昭和の時代には学校の近くには必ずと言っていいほど、文具や学用品を扱うお店がありましたね。朝、足りないものに気が付いても購入出来てとても便利でした。そんなお店も経営者さんの高齢化や様々な理由から閉店してしまうお店も少なくないということです。

辰巳台地区も例外ではなく、辰巳台東小学校・辰巳台西小学校・白幡小学校・辰巳台中学校の4校を扱う、体操服取扱店が3年ほど前に閉店してしまい不便になっていたそうです。そこで声を上げたのが、ふぁっしょんまーと ku’u (くぅ)のオーナーの梅野さんです。自身も小学校に通うお子さんがおられ、子供服に10年以上携わっていた経験をもとに学校用品(体操服、制服等)と子供服、駄菓子、雑貨などを扱うお店「ふぁっしょんまーと ku’u (くぅ)」さんを2022年8月23日にオープンさせたということです。

スタイリッシュな建物に木のぬくもりがある温かみのある外観の中では、制服・体操服・うわぐつ・名札・かばん・帽子が並んでいます。

文具も並んでいます。おこさんがひとりでも購入できる単品売りもあります。

徳島から仕入れているといううわぐつが中敷きがギンガムチェックで可愛いですね。

ふぁっしょんまーと ku’u (くぅ)さんの魅力はそれだけではありません。働くママを少しでも応援したいと体操服とゼッケンを購入した方には「ゼッケン付け」も無料でしてくれるということです。ゼッケンは辰巳以外の学区のものでもお持ち込みOKということです。

働くママたちの強い味方ですね！

手作業で塗った漆喰の壁や外構の足場で使われていた木材を床や壁に施している店内には、主に韓国から仕入れている子供服や小物が可愛く並んでいます。

セレクトショップということですが、女の子の髪留めは税込80円の物もあり100円ショップよりもお得！　他にも可愛くてリーズナブルな商品が沢山ありましたよ～！

そして、もうひとつの大きな特徴は、「駄菓子」の販売を行っていることです。

「親御さんと一緒じゃなくても、子供たちがひとりでお買い物が出来るお店作りをしたい」と安心して子供が集まれる場所を提供するために、駄菓子は全て10円単位で計算しやすいようにしているとのこと。「利益よりも子どもの自立を応援したい」というお母さんの思いが詰まっています。

外のウッドデッキはそのような意味も込められています。子供たちの集まれる場所。ごみ捨てや手洗い徹底をしっかりとして、時には「ごみを捨てなくちゃダメよ～！」と声をかけることもあるそうです。あくまでも親の目線なので、ゲームをしていたりするとお断りをしたり提供時間もしっかりと守ってもらうように見守りをしています。

オーナーさんがお気に入りだというお店のランプが照らしている洋服や小物。そして子供たちの未来も照らしているような「ふぁっしょんまーと ku’u (くぅ)」さん。「地域貢献がしたい」という強い気持ちが溢れていました。取材を終えて心がほっこりいたしました。

店内の小物にもオーナーさんのこだわりが見える「ふぁっしょんまーと ku’u (くぅ)」さん。忙しいママたちと子供たちの憩いの場所になることでしょう。

●ふぁっしょんまーと ku’u (くぅ)●
市原市辰巳台東5-3-4
070-4484-3450
10：00～16：00
月曜定休日
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