女子ツアーで人気上昇中の青いシャフトって何?さっそく打ってみた!
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。
最近女子ツアーで使用者が急増している青いシャフトをご存知でしょうか?それがフジクラコンポジットの新製品「SPEEDER NX」です!
渋野日向子プロも使っているようですし、西村優菜プロがさっそくこのシャフトを使って優勝しました!いったいどんなシャフトなのでしょうか?さっそくサクッとラウンドで試打してきたのでレポートします。
SPEEDER NXってどんなシャフト?
フジクラのSPEEDERシリーズと言えば、女子ツアーでの使用率が高いSPEEDER EVOLUTIONというイメージですが、その後継モデルが今回の「NX」ということになります。
このNXシリーズ、フジクラ独自の3Dモーションキャプチャシステム「ENSO」による長年の蓄積データを元に生み出されたシャフトということで、これまでのシャフトの概念を覆す、全く新しいSPEEDERになっているとのこと。
僕が試打したのは50X。フレックスSとXのどちらにするか迷ったのですが、重量的に58gというのがちょうど良さそうなので50Xに。ヘッドはキャロウェイのEPIC MAX LSの10.5度。ヒールエンド45.5インチで組んでもらいました。
まずコスメですが、青ベースに今までとは違うSPEEDER NXのロゴとFUJIKURAのロゴが大きくプリントされています。悪くはないのですが、個人的にはもう少し高級感があっても良かったかな〜と。
振りやすくて、捕まりも良い!
コースで打ってみましたが、まず感じたのは先端部分のしっかり感。最近の大きいヘッドのドライバーでも、ヘッドが変に動いてしまう感じが無く、安定して振れます。フェースのトウ側にボールが当たっても当たり負けすること無く、方向性の狂いが少ないし、飛距離の落ち込みも少ない。これはありがたいですね。
そして手元側もけっこうしっかりしていて、中間部分が切り返しのときにクイッとしなって、インパクトに向けてしっかりとヘッドが戻ってくるというイメージ。手元側があまり硬いと僕は切り返しが上手く出来ないのですが、このNXはそんなことがない。
けっこう捕まりも良くて、右にペローンとしたスライスは出にくいし、少しだけ捕まえるイメージで振ると、軽いドローが楽に打てました。
左に引っかかるようなイメージは無いのですが、ヘッドが走ってボールを捕まえてくれる感じはSPEEDERっぽさがあるな〜って感じです。それプラスタイミングのとりやすさとか、芯に当てやすさとかがアップした新しいSPEEDERって感じがしました。
メーカーさんのサイトでは「球の上がりやすさ」も書かれていますが、僕はあまり感じなかったですね。と言っても、上がらないってわけではなく、僕的にはちょうどいい中高弾道くらいの球が出ました。これは50Xというスペックによるものかもしれないので50Sならもう少し簡単に高弾道になったのかもしれません。
フジクラコンポジットといえば、最近はVENTUSシリーズが男女ツアーでかなり人気なのですが、女子ツアーではVENTUSブルーからこのNXに変更するプロもちょこちょこいるらしいです。渋野日向子プロもそうですよね。
僕の感覚的にはVENTUSブルーにSPEEDERの走り感というか、捕まえる感じを足したようなシャフトがNXなんじゃないかって気がしています。
個人的にはSPEEDER NX、けっこう気に入りました。軽いドローで飛距離が出て、スピン量も少なめ。安定して飛距離が出るシャフトに仕上がっていると思います。
男子プロ並みのハードヒッターで左に絶対に行かせたくない人以外は一度試してみると良いんじゃないでしょうか。僕みたいなアマチュアの普通のおっさんには50S〜50Xあたりが一番ピッタリくるような気がします。