【子宮頸がんになると現れる症状５選！】-その症状は"子宮頸がん"のサインかも？-
ご覧いただきありがとうございます
おがちゃん先生です。
今回は…
『子宮頸がんになると現れる症状５選』
を紹介していきます。
子宮とはどんな臓器？
子宮（しきゅう）とは、女性の下腹部にあり、赤ちゃん（胎児）を育てる臓器です。
子宮の上２/３を「子宮体部」、子宮の下１/３を「子宮頸部」といい、子宮頸部は「膣（ちつ）」につながります。
子宮の内側は「子宮内膜」といって、ここは生理周期によって、厚くなったり、剥がれ落ちたりするところでもあります。
子宮頸がんとは？
「子宮頸がん」は子宮頸部に発生するがんのことです。
子宮体部に発生したがんは「子宮体がん（または子宮内膜がん）」といいます。
今回は「子宮頸がん」について解説しますが、以前の記事で「子宮体がん」についても解説しておりますので、よろしければご覧ください。
→子宮体がんの記事はこちらから←
(Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム記事より)
子宮頸がんが起こりやすい人の特徴
●子宮体がんは、40歳代後半〜60歳代の肥満体型の女性に多くみられます。
●それに対して「子宮頸がん」は、性交経験がある女性なら誰でもなる可能性があり…
近年では20歳代後半から30歳代の若い女性に増えていて、30歳代後半がピークとなっています。
子宮頸がんの原因のほとんどが、ヒトパピローマウイルス（HPV）というウイルスの感染だといわれています。
子宮頸がんになるとどうなる？
子宮頸がんは、進行するまで"無症状"なことが多いです。
進行期による分類（Ⅰ期〜Ⅳ期）は下に示します。
そのなかで今回は、子宮頸がんで現れることがある症状を５つに分けて解説します。
①不正出血
子宮頸がんでは、月経以外の出血（不正出血）が起こることがあります。
ただし、不正出血はホルモンバランスの乱れなどでも起こることがあるので、不正出血が必ずしも"子宮頸がんである"とは限りません。
不安がある場合には、一度医療機関への受診をおすすめします。
.
②性交時の出血
子宮頸がんのように、子宮頸部に異常があると、性交時に出血が起こることがあります。
性交時の出血は、不正出血とともに子宮頸がんでみられる初発症状の代表的なものです。
.
③おりものの異常
おりものとは、子宮頸部や子宮内膜、膣から出る分泌物のことです。
子宮頸がんでは、おりものの状態がいつも違ったり、「血液の混じったおりもの」がみられることがあります。
.
④下腹部痛・腰痛・足のむくみ
進行して骨盤内にある組織を圧迫したり、広がると「下腹部痛や腰痛」が起こることがあります。
また、がんがリンパ節まで広がると「足がむくむ」こともあります。
.
⑤尿や便の異常
子宮の周りには、尿を一時的に溜める「膀胱」や、便を一時的に溜める「直腸」があります。
そして、子宮頸がんが進行し、膀胱や直腸に広がると…
尿が出にくくなる・尿に血が混じる（血尿）・便秘・便に血が混じる（血便）ことがあります。
.
最後に
前述したように、子宮頸がんは進行するまで"無症状"なことが多いです。
そのなかで、予防や早期発見のために「HPVワクチンの接種」「子宮頸がん検診」が大切です。
20歳から、2年に1回、定期的に子宮頸がん検診をうけることをおすすめします。
では、今回はここまでです。
最後まで、ご覧頂きありがとうございました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【参考文献】
・日本婦人科腫瘍学会:「子宮頸癌治療ガイドライン2017年版」金原出版
・野島 美知夫:「子宮頸がん予防のためのワクチンとがん検診」順天堂醫事雑誌 / 59 巻 (2013) 1 号
・医学情報科学研究所(2021):「病気がみえるvol.9,婦人科・乳腺外科」第４版,メデュックメディア
・竹内修二(監修)(2018):｢プロが教える人体のすべてがわかる本｣,株式会社ナツメ社
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
併せて読みたいおすすめ記事！
●「子宮体がんになると現れる症状５選！」
→その症状は"子宮体がん"のサインかも？
●「乳がんになると現れる初期症状５選！」
→乳がんになると現れる初期症状とは？
●「更年期障害で現れる３つの症状！」
→"更年期障害"とはどんな症状？
●「甲状腺の機能低下による症状７選！」
→甲状腺の機能が低下するとどうなる？
(Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム記事より)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おがちゃん先生について
● ウィルワン整体スクール卒
● インスタグラムフォロワー1.5万人超
● YouTubeチャンネル
● bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
● 解剖生理学オンラインサロン運営
● 東京都麹町半蔵門にて整体活動中
（それぞれ外部リンク）
