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「心肺機能が低下する」とどうなる?-心肺機能を高めて"疲れにくい"身体を!-

ご覧いただきありがとうございます。

おがちゃん先生です。

今回は「心肺機能」について解説していきます。

今回の目次

  1. 心肺機能ってなに?
  2. 心肺機能が低下すると?
  3. なんで心肺機能が低下するの?
  4. 心肺機能を高めよう!
  5. 最後に

【1】心肺機能ってなに?

心肺機能とは、その名の通り「心臓と肺の働き」こと。

いわゆる、肺で取り入れた酸素を、心臓がポンプとなり、全身に送りだす働きです。

☆心臓と肺の血液循環(体循環と肺循環)を詳しく知りたい方は、下の動画をご覧ください。

【2】心肺機能が低下すると?

心肺機能が低下すると、全身の組織に「酸素」や「栄養」を十分に届けることができません。

これにより、下のような症状が現れることがあります。

  • 疲れやすい
  • 息切れ
  • 立ちくらみ
  • むくみ
  • 体重の増加
  • 腎機能の低下など

上記のように心臓の働きが悪くなると、腎臓への血流が悪くなり、腎臓の働きも悪くなりやすいです。
心臓と腎臓は"持ちつ持たれず"の関係です。

【3】なんで心肺機能が低下するの?

成人の安静時で、心臓は1分間に約60〜80回の収縮を繰り返しています。

それを止まらず、ずっと繰り返しているわけですから、どうしても加齢とともに機能が低下しやすいです。

しかし、そこに下のようなことが加わると、心肺機能がより低下しやすいです。

  • 運動不足
  • 喫煙
  • 慢性的な呼吸器疾患(喘息など)
  • 高血圧
  • ストレス
  • 肥満
  • 免疫力低下による感染症など

そのため、生活習慣の乱れは心肺機能の低下に繋がってしまいます。

【4】心肺機能を高めよう!

心肺機能を高めるために、一番大切なのは「適度な運動」です。

目安としては、少し息が切れる程度の強度で、30分以上を目標にしましょう。

〈運動のポイント〉
・「ウォーキング(歩く)」は色々なメリットがありますが、できたら"少し息が切れる程度"の負荷はかけられると良いでしょう。
激しすぎる運動は、心臓に負担がかかってしまうので、あまりおすすめできません。

そして、血圧が高いと心臓への負担が大きくなるため、「塩分の摂り過ぎ」には注意して、野菜をしっかり摂りましょう

また、血圧の管理には、禁煙ストレス解消も大切です。

ストレスが続くと、心拍数を増やしたり、心臓の収縮する力(心収縮力)を強くします。
この状態が続くと、心臓の働きが悪くなり、心肺機能が低下してしまいます。

【5】最後に

私たちが元気に、健康に動くためには、栄養と酸素から作られる「エネルギー」が必要です。

そして、エネルギーを作る材料を運ぶために「心肺機能」が大切です。

これを機会に、ぜひ「心肺機能」に目を向けていただけたら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

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