2023年の年末に閉店した「朝日堂北店」がなくなり、寂しいと思っていた方。

「かりんとうまんじゅう」を揚げている間に、店内の無料ドリンクのコーナーに座って待つ、あの空間が好きだった皆さん。

あのお店の雰囲気が本店で再現され、営業を継続されています。

今回は「和菓子処 朝日堂本店」に行ってきました。

実は本店に行くのは初めて。場所は洋菓子店ウベールさんの隣です。

本店は磯壁の国道169号線沿い

創業50周年のこのお店は平成15年に本店をオープン。

本店オープン前はじゃんぼスクエアに店舗を置いていたこともありました。

通り沿いから見えるお店はこんな感じ。

店横の駐車場からきた入口です。

店内は北店と同様、和風の黒を基調としたシックな雰囲気です。

ひしめくほどのたくさんの和菓子が並べられているのは北店の時と同じ「和風版・お菓子の家」のよう。

あんは約20種類！ドラえもんも喜ぶたくさんのどら焼き

朝日堂さんと言えばわらび餅やいちご大福、かりんとうまんじゅうが浮かびますが、忘れちゃいけないのはあんの種類が豊富な「二上山どら焼き」。

なんと、2024年3月現在で20種類のあんがあります。

季節を感じる味もあれば、冒険したかも？と思うような味もあり。

アズキのあんこが苦手な人でも、楽しんで食べられる味がきっと見つかります。

ここからは、これまでに何回か食べる機会があった味や、今回食べてみた味についてレビューしますね。

季節感を感じる味のあんがいろいろ

春のおススメどら焼きはこの味。「いちご」と「さくら」

ふたつとも、ほんのりピンクのあんがはさまっています。

季節ものには初夏の「緑茶」「梅」、秋の「かぼちゃ」「栗」「おいも」「安納芋」、冬には「柚子」があります。季節ものと言ってもこれら全部、店頭に並んでいるので今の季節でもいただけますよ。

我が家では、さくら味と柚子味が人気です。

さくら味は娘曰く「まさに、桜餅の味」。あんの色のかわいさにもハマったよう。

柚子味は次男と私が「マイお気に入り」に選定。苦みと白あんが見事にマッチしている感じです。一番のお気に入りになりそう。

あずきのあんこが苦手な人には、「チョコレート」や「キャラメル」味があります。

どちらも、和菓子でありながら和菓子っぽくない感じで、コーヒーと一緒に食べれそうな味でした。

どら焼きの新作を紹介

今回、お店の人に教えていただいた新作の味がこちらです。

「チョコレート」「キャラメル」「みかん」「ほうじ茶」「かぼちゃ」の5種類。

ちょうど家族の人数分があったので、最初はドラフト会議で誰がどれを食べるか決めました。でも結局、みんなで切り分けて食べることに。

最初の取り合いの結果、すぐに取られてしまったのがキャラメル味とみかん味。

残ってしまったのがかぼちゃ味とほうじ茶味。

だったのですが。

結局みんなで食べてみた結果、新作の中で一番人気は意外！ほうじ茶味でした。

香ばしいあんこ、という感じでしょうか。

あずきあんとの相性が良く、特にあんこ好きの夫と長男が気に入りました。

お店の人の話によると、やはり新作の中で一番の売れ筋はほうじ茶味だそうです。

かぼちゃ味はまさにかぼちゃのあん。ハロウィンの時期にはぜひ食べたい。

私が気に入ったのはみかん味

白あんとみかんの柑橘味が印象的なミスマッチ感、でもパンチが効いていて、次のひと口が食べたくなる味でした。あんもほんのりオレンジ色。

ですが、お店では人気がイマイチなのだそうです。

和菓子とみかんの組み合わせがイメージしにくくて、お買い上げにつながりにくいのかなぁ…と話されていました。

新作が不人気な場合、販売終了を検討されることもあるとのこと。

このままではみかんどら焼きがなくなってしまうかも！それは悲しすぎる！

柑橘好きまたは白あんが好きな方はぜひ、なるべく早めにみかん味に挑戦してみてください。おそらく柚子味が好きな人はみかん味にハマると思います。

どら焼きはひとつ税込180〜230円。みかんどら焼きは税込190円です。

北店の閉店が急だったので、正直「どうして？」と心配しましたが、今後は本店で営業を続けられると聞き、安心しました。

どら焼きは不定期で新しい味がでるとのことなので、和菓子好き・甘いもの好きな方はぜひチェックしてみてください！

店舗詳細