Yahoo!ニュース

【大阪・中央区】レトロ建築の人気パティスリー、2階の喫茶サロンで非日常を満喫【五感】

西倫世ライター(大阪市)

米粉のもっちりロールケーキ「お米の純生ルーロ」や大阪土産として有名な丹波黒豆入りのマドレーヌ「ええもん」など、数々のヒットスイーツを生み出す「五感(GOKAN)」。国産の素材を使って、多彩なお菓子をつくっています。

天井が高く吹き抜けが印象的
天井が高く吹き抜けが印象的

そんな「五感」の北浜本館は大正時代に建てられたレトロビル・新井ビル。もともとは銀行として建てられ、その後有名なステーキハウスが入居し、2005年に「五感 北浜本館」になりました。

近代建築の意匠を色濃く残す建物は、登録有形文化財に指定され、大阪市の「生きた建築ミュージアム」に選定されているため建築ファンにも人気です。

場所は大阪メトロ堺筋線・堺筋本町駅2号出口から徒歩1分、堺筋沿いにあるので入ったことはなくても、見かけたことはあるかもしれません。

階段をのぼってすぐ、奥に見えるのが客席の入口
階段をのぼってすぐ、奥に見えるのが客席の入口

ここ「五感 北浜本館」の2階には素敵な喫茶サロンがあるのはご存知ですか? ショップがある1階奥の階段をのぼると回廊があり、4部屋の客席があります。

20世紀の美術を代表する世界的巨匠の一人、棟方志功のガラスアートも素敵
20世紀の美術を代表する世界的巨匠の一人、棟方志功のガラスアートも素敵

大正建築の建物なので雰囲気はとってもレトロ。貴族のお屋敷に招かれた気分になれます。

五感のフレンチトースト 季節のフルーツとバニラアイス添え1100円。数量限定
五感のフレンチトースト 季節のフルーツとバニラアイス添え1100円。数量限定

いただいたのは14時以降にオーダーできる、五感のフレンチトースト。豪華に盛りつけられたフルーツもあいまって、惚れぼれするビジュアル。器も含め、レトロな内装にもマッチしています。

生クリームを使わない特製ミルクブレッドをプリン液にひと晩浸し、オーダーを受けてから焼くフレンチトーストは表面がカリッと、中はしっとり。焼き加減が絶妙で、しっかり味は染み込んでいるのに、ふんわり軽やかなパンの甘さも感じられるのが不思議です。自家製のメープルシロップはコクがあるのに、甘さがくどくなくとても上品なのもいい。

レモンケーキ・檸檬燦 1個205円
レモンケーキ・檸檬燦 1個205円

テイクアウトしたのは、ポテっとしたフォルムがかわいいレモンケーキ「檸檬燦(れもんさん)」。生地はどっしりし過ぎておらず、どちらかというとふんわりやわらかめ。

レモンは減農薬で育てた瀬戸内の離島・岩城島のものらしく、完熟してから収穫するため、酸味がまろやかで丸かじりしても安心なレモンなんだそう。とっても爽やかな香りがします。生地の中にはレモンのピールも。

一番好きなポイントは、表面のコーティング。私が今まで食べたことあるレモンケーキは、ここが固い糖衣で噛むとボロボロくずれたり、レモンの味が酸っぱすぎたりしたのですが、こちらはレモン風味のホワイトチョコレートなので、すっきりした甘さです。

レモンケーキなら持ち運んでも型崩れしにくいし、コーヒーにも紅茶にも合うし、意外と他人ともかぶりにくいし、手土産にとってもいいと思います。

★五感 北浜本館(ごかん きたはまほんかん)
住所/大阪市中央区今橋2-1-1 新井ビル
営業時間/10:00~19:00、2階サロン10:00~19:00(ラストオーダー18:00)
定休日/無休
URL/https://www.patisserie-gokan.co.jp/
※営業時間や定休日、メニューの価格等は変更される場合がありますのでご了承ください。

★関連記事

「五感」が手がけるチョコレートショップの記事はコチラ

【大阪・高麗橋】おいしいの宝石箱!チョコレート専門店の冬パフェ【カカオティエゴカン】

https://creators.yahoo.co.jp/nishimichiyo/0100183130

ライター(大阪市)

大阪在住のフリーランスのライター。コーヒーと甘いものが好きなので、カフェを中心に、気になるお店の情報を発信します。

西倫世の最近の記事