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50代以降は「内臓脂肪」が溜まりやすい?-"内臓脂肪"と"女性ホルモン"の関係!-

ご覧いただきありがとうございます。

おがちゃん先生です。

今回は「内臓脂肪と女性ホルモンの関係」について解説していきます。

今回の目次

  1. 女性のライフステージ
  2. 内臓脂肪が蓄積すると?
  3. 内臓脂肪と女性ホルモンの関係
  4. 内臓脂肪を溜め込まないために

1.女性のライフステージ

女性は、平均約50.5歳で閉経を迎えます。

この前後の約10年間を「更年期」といい、その前を「性成熟期」、その後を「老年期」といいます。

更年期は、女性ホルモン(エストロゲン)の変動により、体の変化が起こりやすい時期です。

具体的には、骨密度が低下しやすくなる悪玉コレステロールが溜まりやすいなどがあります。

上の症状は一例です。

今回は「内臓脂肪」に注目してみていきます。

2.内臓脂肪が蓄積すると?

内臓脂肪とは、腸を包み支えている「腸管膜」に付着する脂肪のことです。

皮膚の下にある皮下脂肪よりも、内臓脂肪が多い方が体に悪影響を与えやすいです。

内臓脂肪が蓄積している状態が続くと、下のような症状につながることがあります。

  • 血圧が高くなりやすい
  • 血管の老化が進みやすい
  • 血糖値を下げるホルモン(インスリン)の効きが悪くなり、血糖値が高くなりやすい
  • 関節痛が起こりやすい(※)

※内臓脂肪が蓄積すると、炎症性サイトカインという物質を多く分泌するため、関節に炎症が起こりやすくなります。

3.内臓脂肪と女性ホルモンの関係

更年期以降では、内臓脂肪が蓄積しやすいですが、その理由として下のようなことが考えられています。

  1. 運動量の低下や筋力の低下
  2. エネルギーの摂取と消費のアンバランス
  3. 女性ホルモン(エストロゲン)の低下
  4. 女性ホルモンが低下するため、男性ホルモンの割合が相対的高くなる

ちなみに閉経前でも男性ホルモンは分泌されています。

4.内臓脂肪を溜め込まないために

更年期以降に内臓脂肪が溜まりやすくなるのは「女性ホルモンの変動」だけではなく、運動量や筋力も関わっています

そのため、適度な運動(有酸素運動を中心に、筋力トレーニングを組み合わせる)が大切です。

また、栄養バランスをよく食事をとることも大切です。

YouTubeでも解説していますので、ぜひご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました!

身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

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