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「肝臓が悪くなる」と「血糖値が乱れる」?-肝臓と血糖値の"意外な関係"とは!-

ご覧いただきありがとうございます。

おがちゃん先生です。

今回は「肝臓」と「血糖値」の関係について解説していきます。

今回の目次

  1. 血糖値とは?
  2. 血糖値と肝臓の関係!
  3. 肝臓が悪くなると血糖値が乱れる?
  4. 血糖値を上手にコントロールしよう!
  5. 最後に

【1】血糖値とは?

血糖値」とは、血液中にどれくらい糖(ブドウ糖)があるのか?を表した値です。

血糖値が高い状態を「高血糖」、血糖値が低い状態を「低血糖」といいます。

下の動画では「アニメーション」で解説していますのでぜひご覧ください。

【2】血糖値と肝臓の関係!

肝臓は、糖をたくさん繋げて、グリコーゲンという形で蓄えています。

また、脂肪などのもともと糖ではないものから糖を作る糖新生)こともできます。

例えば、食事をすると血糖値が上がります。

そして、すい臓からインスリンが分泌されて、主に肝臓に取り込まれて、血糖値が下がります。

血糖値はこのように変動しています。

【3】肝臓が悪くなると血糖値が乱れる?

肝臓が悪くなると、食後に血液中の糖を取り込むことができません

そのため、上がった血糖値を下げることができないので、血糖値が高くなります食後高血糖)。

食後高血糖は血管に負担をかけ、動脈硬化を進行させます。
食後高血糖は血管に負担をかけ、動脈硬化を進行させます。

また、空腹時(血糖値が低い状態)では、糖を作ることできず、低血糖を招きやすくなります。

食後は高血糖となり、空腹時は低血糖になりやすいです。

本来、血糖値はゆるやかな変動をしますが、肝臓が悪くなると血糖値の変動が激しくなります。

この状態は、インスリン(血糖値を下げるホルモン)を分泌する、すい臓に負担をかけてしまいます。

また、すい臓の機能が低下すると、慢性的に高血糖になりやすいです。

【4】血糖値を上手にコントロールしよう!

血糖値の変動が大きくならないように、下のようなことに気をつけてみると良いでしょう。

  • よく噛んで食べる
  • 食物繊維をしっかり摂る
  • 筋力の向上
  • 食後に軽いウォーキング
  • 肥満の解消(ダイエット)
  • 肝臓への負担を減らす(禁煙・節酒など)
  • ストレス解消など

ストレスは、肝臓でのグリコーゲンの分解を促進して血糖値を上げます。
そのため、ストレス解消も大切ですね。

【5】最後に

ここまで解説したように、肝臓は血糖値と大きく関わっています。

そして、肝臓は「沈黙の臓器」ともいわれていて、肝機能の低下が大きく進行するまで自覚症状が現れにくいです。

そのため、日頃から生活習慣を整えて、肝臓の負担を減らすことが大切ですね。

最後までご覧いただきありがとうございました!

身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

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