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「塩分の摂り過ぎ」の何が悪い!?-塩分と身体の関係を分かりやすく解説

ご覧いただきありがとうございます。

おがちゃん先生です。

今回は「塩分の摂り過ぎ」について解説していきます。

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はじめに(身体の中の成分)

成人では、体重の約60%は水の重さです。

もう少し細かく分けると、このうち40%は細胞の中(細胞内液)、残り20%は細胞の外(細胞外液)にあります。

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また、体の中にはその他様々な物質が存在し、代表的なものとして「ナトリウム」と「カリウム」があります。

細胞の中には「カリウム」が多く、細胞の外(血液など)には「ナトリウム」が多く含まれています。

例えば、「汗」は血液の成分から作られているので、ナトリウムも含まれています(汗はしょっぱいといいますよね)。

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塩分の摂り過ぎの何が悪い!?

一般的な「塩分」には「ナトリウム」が多く含まれています。

そのため、塩分の多い食事(ラーメンなど)を摂ると、血液中のナトリウム濃度が高くなります。

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血液中のナトリウム濃度が高くなると、細胞内の水が→血管の方に引っ張られます(浸透圧の変化によって起こる)。

すると、血管内を流れる血液が増えます

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血管内の血液量が増えると、血圧は高くなるため「高血圧」となります。

これが塩っ辛いものを食べすぎると「血圧が高くなる」仕組みです。

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血圧が高いと良くないの?

高血圧」が続くと、血管・心臓・脳・腎臓などへ負担がかかります。

また、血管がボロボロになると、その他様々な臓器にも悪影響を与えてしまいます。

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まとめとアドバイス

ここまでをまとめると…

塩分の摂り過ぎ→血液中のナトリウム濃度が高くなる→血圧が高くなる→様々な臓器に負担がかかる。ということでした。

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そして、こういった塩分の摂り過ぎによる高血圧を予防するためには、「カリウム」を摂りましょう。

カリウムは「バナナやアボカド・ほうれん草など」に多く含まれていて、ナトリウムの排泄を促進する役割があります。

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参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

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