ上映から。座席に座って、造幣局の事業紹介の映像を見せてもらえます。思わず「へえ~!」「そうなんだ!」という言葉が出てくるような、見ごたえのある内容でした。

②工場見学

次にガイドさんの案内で、見学通路からガラス越しに工場を見学します。1階~3階まである工場内は撮影禁止のため画像はお見せできませんが、内容の一部をご紹介します。見学時に稼働していないところは、映像を見たり説明を受けたりして案内してもらえます。

プルーフ貨幣の製造工程では、貨幣を研磨機で磨き上げ、鏡面のように仕上げるバレル研磨や、圧印機で貨幣の模様を2回以上連続して圧印する作業を見学しました。研磨機のモコモコ泡の中で、貨幣を磨いている様子を見ることができました。

また、勲章の製造工程では、熟練した職員さんが七宝盛り付け作業をする様子などを見ることができました。仕上げられた繊細で美しい勲章を間近で見て、日本の技術の高さに深い感銘を受けました。

特に印象深かったのは、2021年11月に発行された、世界最高水準の偽造防止技術を施した新500円貨幣の特徴です。見学から帰って詳しく調べたので、特徴についてご紹介します。

素材

【従来500円】1種類(ニッケル黄銅)→【新500円】3種類(ニッケル黄銅・白銅・銅)

構造 

【新500円】2種類の金属板をサンドイッチ状に挟み込む「クラッド技術」でできた円板を、別の種類の金属でできたリングの中にはめ合わせる「バイカラー技術」を組み合わせた技術

側面加工

【従来500円】斜めギザ → 【新500円】異形斜めギザ(大量生産型貨幣への導入は世界初!)

潜像(見る角度により見え隠れする文字) 

【従来500円】上から見たとき「なし」/下から見たとき「500円」 → 【新500円】上から見たとき「JAPAN」/下から見たとき「500YEN」

新500円貨幣には他にも、微細文字、微細点、髪の毛よりも細い微細線など、金属彫刻における最先端技術が使用されています。今回改めて特徴を知り、従来の500円貨幣から格段に進化したことがよく分かりました。なお、従来の500円貨幣は、引き続き通用します。

③博物館見学

最後は博物館の展示物の見学です。ガイドさんの豊富な知識で説明を受けながら、展示を見ることができます。

展示物

館内には、大判小判などの古銭、明治以降の貨幣、記念貨幣、勲章・褒章など、貴重な展示物があります。

日本最初の流通貨幣といわれる和同開珎も
日本最初の流通貨幣といわれる和同開珎も

アクリルタワーケースで展示されている古銭は幻想的で、貨幣の歴史を感じるコーナーです。

貨幣材料の調達難が深刻化した昭和20年に、国内3か所の請負工場で製造された陶製の貨幣。陶貨は約1,500万枚製造されましたが、発行前に終戦を迎えたため、粉砕処分されました。貨幣は、その時代背景も表しているのだと思いました。

地方自治法施行60周年記念の貨幣は、各都道府県のシンボルがデザインされています。埼玉県の1,000円貨幣には、2024年発行の新一万円札に描かれ、2021年大河ドラマ「青天を衝け」の主人公となった深谷市の偉人、渋沢栄一と、川越市の指定文化財である時の鐘がデザインされています。500円貨幣は埼玉スタジアムです。

体験コーナー

展示室入り口には、体験コーナーもあります。100万円の重さを体験できる貨幣袋や、千両箱もありました。100万円の貨幣袋は、とても重かったです。

貨幣の状態を調べることができる「コイン君」で、手持ちの100円貨幣を診断してみました。はたして結果は…。

「健康です」でした!

昭和40年代の100円貨幣も、まだまだ元気だったようです。改めて、お金は大切に扱おうと思うきっかけになりました。子どもも大人も一緒に楽しめる体験コーナーだと思います。

博物館内「ミントショップ」

ミントショップでは、造幣局製品のほか、貨幣にちなんだグッズを販売しています。来館の記念やお土産にぜひどうぞ。

丁寧に磨かれた美しい貨幣セット
丁寧に磨かれた美しい貨幣セット

古銭をデザインした手ぬぐいは趣があります
古銭をデザインした手ぬぐいは趣があります

お土産に「造幣せんべい」を購入しました。貨幣の模様がきれいで見栄えも◎。甘さ控えめで硬さもほど良く、とてもおいしかったです。土産話をしながらのお茶うけに最適。

今回のガイドツアーでは、詳しい説明を聞きながら貨幣について学べる場にもなり、充実した時間を過ごすことができました。また、工場見学を通して、日本の貨幣製造技術の精巧さは、世界に誇れるものだということが分かりました。

お伝えしきれない見どころがまだまだありますので、興味のある方はぜひ一度訪れてみてください。

独立行政法人 造幣局さいたま支局
住所:埼玉県さいたま市大宮区北袋町1-190-22
アクセス:JR各線さいたま新都心駅東口より徒歩約12分
電話:048-645-5899(平日9時~17時)
見学日:月曜日~金曜日(博物館休館日、祝日および年末年始(12月29日~1月3日)は除く)
見学時間:9時~16時30分(入館は16時まで/12時~12時45分の間は工場休止)

造幣さいたま博物館
開館時間:9時~16時30分(入館は16時まで)
休館日:毎月第3水曜日、年末年始(12月29日~1月3日)
*展示品の入替等のため臨時休館する場合あり
*自家用車用駐車場なし/駐輪場は博物館入口にあり
*詳しい情報は造幣局ホームページでご確認ください

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