愛媛県西条市で整備が進められてきた国道11号小松バイパスの一部区間が、2023年9月24日（日）に開通します。このバイパスは、西条市小松町新屋敷から小松町安井までを結ぶ全長7.5kmの道路。今回開通するのはその内の400mの区間ですが、この区間の開通により地域交通の利便性の向上が期待されています。

開通区間における渋滞緩和と事故減少

今回開通するのは、小松町新屋敷の0.4km。小松町新屋敷交差点及び西条セレモニー会館前交差点では朝夕の通勤時間帯において渋滞が発生しているそう。しかも、平成30～令和3年の4年間で12件の交通事故がおきており、交通安全面でも課題となっていました。

今回の開通により小松バイパスへ車が流れるようになると、周辺道路の渋滞緩和と交通事故の減少が見込まれます。国土交通省四国地方整備局松山河川国道事務所によると、バイパス開通により交通が分散し、新屋敷交差点付近の国道196号の渋滞緩和や事故減少が期待されるとのことです。

東予港へのアクセス向上

また、今回の小松バイパス一部開通により、関西方面へ行くためのフェリー乗り場がある東予港にも行きやすくなります。東予港は、近畿方面へのフェリー航路の約8割を担っており、トラックが航送車両の5割を占めるなど物流の重要な拠点です。

今回の開通により、東予港を経由する物流の効率化も期待されています。また、一般利用者にとっての利便性も向上し、レジャーや観光のアクセスにも役立ちますね。

地域交通のさらなる改善へ

今回の開通は、西条市の交通インフラの整備において大きな一歩となります。今後も残る区間の工事が進み、地域の交通がもっと便利になることが期待されます。