みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。

みなさんはゴルフボールをどういう基準で選んでますか？飛距離？スピン？値段？メーカー？

人によっていろいろとボール選びの基準があると思いますが、やっぱ一般アマチュアゴルファーとしては「値段」って気になりますよね。なるべくコスパのいいボールを選びたいものです。

コスパのいいボールといえば、本間ゴルフの「D1」が人気のようです。

ご存じの方も多いかもしれませんが、「D1」は1ダースの実売価格が2000円以下で販売されています。仮に1800円だったとしたら1球あたり150円！ほぼちょっと良いロストボールと同じような価格で新品のボールが使えるんです！

でも「安かろう悪かろう」なら使う意味もないですよね。ってことで、コースで試してきたのでレポートします！

3月に発売された2022モデルは4代目！

「D1」は3月にニューモデルが発売されました。実はこのボールコスパの良さから、超人気ボールなんですよ。2016年に初代モデルが発売になり、今回発売された2022年モデルが4代目ということになります。

さすがにこのお値段ですから、プロが使うようなウレタンカバーの多層構造ボールではなく、アイオノマーカバーの2ピースボールということになります。なので、アプローチでのスピンよりも、飛距離性能を重視した飛び系ボールということになりますね。

さっそくコースで使ってみましたよ！

コースで使ってみましたが、打感は柔らかいです。しかし柔らかいだけじゃなく、柔らかい中にも芯を感じます。ドライバーショットもアイアンショットも少しフェースにひっつくと言うか、乗るような感じも味わえます。

飛び系ってことで、球離れが早くてコントロールが効かないのかなと思ったのですが、そんなことはなかったです。ただ、インテンショナルに曲げられるかというと、さすがにあまり曲がりません。しかし逆にそれって「曲がらない」ってことですから、ドライバーショットではありがたいですよね。

飛距離性能はやはり高い。高弾道のロースピンボールが打てます。ランも期待できる。ヘッドスピードがやや遅めの人でも、このボールなら飛ばすことができると思います。

アイアンショットも高弾道で、少し飛距離が出ますね。さすがにグリーン上ではピタッとは止まらないけど、弾道が高いので、思ったより止まります。僕たちアマチュアがプレーするゴルフ場のグリーンの硬さならミドルアイアンでも2〜3メートルくらいで止まるんじゃないでしょうか（条件にも寄りますけどね）。

アプローチでの使い勝手ってどうなの？

さて、問題のアプローチですが、これはさすがにキュキュッとは止まりません。打ち出しからして少し高めにポンッと出てしまうので、少しポッコンと上げてコロコロと寄せるという感じ。技を使って寄せるというよりも、シンプルにピッチエンドランで寄せるボールですね。もしくは少しロフトの立ったクラブでランニングアプローチでしょうか。

アプローチではほぼスピンはかかりませんが、それを理解していれば十分に使えると思います。パッティングでも柔らかさがありながら、少し芯も感じるので距離感は出しやすいと思いました。

ボールの特性を理解していれば、十分使えます！

D1を2ラウンドほど使いましたが、普段のスコアとほぼ変わりませんでした（笑）

飛距離が出て曲がりにくい分、2打目はいつもより短い番手で打てることも多かったので、楽でしたね。グリーン周りでも寄せワンも取れたし、特に困ることはなかったです。

飛び系ボールということで敬遠するかたも多いかもしれませんが、使ってみると意外に悪くないと思うんじゃないでしょうか。逆にスピン系ボールよりもスコアが良くなる人もいるような気がします。

さすがにアプローチでスピンを入れたり、いろんなワザを使いたい人や、ガチで競技をやっている人にはおすすめできるボールじゃないですが、エンジョイ系ゴルファーにはかなりいいんじゃないでしょうか。いろいろと丁度いいボールという印象です。

ボール選びに悩んでいる人は、この価格なら一度ダメ元で試してみるってのもいいかもしれませんね。このお値段ならOB打ってもショックが小さいしね〜（笑）