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【厚木市】ご存じですか? 地震体験コーナーがある防災センターが市内にあります。わかりやすく学べます。

にこにこかおさん地域ニュースサイト号外NETライター(厚木市)

あつぎが大好き。地域ニュースサイト号外NETライター(厚木市)のにこにこかおさんです。今回ご紹介するのは、 「神奈川県総合防災センター」です。厚木市内に地震や風水害などの体験ができるコーナーがある防災センターがあるのはご存じですか?

2011年3月11日。東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故の発生から11年が経ちました。その時、太平洋側を中心に激しい揺れに襲われました。宮城県栗原市で震度7 。震度6強は宮城県、福島県、茨城県、栃木県の4県37市町村で観測されました。

筆者は、当時文京区の会社に勤務しており、高層ビルの7階に勤務していました。今まで感じたことが無いほどの激しい揺れを感じ、揺れが落ち着き近くのグランドに避難したことを覚えております。電話はつながらない、電車は動かず帰宅困難になりました。

どこかに地震などの体験できるところないかな?

その時の災害を知らない子供たちに、いつか災害が起こったときに行動できるようにと、地震などの体験を通じて、わかりやすく防災について学ぶところがないかと探していましたら、市内に地震や風水害などの体験ができるコーナーがありました!

東日本大震災で発生した津波の高さに愕然!

防災センターに入ると、エントランスホールに、東日本大震災で記録された津波高のパネルが貼られています。福島県相馬市で 9.3 m以上を記録しました。子どもたちは、「こんな大きな津波が来たら逃げられない・・・」と愕然としていました。

ガイダンスコーナーからスタート

受付をし、入店するとガイダンスコーナーで、過去の災害映像や館内の施設を紹介するガイダンス映像をみてから、ガイドの方が体験コーナーへ案内してくれます。

震度7まで体験できる地震体験コーナー

最大震度7までの地震を体験できるコーナーです。想像以上に揺れが激しく、震度6の時点で立っていることが出来なく地面に座ってしまいました。

最大震度7までの4つの地震を3方向の揺れで再現し、揺れに合わせて動く迫力あるCG映像とあわせて、臨場感のある体験ができます。以下のプログラムから、一つを体験できます。
・関東大地震(屋外道路上編)
・兵庫県南部地震(住宅室内編)
・東北地方太平洋沖地震(商業施設内編)
・オリジナルプログラム(学校教室内編)

2面の大型スクリーンでCG映像を見ながら揺れを体験して安全確保行動(①転倒しないよう体制を低くする。②テーブルの下に入るなどして頭を守る。③じっと動かず揺れが収まるのを待つ。)を学ぶことができます。子どもたちは、この地震体験を経験して、立っていることが出来ない怖さと、頭を守る行動をしっかり学んでいました。

最大風速30m/秒の暴風を体験

こちらは、風水害体験コーナーになります。今回は、風速体験を経験させていただきました。最大風速30m/秒の暴風を体験し、子どもたちは、こんなに苦しくて息が出来ないとは思わなかった、台風の日には外に出ないと誓っていました。

途中、風速に耐え切れず子供たちはリタイアしました。このような体験は普段できないので、身に染みて災害のことを考えるようになりました。

消火体験コーナー

本物と同じ大きさの水消火器を使った初期消火の体験ができます。

消火体験コーナーでは、消火器の使い方、消火するときは火元を狙うという使い方を学んでいました。子どもたちは帰ってきてから、近所に消火器がどこにあるのか確認していました。

煙避難体験コーナー

煙避難体験コーナーでは、煙が立ち込める迷路から避難する体験ができます。暗い中で、低姿勢をとり、誘導表示を手掛かりに出口に向かいます。

扉がたくさんあって、なかなか出口に出られなくて、混乱しました。おそらく実際ビル火災が起こったときに慌てないように逃げ遅れないようにしようと思いました。

公衆電話での119番通報を体験

公衆電話を使ったことがない子供たちでしたので、こちらで火事や救急時の正しい通報の仕方を学ぶことができました。オペレーターへの伝え方や、声の大きさなど学ぶことができます。

応急手当エリア

AEDを用いた心肺蘇生法や応急手当などを体験AEDの使い方をこちらで学ぶことができます。

避難所体験エリア

災害時の避難所生活を擬似体験ができます。実際の避難先で段ボールパーティションで周りを囲み、段ボールのベッドを置いてあります。

防災用品や、家庭での備蓄品の展示

家庭での非常食の展示

神奈川県の災害コーナー

大きなパネルには、過去に神奈川県を襲った大規模災害の特徴と県の防災対策を紹介しています。

パネルには、「地震列島-日本」「津波に注意」「液状化」「神奈川の活断層」などを展示しています。その他、様々な地震に関することの資料や情報の展示や、神奈川県の防災対策について、災害時の情報通信システムなどの情報が展示されています。

防災Q&A

子どもが楽しみにしていたアクティビティーの一つ、防災Q&A。難易度は3段階あり、防災クイズに答えて、キャラクターをバージョンアップさせていきます。防災の知識を楽しみながら学べました。

帰りには、顔はめパネルや、消防隊のユニフォームも展示されていて、記念に写真が撮れますよ。昔の消防車も展示されていて、消防用具発達の歴史がわかるようになっています。

防災情報・体験フロアは、事前予約制です。事前にお電話で予約をしてからお越しください。1時間一家族だけのご利用となっています。

いつどこで起こるかわからない災害、その時生死を分けるのは災害が発生した瞬間の私たち一人ひとりの判断と行動です。生き抜くために必要な「自助」「共助」を総合防災センターで学ぶことができます。いざというときに慌てず行動できるように学んでおきませんか?

駐車場はこちらの芝生スペースに駐めてください。
駐車場はこちらの芝生スペースに駐めてください。

〈店舗情報〉
店名: 神奈川県総合防災センター
住所: 神奈川県厚木市下津古久280
電話: 046-227-1700 ※ご利用の際は、お電話での予約が必要です。ご予約はご利用希望日の3か月前にあたる月の1日(休館日の場合は翌日)から受付します。
開館時間: 9:00~17:00
休館日: 毎週月曜日(祝日にあたる場合は翌日)
     祝日の翌日(土曜日または日曜日の場合は開館)
     年末年始(12月28日から1月4日)
入館料: 無料
駐車場: あり
公式ホームページ

地域ニュースサイト号外NETライター(厚木市)

地域ニュースサイト号外NETで厚木市のライターをしています。厚木市に移住して、厚木市が第二の故郷になるよう、いろんなことを知りたくて、新しいお店の開拓や、公園散策、手土産のおすすめなど探せば探すほど面白くなってきています。

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