【足立区】千住柳原にある「稲荷寿し 松むら」 地元住民に根強く愛され続けるその理由は?
複数路線が乗り入れるターミナル駅として人気の北千住駅。
駅周辺は、建物や店舗の新旧入れ替えが多く、絶えず景色が変わり続けていますが、駅を少し離れると昔ながらの商店街や古民家も残っており、また違った雰囲気を感じることができます。
北千住駅東口を出てまっすぐ進み、さらに路地を入ったところにある「稲荷寿し 松むら」もその一つ。
地元では有名な稲荷寿しのお店で、地元の方の中では手土産の定番の一つなんです。
外から見える店頭のガラスケースの中には、折詰の見本と、稲荷すし・のり巻の値段が書いてあります。
お店の中に入る勇気がなく外でモゾモゾしていたら、中から「どうぞ!」と元気な声が聞こえたので、扉を開けてみたら、大将と奥様が優しく迎えてくださいました。既に中には常連さんが座っており、楽しい会話が繰り広げられていました。
何にしようか迷っていたら、奥様から「何名様で召し上がりますか?」と聞かれ、他にも色々聞きながら注文。稲荷寿しとのり巻は、注文してから一つ一つ丁寧に握ってくれます。
ふわっと香る、シャリのいい匂い♪
出来上がるまでは、店内で待たせてもらいました。
暑い日だったのですが、冷たいお茶を出していただいて、待ちながら大将や奥様とお話をしながら過ごす時間もほっこり。少し昔の千住周辺の話や、取材に来たテレビや芸能人の話を聞くことができました。
お店の中には、有名人のサインもたくさんありました。
10分ほど待ってお寿司を受け取り、なんだか実家に行って帰りたくないような気持ちになりながらも、お店を後にしました。
自宅用に持ち帰ったので、普通のパックに詰めてもらいました。
食べた瞬間、何年も続いている理由を実感!
海苔の柔らかさ、ご飯の炊き加減に酢飯の風味、稲荷のお揚げのだし・ご飯のこだわり、全てのバランスが完成されていて、とてもおいしい。「千住にこんなお店があるんだよ!」と誰かに教えて食べさせたくなる味です。
この変わらないおいしさと、実家のようなお店の温かさこそが、「稲荷寿し 松むら」が地元で根強く愛されている理由なんですね。
ほっとする味を求めて、北千住駅から少し足を伸ばして行ってみてはいかがでしょうか?
【店舗情報】
稲荷寿し 松むら
住所:〒120-0022 東京都足立区柳原2丁目23−6
予約・お問い合わせ:03-3881-1790
営業時間:8:00〜20:00 (火曜定休)
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。