今回は香芝市役所の近くにある、ナチュラルな雰囲気のカフェ・モンステラを紹介します。

ずいぶん前の話になりますが、ママ友が私の家に遊びに来た時、おいしいパンを持ってきてくれました。

そのパンがこのカフェで作られていたと聞き、「いつかこのカフェでランチしながらしゃべろうね」と話していたんです。
ところが子どもが大きくなりそれぞれ仕事に行き始めたので、実現できないままになってしまいました。
友よごめん。結局私一人でランチに来ちゃいました。

ナチュラルハーモニーな雰囲気の店内

童話に出てきそうな木の扉を開けるとたくさんのパンが並んでいます。

白壁に木のテーブル、グリーンの座席。

カラー業界ではこういう色味を「ナチュラルハーモニー」といい、人間が落ち着く色調なのだそう。だからほっこりするんですね。

私がお店に行ったのは11時20分ごろでしたが、もうお客さんが2組。ご近所にお住まいの方と思われるシニア女性たちがグループで来られていました。

しかも、「お店を出た後は近所のショッピングセンターのフードコートで再度落ち合う」ようなお話も聞こえてきたので、やはり皆さん、ご近所の方のようです。

このお客さんたちのように、普段もママさんやシニア層の女性客が多いそうです。

ボリューミーなサンドイッチでお腹大満足

おなかがすいていたので、まずランチをいただきます。

私は今回、サンドイッチランチとBLTサンドの単品を注文しました。

サンドイッチランチはパンコーナーにあるサンドイッチから好きなものを1〜2個セレクトします。

サンドイッチ1個のランチは税込600円、2個の場合は税込900円です。ランチはサンドイッチとコーンポタージュ、ドリンクのセットです。

サンドイッチはローストビーフサンドをセレクト。飲み物はアイスレモンティーにしました。

ローストビーフと野菜の相性が良くて、するすると食べきってしまいました。

コーンポタージュはしっかり歯ごたえのあるコーンがたっぷり入っていて満足度大です。

ランチより少し間が空いてBLTサンドが到着。思った以上にボリューミーです。

BLTという名の通り、ベーコン、レタス、トマトはもちろん、スクランブルエッグもトッピングされています。

こちらもおいしくてするすると食べちゃいましたが、私、サンドイッチをナメてました。

この２つでお腹がぱんぱんに。どちらかひとつでよかったかも。

女子の中では大食い傾向の私でこれなので、一般女性の胃袋をお持ちの方はお気をつけください。

ランチはほかにもキーマカレーがあります。

隣の席の女性が注文されていたのですが、めっちゃいいにおいがしたので、「そっちにしてもよかったなぁ」と揺らいでいた私。次回はキーマカレーにします。

たくさんの種類のパンに心躍る。何買おう

パンコーナーは入口すぐのところにあります。
天然酵母のパンや、パウダーシュガーやチョコ、ナッツなどが乗った菓子パン、約2年を費やして開発された生食パン、クッキーやシフォンケーキなどのスイーツがズラーっと並んでいます。

パンの種類が多くて驚きました。天然酵母を使用して焼いたパンも数種類あり、目移りします。

お店の方にお伺いしたところ、特におすすめは生食パン「優香（ゆうか）」と「穂香（ほのか）」とのこと。

甘さをとことん追求した「優香」（税込460円）と、香芝産の米粉を使って作られたモチモチ食感が自慢の「穂香」（税込380円）は開発に2年の歳月をかけて完成したそうです。

私は今回、「優香」を購入しました。

持って帰って家族で食べました。

「優香」は甘さをとことん追求したのはまさにそうで、焼かなくても、何もつけなくてもそのままでおいしくいただけました。

ですが何も聞かず、トースターに直行してしまった家族が言うには、焼いてしまったトーストしても甘味がしっかり感じられるので、焼いてもおいしいとのこと。

そして他のパンもいくつか。

いろいろ買って帰りましたが、今回特筆したいのは期間限定・いちじくくるみパン。

天然酵母を使用・特製シロップで漬け込んだいちじくとくるみが混ぜ込んであり、食感のふわっふわとくるみの食べ応えがおいしく感じられました。

今の時期、きっとおいしいはずのアップルパイを買って帰れず残念。次回はぜひ。

障がい者の就労支援とカフェ

こちらで販売されているパンはこのカフェの厨房でパン職人の方と一緒に、就労支援を受けている障がい者の方が作っています。

というのは、このカフェ自体が社会福祉法人以和貴会という、香芝市内で複数の障がい者支援施設をもつ法人が運営している施設のひとつです。以和貴会では、「障がいの有無」にかかわらず共に暮らしやすい「地域共生社会」の実現を目指して、障がいを持つ当事者への生活面や心理面、就労などの支援を行っています。また、そのような活動の一環として、カフェの運営や地域でのフェスなどの開催などにも取り組まれています。先日はふたかみ文化センターでハロウィンフェスも開催、大盛況でした。

このカフェでは、就労支援を受ける障がい者の方が、パン作りや接客（レジなどの会計業務以外）、出来上がったパンを売場に出す、各販売所への納品などを行っています。

カフェで働いている皆さんはとても一生懸命で、生き生きと動いておられました。

そして私が「ここ大事」と思ったのは、わからなくなったらすぐにスタッフの方に確認に戻っていたこと。働くことで社会スキルを身につけていること、困ったときには「困った」と言える環境で働けているのだなぁと感じました。

こういった環境が、このカフェのほっこりとした雰囲気を作っているのだと思います。

こちらの法人ではこのカフェのほかにも

・香芝市総合福祉センター1階「ふれあいキッチンSORA」

・ふたかみ文化センター2階で「ふたかみふれあい食堂～和～nagomi」

も運営しています。

これらもまた、行ってみようと思います。

店舗詳細