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「更年期以降の女性」が意識すべき5つの生活習慣!-50代以降の快適な生活のために-

ご覧いただきありがとうございます。

おがちゃん先生です。

今回は【「更年期以降の女性」が意識すべき5つの生活習慣】を解説していきます。

今回の目次

  1. 女性のライフステージについて
  2. 女性ホルモンと様々な臓器
  3. 「更年期以降の女性」が意識すべき5つの生活習慣
  4. 最後に

【1】女性のライフステージについて

女性は、年齢に応じて「女性ホルモン」の分泌が変動します。

思春期から徐々に増え始め、性成熟期(20-40歳頃)では最も多く、更年期以降(50歳以降)では徐々に低下します。

更年期とは閉経を挟んだ前後約10年間のこと。個人差はありますが、閉経の平均が50.5歳のため、45〜55歳頃が更年期の目安となります。

特に、更年期では「閉経」を迎えることで、女性ホルモンの分泌が大きく低下します。

このような女性ホルモンの変動が大きく関わって起こる不調が「更年期障害」です。

【2】女性ホルモンと様々な臓器

女性ホルモンは、乳房や女性生殖器以外にも、骨・肝臓・血管など様々な臓器と関係しています。

例えば、骨の代謝を調節したり、肝臓において悪玉コレステロールの合成を低下させたりします。

では、女性ホルモンの変動が起こりやすい更年期以降の女性が、意識すべき5つの生活習慣をみていきましょう。

【3】「更年期以降の女性」が意識すべき5つの生活習慣

①カルシウムやタンパク質をしっかり摂る

女性ホルモンが減少すると、骨の代謝サイクルが変化して、骨が弱くなりやすいです。

そのため、骨の材料である「カルシウム」をしっかり摂りましょう。

また、タンパク質は筋肉やホルモンの材料でもあります。

タンパク質が不足すると、筋力低下やホルモンバランスの乱れに繋がるので注意しましょう。

②メンタルケア(ストレス解消)をとりいれる

50代・60代というのは、ホルモンバランスの乱れだけではなく、社会的・環境的・身体的な変化が起こりやすい時期です。

例えば下のようなことがあげられます。

  • 転職・退職
  • 老後の不安
  • 親の介護
  • 子供の巣立ち
  • 体力の低下から疲れやすいなど

そのため、定期的なお茶会やご飯会・趣味・エステ・マッサージ・家事を無理しないなど、自分なりのストレス解消を持つと良いでしょう。

③適度な運動

心肺機能が低下すると、疲れやすくなります。

疲れやすくなると、運動をする気力が落ちて、より体力や筋力の低下に繋がってしまいます。

そのため、無理のない範囲で適度な運動を心がけましょう。

【ポイント】
1日の歩数を増やす」ことも良いですが、「少し息が切れる程度の運動」をすることで、心肺機能の向上にも繋がります。
また、運動で一番大切なのは「楽しくできること」です!

④"質の良い"油を摂る

脂質は、大きく「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けられ、後者の方を摂ることがおすすめです。

  • 飽和脂肪酸…固まりやすい油で、肉などに多く含まれ、生活習慣病のリスクを高める
  • 不飽和脂肪酸…固まりにくい油で、魚・オリーブオイル・ナタネ油などに多く含まれ、美容効果も期待されている。

不飽和脂肪酸は健康に良い油とされていますが、あくまでも"脂質"でカロリーが高いので、"摂り過ぎ"には注意しましょう。

⑤定期的な健康診断

50代以降では、ホルモンバランスの変化などから、骨粗鬆症・脂質異常症・糖尿病などが起こりやすいです。

また、更年期障害の症状は「甲状腺の異常」とも似ている部分があるため、定期的に健康診断を受けることが大切です。

この5つが更年期以降の女性が意識すべき、おすすめの生活習慣です。

【4】最後に

更年期に起こる不調(更年期障害)は、60歳頃に症状が落ち着いてくることが多いです。

しかし、自覚症状が落ち着いたとしても、40代前と比べると、生活習慣病の発症リスクは高くなるので注意しましょう。

前述したように、50代以降は社会的・環境的・身体的な変化が起こりやすい時期でもありますので、今回紹介した5つの生活習慣を心がけるようにしましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました!

身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

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