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【50代女性が知っておくべき"免疫力の秘訣"!】免疫力を高めるためのポイントとは?

ご覧いただきありがとうございます。

おがちゃん先生です。

今回は「特に50代女性が知っておくべき"免疫力の秘訣"」を解説していきます。

今回の目次

  1. 免疫とは?
  2. 免疫を担う細胞
  3. 50代以降の女性と免疫力
  4. 免疫力を高めるポイント
  5. 最後に

1.免疫とは?

免疫とは、細菌やウイルスなどから身体を守る仕組みのことです。

まさに「疫(えき)から免(まぬが)れる」ですね。

ちなみに、細菌ウイルスの違いはご存知でしょうか?

細菌…「生物」であり、栄養さえあれば自身で増殖をすることができる。

ウイルス…「生物と非生物の中間」のような存在で、増殖するには生物の細胞に入り込まないといけない。

2.免疫を担う細胞

免疫を担う細胞を「白血球」といいます。

また、一言で白血球といっても下のように様々な種類があります。

私たちの体内では、毎日3000〜6000個ものがん細胞が誕生しています。

それでも侵されないのは、白血球が毎日働いているからです。

例えば、異物が体内に侵入すると、好中球マクロファージなどが働いて除去をします。

それに対して、B細胞という白血球は「抗体」という異物を倒す武器をつくります。

3.50代以降の女性と免疫力の関係

①体温との関係

免疫システムは、体温が36.5度あたりで活発的に働くことができます。

そのため、体温が低い状態(冷え)が続くと免疫力が低下して、体調を崩しやすくなります。

そして、体温を保つためには「筋肉」が重要です(熱を産生させるため)。

50代以降の女性の場合では、筋力が低下しやすいため、体が冷えやすく、免疫力の低下に繋がる可能性があります。

②ストレスとの関係

ストレスが続くと「コルチゾール」というホルモンの分泌が促進されます。

コルチゾールは免疫機能の調節に関わっているホルモンです。

そのなかで50代前後(更年期)の女性の場合、ホルモンバランスの乱れから、ストレスを感じやすくなることがあります。

これにより慢性的にコルチゾールが増えて、免疫機能に悪影響を与えることが考えられます。

③生活習慣病との関係

女性ホルモンの減少は、血糖・血圧・コレステロール値などにも影響します。

例えば、女性ホルモンが減少すると、血糖値を下げる「インスリン」の効きが悪くなり、高血糖になりやすいです。

これにより血糖値が高い状態が続く(高血糖)と、白血球の働きが悪くなり、免疫力が低下します。

高血糖は「細菌が好む環境」ともいわれています。

4.免疫力を高めるポイント

【3.50代以降の女性と免疫力の関係】でも解説したように、体温が低い状態・ストレス・生活習慣病などは免疫力が低下します。

そのため、下のようなことに気をつけてみましょう。

  • 適度な運動(体力向上・筋力の向上のため)
  • ストレス解消(入浴・ヨガ・リラクゼーションなど)
  • 食物繊維をしっかり摂る(高血糖の予防)
  • 良質な油を摂る(オメガ-3脂肪酸など)
  • 抗酸化物質を摂る(体内の老化を抑制する)
  • タンパク質をしっかり摂る(食事誘発性熱産生といって熱の産生を促進する)など

他にも、肌や喉の乾燥を予防することも免疫力には大切です。

5.最後に

50代前後はホルモン分泌が変動しやすい時期です。

改めて、生活習慣を見直して、免疫力を高く保てるように心がけましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました!

身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

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