【韓国グルメ】2024年春、いま注目の韓国スイーツ!根強い“映える”カフェ文化
2000年代後半頃から韓国のソウルフードやスイーツが日本のメディアや雑誌などでも取り上げられるようになり、若者を中心に人気を博しています。ここ最近では「トゥンカロン」(韓国式マカロン/一般的なものより大きく、語源は“太ったマカロン”)が有名ですね。
今回は2024年春の注目スイーツから韓国の定番おやつまで、根強いカフェ文化と共に紹介します。
■韓国風に大胆アレンジ!見た目もかわいい進化系クロワッサン
韓国では、おしゃれなベーカリーカフェが大流行しています。その中で、いま大注目のメニュー、それが進化系クロワッサンです。代表的なものとしてクルンジやオニワッサンがあります。クルンジは『クロワッサン+ヌルンジ』の複合語で、クロワッサンを薄く伸ばして焼き上げたお菓子です。ちなみにヌルンジとは“おこげ”のことで、主に釜飯のおこげにお湯などを入れた料理のことを言います。
オニワッサンは『おにぎり+クロワッサン』の複合語で、その名の通り、クロワッサンをおにぎりの形にしたものです。コロナ禍に流行ったクロッフル(クロワッサン+ワッフル)に次ぐ、“韓国映えスイーツ”になりつつあります。
■かわいいビジュアルと飽きないおいしさで大ヒット!空前のドーナツ&ベーグルブーム
韓国には一つのコンセプトに特化したカフェが多数存在します。その中でもここ数年に渡って話題なのがドーナツとベーグル。かわいらしいビジュアルはもちろん、ドーナツに関しては甘すぎない味も好評で、日本でも韓国通の間で大ブームとなりました。日本のクレープのように種類が豊富で、甘いものからおかず系のしょっぱいものまでが揃っています。
■映像コンテンツにも使われる韓国おやつの定番
ハットグという言葉をご存じでしょうか。ハットグは韓国式のアメリカンドッグです。グラニュー糖をまぶしたものやチーズが入ったものなどがあり、マスタード&ケチャップをかけて食べることが多いです。
また、小説(『夏に私たちが食べるもの』など)の中に盛り込まれたり、大食い系や咀嚼音(ASMR)といったカリカリ食感を生かす映像コンテンツに使われたりと、定番化したソウルフードとなっています。
韓国のカフェ文化は私(筆者)が留学をしていた2000年代前半から既に存在していました。韓国料理は辛いものが多いので、食後に甘いものを食べたくなります。当時はアイスクリームや基本的なケーキが主流だったように記憶していますが、最近はカフェストリートもあり、各カフェが新メニュー開発に力を入れています。メニューだけでなく、外観や店内も映える店が急増し、特に聖水洞(ソンスドン)エリアや新沙洞(シンサドン)カロスキルでは、カフェ自体が観光名所にもなっているのです。日本国内においても販売されているものがあるので、機会があったらぜひ食べてみてもらいたいです。