この作者のその他のお話はこちらの全話一覧からどうぞ！

_________________________________________________

こんにちは、ニシムラマコジです。これはある日妻が外出先から帰宅した時のことでした。

玄関のドアを開けるなり、いきなり「やっちゃった…」と呟いた妻。一体何があったのかと尋ねると、なんと車のタイヤを縁石にぶつけ、パンクさせてしまったと言うではありませんか！慌てて見に行くと、そこには派手に穴が開いた、タイヤの無残な姿がありました。ひと目見た瞬間に、これは修理でどうにかなるレベルではなく、すぐに新しいタイヤに交換しなければならない、ということが分かりました。幸い応急処置用のスペアタイヤがあったので、一旦タイヤをそれに替えて、そのまま車屋に行けばいい。そんな話をしたのですが…その直後のことでした。妻の口から驚きの一言が飛び出したのです。

「あんた今からタイヤ交換してくんない？」

今から!?確かにタイヤの交換は早めにやった方がいいと思いましたが、だからと言って僕にも都合というもんがあります。当時抱えていた連載の〆切も間近でしたし、そこは丁重にお断りしました。ところが…

「私が困ってるっていうのに…助けるのは嫌だって言うの!?」

妻がまさかのブチ切れ！自分が悪いはずなのに、なんで僕に牙を剝くのか理解に苦しみましたが、こうなったらもう逃げるわけにはいきません。こうして震え上がった僕は慌ててスペアタイヤに付け替え、すぐさま車屋に持って行って新品のタイヤに交換し、なんとか妻の怒りを鎮めることに成功しました。あー良かった。

我が家は冬になると道路が凍結するような寒い地域にあるので、毎年タイヤを冬用タイヤに交換するのですが、そんな時に必ず思い出すエピソードです。皆さんにも同じような思い出はありませんか？あと一月半もしたらまた冬用タイヤから夏用タイヤに戻す作業が必要になるのですが、その時は改めてこの時のことを思い出し、「なんで俺が怒られなきゃいけないんだよ！」と呟きながら、張り切ってタイヤ交換しよう…と思います。

：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：

＜登場人物紹介＞

ニシムラマコジ：この漫画の作者。家庭内ヒエラルキー最下位。

妻：作者より２歳年下。ニシムラ家の絶対王者。

■現在や過去に我が家で起こった出来事を必死に思い出して発表しています。

この他の恐妻家漫画はこちらの全話一覧（外部サイトに移行します）から見てね！