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【市原市】閉校する母校への思いをこめて描いた壁画が完成! 「市原市立八幡東中学校」。

nori地域ニュースサイト号外NETライター(市原市)

千葉県市原市の情報ライター、noriです。
館山自動車トンネルに新しく描かれた壁画を取材していたら、とっても感動する記念行事であったことが判明したのでみなさんにもご紹介させていただきます。

「若宮の松葉屋というお蕎麦屋さん付近の、高速道路の高架下に新しく絵が描かれています。校舎の絵かな? とても素敵な感じです」との情報をいただき出かけてみました。確かに素敵な壁画が描かれていました。

壁画の端には「令和四年度 市原市立八幡東中学校 未来へ~四十二年の集大成~」と書かれています。その意味を確かめるため市原市立八幡東中学校へ連絡をいれたところ、「明日、完成報告会を行うのでお越しください」とのことでした。

翌日2023年2月2日に行われた「完成報告会」。八幡東中学校の全校生徒さんや市原市教育委員長さん、学校職員さん、東日本高速道路株式会社のみなさん、そして八幡東中PTAの方々が出席しお話を伺う中、2023年3月いっぱいで八幡東中が42年の歴史に幕を閉じ、閉校してしまうという事実を知りました。

全校生徒数が80名弱という八幡東中ですが、人数が少ない分絆が強く、生徒さん・職員さん・PTAさんの団結で閉校に向けていろいろな記念事業を開催してきたということです。主催はPTA有志で立ち上げた「閉校事業実行委員会」さん。この模様は閉校事業実行委員会さんのInstagramでご覧いただけます。

その記念事業のひとつが今回の「トンネル壁画」だということです。こちらは東日本高速道路株式会社さんが管理している設備で制作にあたっては、「一般社団法人道路厚生会 令和4年度 高速道路等美化促進事業助成金」を活用したということです。

壁画は八幡東中のスローガンである「未来へ ~42年の集大成~」のイメージを有志生徒が描いた5点の作品にあった「青空」「虹」「飛び立つ鳥」と全校生徒を対象に壁画で描きたいものを募集した結果希望の多かった「校舎」「校内の植物」などがモチーフになっているということです。

また、2013年に誕生してから、八幡東中のイメージキャラクターとしてゆるキャラ着ぐるみやグッズとして共に歩んできた「やーひがしくん」も元気に両手を広げ登場しています。

壁画の原案を描き、生徒さんたちの思いをそこに集結させたという美術科の渡辺和代先生は「卒業生・在校生が明るい未来に向かって力強く羽ばたく姿」をイメージしたということです。

学校近くの高架下のトンネルに生徒たちが、今までの卒業生の分も思いを込めて描いた作品は、地元のみなさんはもちろん市原市へ訪れた人たちにも元気と勇気を与えてくれることでしょう。みなさんもぜひ一度壁画をごらんになってみてください。

●市原市立八幡東中学校壁画●
館山自動車道 菊間第二橋橋台

地域ニュースサイト号外NETライター(市原市)

2019年より、市原市の情報をゆるゆると発信中。歌うことと書くことが好きなシンガーアンドライターです。

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